第3話 優男の名前

2時間目はどうせ、学期初めなので大したことをしないと思って海斗とどう会おうか、考えてたらいつのまにか学級委員にされてた。

アニメとかでそういうことが起きることはわかるけど、ここは現実やぞ?決まったことは仕方ないけど。


「はーい、今日は放課後、掃除の代わりに委員会があるから、後ろにポスター貼っておくから見てね」


チャイムがなる前にそう言われた。どうせ、部活も何もないし、暇だからいいけど。

それより海斗。休み時間は10分しかないから確認しに行くなら時間が少ない。

この学校は最高階から2年、3年、1年。

まじで時間がない。

教室を出ようとしたところ、とある人物に引き留められた。


「高嶺くん。今いい?」

それはさっきいいバイトを紹介してくれるって言ってくれた。優男くんだ。


うたは渋々悩んで、


「うん、いいよ?」

ーいいわけないだろ。さっさと海斗に会いたいんじゃ。


「良かった。それじゃ、さっき言ったバイトのことなんだけど、、、」

優男くんは何故か照れ始めて、

「うちの知り合いにバイトを募集してるところがあるんだ。興味があるなら、聞いてみるけど。」


「コネで入れるのかな?」


「僕はその知り合いに仲良くして持ってるからね。もしかしたら。」


「どんな店?飲食?」


「飲食」


「行く!」


即決。

コネ入れるかもしれない+飲食だと賄い出るかもしれないし。一人暮らしには最適なバイト。賄いが出なかったら即辞めだけど。


「場所は?」

「朗詠商店街の中に路地裏があって、、、って、店名と地図教えた方が早いね。」

と言いながらスマホを出してきた。


「、、、くれるの?」

「なわけ。」

「そりゃあな」

「連絡先交換しようよ。地図送るから」

「りょうかい。」


と、一連の流れをして交換した。


ー間宮 優ー


それが彼の連絡先に書かれてた名前だった。


「間宮くん?」

「名前伝えてなかったね。そう、僕は間宮優、優でいいよ。」


名前まで優男を感じてしまった。


「地図と店名教えたから、知り合いとコンタクト取って進展があったら教えるね」

「ありがとう、優」

そう伝えたらそさくさとどっかへ行ってしまった。


時計を見てみると、もう予鈴がなる頃。対話って結構時間食うよな。

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