人生を見る、見届ける物語。
死ぬまでの、これからの、これまでの、それぞれの人生を見ていく物語です。
彼、彼女たちの人生とその描かれ方を見た時、作品世界の幻想的な描写と登場人物が時折見せる現実的な感情の動きに心が波打ちました。
これはこの作品の登場人物に対する私の勝手な考えですが、ただそこから見ていて聞いていて欲しい、そう望まれているような気がしました。
けれど、私がその内容を誰かに伝えることは望まないと思います。誰しも自分の過去を勝手に語られたくはないでしょう。
これは彼や彼女の生きた物語であり、同時に彼や彼女だけの人生である、そう感じさせられる作品です。
以下、作者様に向けて。
作者様の読者への手紙とこの作品を読んだ時、とても心を動かされました。
このレビューで不愉快な思いをされましたら大変申し訳ございません。