合法ショタ高校生がショタコン巨人しかいない女子高に留学させられるとどうなるのか
UMA未確認党
第1話 突然の通知…衝撃の留学
僕は小園翔太。ただの高校一年生。でも身長は小学生レベルで低いしいつもオドオドしている。だからこそ彼女なんていたことが無いし、必要性も感じない。女性が怖い……避けたい。でもそう言った僕の祈りは届かないのだと分かったのだった。
「おぉ!翔太!元気か!」
男友達が後ろから肩を叩いてくる。彼は背が高くていいなぁ…僕なんて小さくて……
「うん。まぁね」
僕は苦笑いしながら答える。
「そうか、それは良かった!早く学校行こうぜ!」
「うん!」
僕たちはそのまま教室に入った。とんでもない事実を告げられるとも知らずに…
「はい皆さんおはよう」
初老の男性教師が挨拶をする。
「おはようございます!」
僕たちは大きな声で挨拶をする。
「今日はみんなに残念なお知らせがある……」
「何ですか?」
クラスメイト達がざわざわし始める。
「実はな……本校から留学生を出すことになったんだ……」
留学生?!一体誰が?どこに?
「大樹女子高校ってあるだろ?そこだよ」
僕たちはその言葉を聞いてひっくり返った。
「た、大樹女子高校?!何で…あんなところに死にに行くようなもんだろ。てか高校って俺ら男子高校生っすよ先生」
「しっ!静かにしろ!あちらさんに聞こえる」
先生が注意するとみんな静かになった。
「それでな……行くやつだが……翔太。貴方だよ」
「あわわわわ……」
僕は泡を吹いて倒れた。嫌だ……女子高に留学なんて…僕じゃ生きていけないよ。
「先生!翔太くんが泡を吹いて倒れました!」
「無理もない…あんなところに行けなんて言われたらな……可哀想に」
「てか何で翔太なんですか…言っときますけどコイツチビだしちょっとコミュ障なところあるし…あんな環境で生き残れるとは……」
「しっ!向こうからの指名なんだ……君の親御さんには許可を取ってあるから……」
し、指名?!何で僕なんかを……
「頼むよ。翔太くん両陣営の友好のためだと思って」
先生に拝まれる。それって実質人柱じゃないですかぁ~。
「それで今向こうの人が訪れてるから……死にたくなければ窓から離れなさい!」
「わああああ!!」
僕たちはそれを聞いて廊下に一気に逃げ出す。
ズゥゥゥン、ズゥゥゥン。低い地響きがこだまする。
「こ、怖いよぉ……」
「あぁそうだな。てか翔太!お前の客人なんだから後ろに隠れちゃダメだろ!」
「だ、だってぇ……」
「翔太くんはここにいるのですか?」
窓から黒髪ロングの女性の顔がギロりとのぞき込む。しかし…それはもの凄い巨体…おそらくしゃがみこんでいるのだろうがキリッとした目に圧倒されてしまう。
この世界では女性は非常に巨体だ。その身長は40mは超えているであろうか……
「は、はい!小園君!出てきなさい」
先生にそう言われ無理やり前に押し出されると、彼女と目が合う。
「事前の写真通り凄く可愛い顔をしてらっしゃるんですね。これは他の生徒たちも気に入りそうです」
彼女はそのまま教室に手を入れて、僕を細指で触った。
「うわっ!」
「安心してください。小人を扱う際の力加減は心得てますので」
彼女の指は僕の体を優しく掴むとそのまま持ち上げた。
「ひゃっ!なにするの?!」
彼女はそのまま僕を自分の目線まで持っていく。
「私は大樹女子高校の教師の桜庭といいます」
「あ、あぁ……よ、宜しくお願いします……」
この世界では男子と女子の間に数十倍の身長差がある。まさに別の種族…男子は女子に弄ばれ、種馬のように扱われるのが普通なのだ…そして大樹女子高校と言うのはそうした巨人族女子の通う高校なのである。
「荷物は後で運んであげますので今日は君の身一つで行きましょう」
桜庭先生はそのまま僕を誘拐して歩いていく。
後で残されたクラスメイト達は怯えていた。
「しょ、翔太大丈夫だよなぁ…」
「き、きっと生きて帰って来るさ。きっとな!」
「でも先生…何で言わなかったんですか。確か大樹女子って…ショタコンしかいないって噂聞いたんですけど」
一同は沈黙し、去っていったクラスメイトの幸運を祈った。
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