婚約破棄された悪役令嬢の再起。契約結婚相手は無愛想な辺境伯。でも、私の内政チートで彼も領地も大変貌！いつの間にか私が世界の中心でした

登場人物紹介

イザベラ・フォン・ヴァイス

本作の主人公。才色兼備の公爵令嬢。聖女アリアの策略により「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と国外追放を宣告される。その衝撃で、前世が日本の有能なキャリアウーマン「佐伯伊織」だった記憶を取り戻す。逆境に屈しない強い心と、前世の知識を武器に、新たな人生を切り拓いていく。

ゼノ・フォン・シュヴァルツ

本作のヒーロー。王国の最北端「冬の領地」を治める辺境伯。「氷の辺境伯」の異名を持つ元王国騎士団長で、その実力は王国最強と謳われる。無口で無表情だが、領地と領民を深く愛する責任感の強い男。追放されてきたイザベラと、互いの利益のための契約結婚を結ぶ。

レオナルド・フォン・リヒト

王国の王太子。見た目だけは良いが、中身は空っぽで自己愛の塊。聖女アリアの言葉を鵜呑みにし、長年の婚約者であったイザベラを何の躊躇もなく断罪し、追放する。

アリア

現代日本から「聖女」として召喚されたとされる少女。自分の立場と可愛さを最大限に利用して、周囲を振り回す。その力の源は、古代の魔力増幅アーティファクトであり、真の聖女ではない。