第9話「ギャグセンス無限高校!バレーで笑わせて勝つ奴ら

全国大会ベスト4目前――

どん底高校の前に立ちはだかるのは、今大会最も謎に満ちたチームだった。



対戦校:


🎪ギャグセンス無限(むげん)高校バレー部🎪

愛称:「笑撃のスパイカーたち」



学校紹介:


・1日6時間のギャグ授業(数学の代わりにボケ学)

・試合中の笑いの量も評価対象

・“笑わせたら勝ち”というルールを独自に信じている(誰も止めない)


ミライ:「もうやだこの大会……!」



登場キャラ紹介



🎤キャプテン:笑福 破天(しょうふく はてん)


・ポジション:ボケ&スパイカー

・必殺技:「ギャグトス・からのダジャレスマッシュ」

→ トスする前にダジャレを放ち、相手の思考を完全停止させる。


例:「いくぞ!『アナタにスパイク、穴開けちゃうぞ!』」→ イサムが素で吹き出す。



🎭副キャプテン:変顔寺 マスク(へんがおじ・ますく)


・レシーブ中、顔面変形芸で相手の集中力を奪う。

→ サーブを受けた瞬間、「鼻から小鳥!」の顔芸。


トオル:「うぅっ…プリン食べながら笑って窒息しかけた……!」



🎨リベロ:漫画地 つくし(まんがち・つくし)


・プレイ中に巨大なホワイトボードを持ち出して自作漫画を披露。

→ スパイクを止める代わりに、「今朝のトイレ事件4コマ」を描き出す。


田所:「……面白ぇ、悔しいけど面白ぇ……ッ!」



試合開始!


審判:「えー、本試合は通常通り、ギャグ禁止でお願いします。」


笑福:「……それは無理。」


\ボーン!!!/(爆竹演出)


ミライ:「入場の音が爆発なの何⁉」



第1セット:笑いの洪水


試合開始と同時に、笑福がサーブしながら


「このボール、実は俺の丸めたラブレターなんだ……って嘘だよ!」


イサム:「やべぇ、変なとこで動揺した……!」


→ スパイクを打たれた瞬間、マスクが観客席に向けて「ムンクの叫び顔」!


→ 審判も吹き出してジャッジを見失う。



対抗策:真面目という最大のギャグ


ミライがひらめいた。


ミライ:「よし……こいつらに“常識”でカウンターする!」



・イサム:教科書通りのプレー&冷静な顔

・田所:筋肉の名称だけを叫びながらスパイク(「大腿四頭筋!!!」)

・トオル:プリン断ちで真顔プレー(←めっちゃ貴重)


→ するとギャグセンス無限高校が、逆に混乱し始める。


漫漫画地:「……なんだこの……“普通”ってやつ……怖い……」



最終ラリー:魂のギャグ対決!


笑福:「じゃあこっちも本気だ……!出すぞ、封印していた三段ギャグスパイク!」


1. スパイクの途中でカツラが飛ぶ

2. 服の中から「今日の献立」の垂れ幕

3. スパイクボールが巨大カエルのぬいぐるみに変化!


\客席:爆笑の嵐!!!!/



しかし!

イサムがギリギリでぬいぐるみを正拳突きレシーブ!


ミライ:「今のバレーじゃないけど、最高にかっこよかった!!!」



ボールが跳ね返り、トオルが叫ぶ!


「俺の分まで……お前ら笑ええええぇぇぇ!!!!」


→ 笑福の顔面にクリーンヒット!


\ピィィィィィィィ!!!/



勝利!!!!


どん底高校、爆笑の海を越えてベスト4進出!!!!


笑福:「お前ら、真面目すぎて逆にウケたわ……また勝負しようぜ。今度は文化祭でな!」

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