【『一確狙撃』スピンオフ作品】人類唯一の怪盗である俺が、吸血鬼の君を救う無二の方法。

EXPLOSION999

恋と新月の挑戦状

あらすじ 第一章

化け物殺しのデスゲーム。『怪盗ゲーム』。

最高の娯楽であるそのゲームは、もはや日常の一部と化していた。

『警察』による『怪盗』の蹂躙。

一般人まで広く広がったその文化は、歪ながらもその形を残し続けていた。


人類唯一の『怪盗』。佐藤さとう あまね。そして、その助手であり、吸血鬼。水宮みなみや しずく


二人は最強の『怪盗』として、あらゆるものを盗み出してきた。


「今宵もまた、この世の宝石箱を開けるとしよう………………」

「ねえ。本当に。やめてよそれ。恥ずかしいから」


しかし、そんなデスゲームを蹂躙する二人の元へ送られた一通の挑戦状。


『一月後。狼の出る館で、あなたの一番大切な物を奪う。 怪盗W』


怪盗はいつでも完璧じゃないといけないのさ。なぜならそれは……………

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