じじとばば~ある家族の二年間
天柳李海
元気だったばばが言った『背中が痛い』
【2023年・1月】
それは突然、ばば(母)の身に降りかかりました。
背中が痛いというのです。
自力では起き上がれず、隣に布団を敷いているじじ(父)を夜中に起こし、トイレに連れて行ってもらわねばならないほどに。
ただならぬ痛がり方でした。
すぐさま、じじに連れられてかかりつけの整形外科病院へ。
診断は腰をコルセットで固定して、様子見って言われたらしい。
いやいや。様子見って??
介助なしでは歩けない程の痛がり方なのですよ!
そこでじじが、昔肩の手術をした総合病院へ連れて行くと――。
先生
「背骨が折れていますね」
なんですと――!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます