第8話 たまりし疲れを表に出したものの正体は、何?

 11月3日。

 明治天長節にして日本国憲法公布記念日。文化の日ともいう。


 まあそれはともかく、本日は祝日。疲労に襲われた。

 話は、そこからである。


 何がそんなに私の身体に疲労を刻んだのか。そんなことは今さら問うても無駄である。とにもかくにも、昨日には出ていなかったはずの疲労が一気に噴出した。

 何か、やりつけないことでもやったか?

 その視点に立てば、思い当たるふしがいくつかないわけではない。

 まず、昨日はNOTEの有料記事を作成した。これは確かにこれまでやったことのないことであった。無論、それは業務上の進歩を意味している。購入者がいたかどうかは、今はさしあたり問題ではない。とにかく、次に打つべき手段が増えたことなのであるから、そこは認めておけばいい。


 もう一つ。これは本当に久々なのだが、昨晩は、ビールを控えめにしてワインを飲んだ。ボトル1本分の、酸化防止剤無添加の濃い赤ワイン。この1ないし2カ月ほど、確かにワインを飲んでいなかった。以前は、ビールロング缶1本とワイン1本という飲み方をしたことも普通にあったが、このところワインを飲んでいなかったのは確かで、これは久々にやりつけないことをしたということにはなる。


 ということは、これは、どういうことを意味しているのであろうか。

 私は、この疲れを少し外に出てくることに解決の糸口をつかもうとした。外に出たことによる効果はてきめんとまでは言えないが、一定の効果はあった。私はサウナのあるスーパー銭湯に行った。サウナは、少し軽めでやめておいた。だが、しっかり汗はかけた。その後、一杯飲もうにも飲む気が起らず、飯を食う気力もそうそう沸かず、少し困り果てた。コンビニで、小型のペットボトルのコーラを飲んだ。もともとコーラは薬でもあった。それを見越して、飲んだのだ。

 確かに、そういう気持ちで飲むと、いくらか精神状態は回復した。それで、さらに街中に出向き、よく行く喫茶店のランチを頼んだ。オムカレーの大盛にした。あとでアイス珈琲をつけて、1020円。何だかんだで、カレーなら食べることができたということで、腹も膨れた。その数軒隣のドラッグストアでも、自宅の仕事場に使い出のある88円税込のファイルを見つけ、それも買った。うまいこと組合わせてピッタリ600円にできた。袋は1円。これは、あとで紙のリサイクルに持っていくためのものである。だから、一番大きいものを指定した。ただ入ればいいというものではないのである。


 そして私は、約4時間の外での策動を終え、自宅に戻った。少し安楽椅子で仮眠をし、動画をしばらく見た後、仕事を再開した。それから約1時間少々、もう1台のパソコンで動画のグレン・ミラーオーケストラの音楽をかけっぱなしにしながら執筆に戻れた。体調のほうは本調子ではないが、昼頃よりはまともになった。

 今日はもう、酒は飲まずに寝るつもり。


 ひょっとして、私の隠れた疲れを表に出してくれたのは、昨日の1本の濃い赤色の葡萄酒かもしれない。

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