このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(83文字)
読み始めは静かで、SNSが手放せない若者のちょっとした肝試し程度かと思っていたのですが、ページをめくるごとにじわりじわりと、日常の裏にある〝黒さ〟が滲み出してきました。 最後の「◯れる」という設定には、ぞっとすると同時に、なるほどね……と納得するものがあり、みじかいのにしっかりとした怖さでした。 暑い夏の、ちょっとした間に読んでみてください。