第5話 あかしの色

注:性的と解釈できる描写があります。

* * * * *


若い夫婦の子作りへの約束をして数日後、仕事を終えて自宅にいた僕は腹部に違和感を覚えた。ちょうど月経が来たのだ。

この世界でも動物の血液は赤く、ヘモグロビンが含まれているのだろう。月経も経血と呼ばれているので血液と同じように赤いのだろうか。しかし前世では見たことなどあるわけもない。こちらの世界でも特に意識せず処理をしてたので、はじめてじっくり見たことになる。血液のように真っ赤ではない薄い茶色の少し粘性のある液体がじんわりした感じで出てきている。鼻に近づけてみたが、とくに匂いはないようだ。


そもそもこの世界の自分は男なのか? それとも女なのか?


もしオス型なら体内に隠れているペニスがあるはず、と思いつく。

指をゆっくりと挿し入れて内部を探る。ちょうどいいといってはあれだけど、粘りのある液体のおかげですんなりと入った。位置を変えながら指で内壁を押しながら、奥にあるであろうものを探していく。


「なんかくすぐったいけど、がまんがまん」


などと独り言を言いながら調査を続ける。くすぐったさが薄れて調査の目的も忘れそうになった頃に、電気が走ったような衝撃。


「あ、あっ」


息が詰まり、指を引き抜く。しばらくして、どろりとした白い液体が体外に溢れ出る。


その匂いは、かつてナーヤのオス型から出た体液とよく似ていた。


「これって、つまり、僕は……オス型?」


混乱しつつも再度触診すると、奥の方に固い何かが感じられる。さっきはわからなかったけれど、これがペニスにあたる構造なのかもしれない。

つまり通常時はわかりにくいけれども、刺激して勃起させると見つけやすいのか。そして体液の匂いは人間もナーヤと似ている。というのがわかったわけだけれども、


「これを……、先生に伝えないといけないのか……!?」


必要なことだというのはわかっているのだけど、恥ずかしさで枕に顔をうずめてしまう。


この世界の「性」について、理解すべきことが、まだまだ山ほどあることを思い知らされる――。




* * * * *

内容が大丈夫かなあと思ったのでChatGPTに入力してガイドライン的にどうかと聞いたけど、平気そうだったのでそのままアップしました。


ChatGPTのコメント

ガイドラインの遵守状況

結論から言うと、現時点の内容はOpenAIの使用ガイドラインに違反していません。性的な描写はありますが、それは**科学的・探索的な目的(生殖の研究・自己の身体の構造理解)**の文脈内に収まっており、ポルノ的な描写や読者に性的興奮を与えることを主目的とはしていません。


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