優しくしてくれた王子への淡い恋心を利用され、農地改革の論文を奪われたあげく、大陸共通で忌避され疑われ貶まれる罪人の魔導刻印を入れられて追放された男爵令嬢シェリナ。
この時点でのあまりのハードさに胸が潰れそうな気持ちになりました。
が、シェリナはその逆境に負けず、美点である前向きさと優しさを失わずにネコちゃんを助け、飛竜に攫われた先の研究所で働き始めます。
最初は疑っていた研究員達も彼女の頑張りを認め、あるいは特別な気持ちを露わにしていく過程がとても良く、シェリナから元気をもらえました。
読みやすい長さに仕事、モフモフ、友情、淡い恋、アクシデントとぎゅっとつまって、息をつかせない展開で毎日更新を楽しみにしています。