第1話このスキル何?

「え、えぇ?!ちょ、ちょっと待ってくれよ!!女の身体って……どういうことだよ!!」

 いやいや……考えろ考えろ……

 転生って……こんな雑なの?せめて服とか……ないのか?

 いや、絶対こんな状態で歩けるわけない……


 てか俺の声めっちゃいい声になってる気がする、言ってしまえばかわいい系の声?


 これが、喘いだらいい声になりそうって……何考えてたんだ俺……


 いや、こういう時は私か?知らん、そういうことは……


 まあ、でも……こういう時はステータスとかがあるはずだろ。

 ステータスさえ見れば……


「ステータス!!」

 何も反応しない……

 ですよね……それじゃあ……なんて言えばいいんだこれ……


「うーん……困ったな。こういう異世界モノでステータスが見れないのは痛手すぎる」

 それなら……なんだ?何ならいいんだ?……うーん……って……

 考えてたらおしっこしたくなった……

 いや、待て……この状況で見れたら……すごいよな。


 ま、まあそれはいいとしていつでも出来るところに移動しよう……

 いやもう、ここでしちゃった方が……

 うーん……うーん……

 いや、ここでするか……


「す、ステータス……」


 <もっと吐息混じりで>


「わぁぁぁ?!だ、誰!!」

 咄嗟に体を隠すがどこにも声の主は居ない。

 いや、居ない方がいいんだが……


 <私はあなたのサポートのためにいるイアと申します。もう一度!吐息混じり、我慢してる感じで……>


 こういう時にふざけられましても……って、ふざけてないんだろうな……

 くっ……万事休す……こんなの、アニメ化した時にとんでもないシーンになるだろ……

 股抑えて頬赤らめた中身おっさんがステータスとかいうシーン見たいか?!


 俺は見たいね!!ってことで……


「す、はぁ……はぁ……す、すてー……たす……♡」

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 亜紀拓真レベル1(17歳)(ネーム変更)

 スキル・せ〇く〇・殴る・蹴る・精〇吸〇


 エクストラスキル・エナジードレイン

 ■■付与


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「見れたー!!!!あっ……」

 見れたことに嬉しくて勢いよく、立ってしまったら……

 力が抜け……

 湖に、思いっきり出してしまった。


 あは……あはは……


 最悪だ……

 羞恥心しかない。


 これは、ほんとに……困ったもんだ……


 三十になったのに……死んで異世界で失〇なんて……

 ありえなさすぎだろ……


 なんてこと考える前に服きたいな……そろそろ寒くなってきた……

 って……あれ?

 これ、布の服だよな。どうして?


 <サービスです>


 サービスって……


 <サービスです>


 すんごい圧感じるんだけど……ですよね……

 まあ、そういう事にしますか。


 でも……うん、なんというか……下がスースーする。

 スカート履くとこんな感じって言うけどほんとにそうなんだな。


 <そういえばスキルはお試しにならないんですか?>


「そうか、スキル……」


 何があったっけな……

 たしか、せっ〇すがあったけど……それってなんだろ。


「とりま……せ〇くす!!」


 しーん……


 あれ?

 ちょっと待ってくれよそれは恥ずかしすぎない?

 それじゃあもう一度か?


 <……>


「イアさんが黙ってるってことは……えぇ……またやるの?」


 <はい♡>


 声がえろくなった……

 いや、さっきから可愛い声だなとは思ってたけど……

 どうするんだこれ……

 吐息たっぷりに言えばいいのか……?


 まあ……それでいいなら……

 いいんだけどさ。


「はぁ……はぁ……せ、せっ……〇すってうわ眩し?!」


 目の前が純白に包まれる……

 これは……何が起きたというのか……!!

 いや、これがこのスキルの力なのだろうか……


 てかめっちゃ眩しくなってきたな!!


「え……」

 出てきたのは……


 数体の男女だった。

 しかも全裸の。

 そんな説明でいいのかとか思われるが実際そうなのだ。


 見た感じ男は毛は剃ってあって女はあるな。俺の性癖ドンピシャって感じだ。まあどうでもいい。


「男の方は体どうなってんだろ……」

 触ってみてわかった。

 ゴツい……ごつくて……なんか……その、変な気分になりそう……

 多分……胸板が凄いからかな?

 それか……このち○ち○がすごいからかな……


 やばい……これは……ほんとにまずい!!


「す、少しだけなら……」

 そう思い……

 俺は……俺は……


 男のあれを持って……


 自分の中に……


 バチンっ……


「い"っ"……ぐぁっ……!!」

 また……いや……いきなり……失〇した……

 な、なにこれ……どういうことよ……意味がわからんのだが?

 というか……これは……凄い痛いんだが……


 <はぁ……何しようとしてるんですか>


「な、何しようとって……痛た……あれ?呼び出したやつら全員消えてる?!」


 <当たり前です、貴方がBANされそうなことしたんですから>


「BANって……大袈裟な」


 <大袈裟じゃないです。あなたね?ほんとに私が管理してないとやばいことしかしなさそうですね>


「うっ……」


 <まあ、身体が作り出せる能力が貰えたら私を付与してもらいますか……>


「わかりました……」

 そう反省してると……


 ガサッ……となんか音がしたな。


 なんだ?何かきてる?


 <敵です!!5体!!>


「て、敵?!」


 こんなタイミングで?!

 腰も抜けそうなのに?!


 to be continued

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