【デートプラン対決!】
ある日、White Manorに突如届いた一通の手紙。
「ご主人様には、今度の休日に“デート”をしていただきます」
送り主:阿久津りく(発起人)
審査員:白鳥ゆき(つまり本人)
阿久津「“誰が一番ご主人様を楽しませられるか”を、実践形式で競います」
主「待って、それ俺が疲れるやつじゃん!?」
伊織「問題ありません。ご主人様の体力管理は、私が完璧に行います」
◆伊織はるかのデート:「護衛付きアクティブ散歩」
伊織「まずは屋敷の庭園を一周します。私が前を歩きますので、危険はゼロです」
主「いや、散歩っていうより軍事行動みたい…」
(その後、体幹トレーニング→プロテインカフェで休憩)
伊織「心拍数正常。ご主人様、最高のリラックス状態です」
主「俺の知らないリラックスだった」
◆黒瀬れいのデート:「静寂と紅茶の午後」
黒瀬「……今日の予定は特に入れていません。 ただ、一緒にソファに座って、紅茶を飲んで、時々話すだけです」
(※カップを持つ黒瀬の横顔が美しすぎて緊張するご主人様)
主(この沈黙、落ち着くけど緊張感やばい…黒瀬の圧が…)
黒瀬「……また明日もこうしましょう?」
◆咲だいちのデート:「遊園地貸切デート」
咲「全部貸し切ったよ!ジェットコースターも観覧車もゆき様のもの〜!」
主「スケールおかしい!あれ俺の名前入ってない!?」
(叫びながらも楽しそうなだいちに、つい笑ってしまうご主人様)
咲「ゆき様の“楽しい”は俺のバロメーターだから!」
◆広瀬かけるのデート:「夜の美容サロン・貸切」
広瀬「ご主人様の美しさ、俺が最大限に引き出してみせるから。 照明も音楽も、全部“あなたの肌が映える”仕様にした」
(※タオルで前髪をとめられ、フェイスパックされながら見つめられる)
主「……俺、今とんでもない美の現場にいる気がする」
広瀬「ちゃんと“恋される顔”に仕上げるから、覚悟してね」
◆阿久津りくのデート:「知的好奇心ツアー」
阿久津「今日は“ゆき様の知らない世界”を見に行きましょう。プラネタリウムから、静かな書店へ」
主「なんか…すごい落ち着くし、俺の趣味めっちゃ把握されてる…」
阿久津「今日は勉強じゃなくて、“感性の刺激”が目的なので。ただ一緒に、星を見るだけです」
◆レイリーのデート:「俺のファッションショー」
レイ「ゆきくんが着る、最高のコーデを準備してきた! まずはこれ!次はこれ!って感じでデートというか着せ替え大会!」
(テンションが上がりすぎて、白鳥がモデル役にされる)
レイ「似合いすぎて心臓止まりそう。やばい。…もしかしてもう好きかも」
主「“もしかして”じゃないよね!?」
◆本橋りょうまのデート:「優雅なクルージングランチ」
本橋「ゆき様、海の風が似合います。…今日はご一緒に、夢の中のような時間を」
(豪華な料理、ピアノの生演奏、完璧なホスピタリティ)
本橋「ランチはもちろん、“ゆき様の笑顔がよく出る味付け”にしてあります」
主「俺、今日ちょっと王族だった?」
◆友野こうきのデート:「ご主人様写真集撮影ツアー」
友野「今日は“ゆき様の魅力を引き出すロケ地巡り”やで〜!牧場に、古民家に、最後は観覧車や!」
(カメラ片手に暴走しながら、ツーショットも忘れないこうき)
友野「この一枚、ポスターにする!?大判で飾ってええ?」
主「やめて!?寝室に貼るのだけはやめて!?」
◆そして審査タイム
主「えっと…どれも本気すぎて…選べない…てか選んだら絶対誰か病む…」
阿久津「なので、今回の結論は――」
**「すべてのデートを、週替わりで行う」**ことに決定!!
全員「異議なし!!!!」
――こうして、ご主人様の休日は、 (過保護すぎる)執事とのスケジュールでびっしり埋まっていくのであった。
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