妖刀
「それじゃ、行ってらっしゃい」
水花がそう言うと
「行ってくるね」
氷花はそう言い
「水花も気を付けてね」
未来はそう言う
そして2人を乗せた車は出発したのであった
「先生が来るまで一時間、、、ちょっと念入りにお化粧しよ」
水花は家の中に戻るのであった
1時間後
「よし!完璧」
化粧が終わると同時に
ピンポーン
インターホンの音が聞こえた
「先生だ」
水花は玄関に向かう
ガチャン
「おはようございます、先生!」
「お、おはよう、、、インターホンで確認しろよ。お姉さんの影響で水花はいつ狙われるかわからないんだから」
零斗がそう注意すると
「いや、、、そんな独特な排気音がする車、先生以外いませんよ」
水花は呆れた様子でそう言う
「、、、ところで、、、あぁ、すまん。伝え方が悪かったな」
「え?何がですか?」
「どこかの施設に言って刀を持つためのライセンスを取りに行くわけじゃないんだ」
「え?ならどうやって」
「免許ならここにある」
零斗は一枚のライセンスを見せる
「え?!」
「今から俺が刀を持つという危険性や扱いを教えたら渡す感じだから、、、そんなバチバチに化粧決めなくて大丈夫だったんだよな」
零斗は気まずそうにそう言う
「、、、あ、そうなんだ」
1時間念入りに化粧をした水花は落ち込んだ
「まぁ、、、無駄ではなかったぞ。俺は水花の可愛い姿見れたし、、、ちょっと教えれることある」
そんな水花に零斗は笑みを浮かべてそう言うのであった
「教えれること?」
「ひとまず駐車していいか?」
「あ!はい!こっちです」
「ありがとう」
「さて、まず刀を見せてもらってもいいか?」
水花の家に入った零斗はそう言う
「はい」
水花は刀を手渡す
「銘とかあるのか?」
「
「っ?!おいおいごるごたって、、、原初の魔女が暮らしていた場所じゃねぇか」
「そして物語の魔女が他の原初の魔女を殺した場所」
「随分と不吉な銘だな、、、っ!!とんでもない業物だな」
零斗は驚愕する
「そんなに何ですか?未来ちゃん曰く1000年は前の物だって」
「、、、ちょっと見てみるか」
零斗は刀を見つめる
そして
「ゴフッ!」
零斗は吐血した
「先生?!」
「く、、、この刀魔法が付与されてるな」
「ま、魔法?!魔道具ってことですか?」
「ああ、、、しかもこれ、、、とんでもない魔力ととんでもなく高度な魔法の両方が付与されてる。確か喫茶店で貰ったって言ってたよな。後で行ってみるか、、、出どころが気になりすぎる」
「何が理由で働いたのかは謎だが不用意に他人に触らせるのは辞めた方がいいだろうな」
「そうします」
「クリーニング費は後で払うとして、、、気を取り直して色々と教えよう」
「はい!」
水花は真剣な目になるのであった
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