筆者の知る「ある人物」
さて、実は斯くいう筆者も、おそらくこの女流漫画家と同種と思われる「夢占い師」に付きまとわれたことがある。初めに断っておくが、筆者は怪しげな夢占いとか、超常現象を巻き起こすスピリチュアルとか、そういう禍々しい現象には一切興味はないし、興味を示してはならないというスタンスだ。筆者は理系畑の出身であり、人智を超えた霊的在が特定個人に何らかの特別な霊力を授ける事象に関しては肯定も否定もしないが、興味もないし気味が悪いので距離を置きたい、というスタンスである。フィクションの中の物語としては楽しむが、現実世界には一切持ち込まないし、持ち込んではならないという信念がある。
のだが、どうしてか幼少の頃よりこのような超能力者を自称したり、自身は霊的に特別な人間であると妄信する輩に一方的な好意を抱かれ、接触されることが大変多かった。そして、そのような輩の中で筆者に対し、最大級の被害を与えた人物こそが、以下単に「彼女」と称する、この厄介な夢占い師であった。
なお、本件は創作ではない、歴とした実話ではあるが、筆者はとあるインド発祥の新興宗教の信者(本件とは無関係)により命を狙われている身であり、迂闊に身元を喋ることは控えなければならない都合上、事実の多くを伏せて語らせていただくことをご容赦願いたい。また、本文の執筆目的は、前述の女流漫画家とこの夢占い師を断片的な情報で「同族」「同類」と断じて批判したり、就中その人格に何らしかの疑義を呈することではないし、その意図もない。ただ、筆者が彼女より受けた被害の全容を語ることが、このような科学的根拠を示すことのできない「黒魔術」「占い」の類に、世間は、そしてその世間を構成する個々人である読者の皆さんはどう向き合うべきか、という道標となりうるとの観点から執筆を決意した次第である。
それ故に、特定個人への「批判」を自称した誹謗中傷を目的に筆者の文章を引用したり、就中筆者の文章をそのような意味に曲解して拡散し、仲間を募るなどの行為は厳に慎んで頂きたい。万が一、そのようなことをした人物により筆者に何らしかの経済的損失が生じた場合、その損失はきっちりと求償させていただく所存である。
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