夕食
「、、、えぇ」
氷花は困惑していた
何故ならば
「何この超高級店みたいな料理」
眼前に超高級店みたいな料理があったからだ
「そ、そこまでではないよ。ちょっとお高めのレストランくらいだよ」
「氷花のちょっとお高めのレストランはディナーで6桁行く店のことをいうんだ」
未来は呆れた様子でそう言う
「毎日これを食べれてる未来は羨ましいわね」
そして氷花はそう呟く
「何言ってるの?今は未来ちゃん別のところに住んでるから食べてないよ」
それに水花がそう返す
「え?、、、どういうこと?」
「流石にこれ以上お姉ちゃんのお世話になるわけにはいかないって言って学校近くのアパートで1人暮らししてるじゃん。忘れたの?」
「、、、え?忘れるも何も知らないけど」
「、、、未来からメールで教えられて許可出したんじゃないの?」
「来てないわよ。そもそも許すわけないじゃない」
「「、、、未来」」
水花と氷花が未来の方を見ると
「「いない!」」
いつの間にか未来は姿を消していた
「どこに行ったの?!」
「待ってて、、、そこか」
バリン
廊下を挟んで部屋の部屋から音が聞こえた
そして
「っ!」
次の瞬間には未来は椅子に縛られており
「良い服は丈夫だから人を縛るのにちょうどいいな」
上半身が下着姿の氷花が居た
「長野支部に頼んで引っ越し手伝いしてもらうか」
「しょ、職権乱用!」
「全国紙に載ってしまい、私の身内ということで狙われてしまう危険性のある少女の保護よ」
「さーて、手だけは動かせるんだからゆっくりご飯食べましょ」
「、、、はい」
そうして3人は夕食を食べるのであった
「明日は墓参りに行って、明後日は長野支部、3日後は中部支部。4日後は日本支部で5日後と6日後は休暇」
氷花は予定を口に出していく
「忙しいね」
「長野と中部支部は私が個人的に行くのよ。2人を守ってもらったりお世話になるだろう場所だからね。根回しって大事なのよ、、、リールに叩き込まれたわ」
「リール隊長元気?」
水花がそう聞くと
「明日届く荷物にリールからの贈り物も入ってるわ」
「やったぁ!」
「リールは超が付く名家のウェスタ家で生まれ育ってるからね、、、私に足りないそういう部分を持っていて隊長として信頼できる」
「前におじさんとおばさんが殺されちゃったときに私達をドイツにある別荘に引っ越させようとしたからね」
「あの時の覇気はすごかったなぁ」
「鬼気迫ってたからね」
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