甘え上手な君を愛してやまない
恋文春奈
第1話
もうすぐ帰るね!君へメール。電話もしとこ!
「もしもしー美織今帰るねー」
「美織?」
「響生……」
「どした?」
「寂しい…」
電話ごしに彼女は泣いていた。
「大丈夫、今行くから。あっ着いた。じゃあ切るね。」
「うん…」
ガチャ
「ただいまっ」
「響生っ」
すぐに俺は抱きしめた。
強く、強く思いが伝わるように。
「寂しかった」と彼女は泣いていた。
「なんかあった?」
「ううん、なにもないけど…響生に会いたくて、触れたくてしょうがなかったの…」
そんなの俺のセリフなのに…。
朝会ったきり
「俺も会いたかったよ、俺だって一日中美織の事考えてた」
君が嬉しそうに笑うから一度キスをした。
「もっと…キス…してほしい…」
「可愛すぎ」
君に甘い甘いキスをする。
これ以上は俺だってほしくなるから大切な君だから。
「明日二人とも休みだしさソファで映画でも観る?」
「観る!」
元気になった君。
可愛いパジャマ姿の君はお風呂を済ませたみたい。
「じゃあ俺入ってくるから、あ!一緒に入る?」
「響生くんやだ!もう入った!」
なんていじわるを言うと急に距離を置かれた。
くん付け、可愛すぎ。
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