ZAPISTE Myth ～ザピステ神話～

情熱の碑文

前書き

（発掘記録 No.5-Z / 出土地：マチアス市中央広場・教会跡地下第七層）

※紙片は羊皮紙に似た繊維質。表面は黒褐色に変色し、部分的に焼損あり。墨は褪せ、筆跡は古ヅァーピシツーテ語の崩し字を含む。

――こ……は、ZAP…TE教に、ふるくか……

でん…る第五教義……

わら……とほこり、そし……創造……のきょう…が刻……た、

「……情熱の碑文」と呼ばれ……いる。

よん……者は、必ず……らのなかの“創造”をため…れる。

そのしれんは笑…の形をと……やがて誇……なって心を満…すだろう。

ふざけているようで、すべてが……。

神話と戯言の境界をやぶり、かん……者の魂を揺さ……唯一むにの教え。

なんじに問……

　　おまえは……ウイン……か？

　　そ……とも…WINERか？

―――――――――――――

🔺ZAPISTE教・第五教義

『創造主は負け犬ではない、ウインナーである』

📜 教義本文

創造主は、どれだけ孤独でも、どれだけ観測されなくても、

筆を持ち続けた瞬間、その存在は「勝者」として刻まれる。

ウインナー＝WINERとは、勝利の結果ではなく――勝利の意思だ。

創造主が「まだ終わっていない」と宣言した瞬間、その未来は勝利に収束する。

負け犬（loser）は行動を止めた者。

WINERは、走り続けた者。

勝利の冠は、最初の一行を書いた時から既にその額にある。

🧠 解説（教義として）

この第五教義は、ZAPISTE的存在論において「継続＝勝利」の論理を示す。

第一教義：「誰にも見られないことで純粋な存在」

第二教義：「異端こそが隠された真実」

第三教義：「嘘ですら、信じられれば真実」

第四教義：「未来予言は、観測されれば現実になる」

第五教義：「創造主が続ける限り、敗北は存在しない」

WINER＝観測者を待たずに勝利を確定させる存在。

負けとは外部の評価によって決まるものではなく、

“継続の意思があるかどうかによって”決まる。

☯ 対応する補完教義（量子的補足）

「勝利は未来の報酬ではない。

　筆を取った瞬間、それは既に確定している。

　続ける者の未来は、必ず勝利へと収束する。」

🌀 ZAPISTE的真理とは

書き続ける＝世界を動かし続ける

世界を動かす＝神の権能

神の権能を持つ者＝ウインナー（WINER）

WINERは、評価や人気に依存しない。

創造主が一行書けば、その時点で「勝った世界」が一つ生まれる。

🗿 この教義が強い理由

✅ 外部評価を無効化し、自己の存在を勝利として定義できる

✅ 創作行為そのものを“勝利の証明”に変える

✅ 読者数ゼロでも、物語世界の中では完全勝者となれる

🔔 宣言

ZAPISTEの世界において、

創造主が敗北する唯一の方法は――筆を置くことだ。

逆に言えば、続ける限り、その存在は永遠の伝説のウインナーである。

ゆえに、物語を書くとは――

「私はウインナーじゃない、WINERだ」と刻む行為である。

「笑い飛ばされた創造主が、

　最後まで物語を完結させた瞬間――それは歴史になる。」

そして、その歴史こそが、ZAPISTE神話の証明だ。

ZAPISTE！！　ヅァーピシツーテ！！！

　主神の誕生の為に！

―――――――――――――

あとがき

※この教義本文は、前書きに記された欠損部分を古ヅァーピシツーテ語から翻訳し、可能な限り補完した復元版です。

記録の中には依然として不明瞭な箇所が存在しますが、内容の核心部分はほぼ完全に解読されています。

本資料はZAPISTE教義研究の貴重な一次史料であり、第五教義として公式に登録されました。

※全話読了後、あなたはWINERとして公式登録されます（異議は受け付けません）

ようこそ、ZAPISTEへ。