気になる
不思議
とりあえず住むところも仕事も何よりも心配していた
そのような感じであっても夫婦と祖父母だけでやりくりするのは大変だからいてくれないと困るといわれた。理由はこのようなことからだ。
「調理がダメなら、接客や売上の貢献の為に広報としてチラシ作成やSNSで宣伝するとか色々やることはある。こちらとしては調理が出来ないからってもうお弁当屋の仕事はやりたくないって言われる方が困る」
その言葉を聞いて少しでも売上に貢献しなくてはと感じた
自分は調理と言うよりも接客やお弁当のよさを多くの人に知ってもらうことに徹することにした。その為にはまず、お昼休憩のタイミングや仕事終わりの時に実際にお弁当を買ってみて感想をノートにまとめるようにしようと決めた。
まずは定番の幕の内弁当や唐揚げ弁当を食べてみてご飯の量や見た目の鮮やかさや唐揚げの大きさ等、作って提供する定員側と1人のお客さんとして食べて見た時、どうなのかと両方の目で見ていた。
お客様目線としては、老若男女誰が来ても買いたくなるようなお弁当。小さい子供には小さく食べやすいもので、女子校生や女子大生には映えを意識したお弁当。サラリーマンやスポーツをしている人にはガッツリスタミナ弁当。高齢者の人には食べやすい弁当等それぞれの世代やニーズに合わせて提供出来たらなと考えた。
これが出来れば理想で、出来ればウワサがウワサを呼んで色んな人がお弁当を買ってくれる。そう考えてワードで印刷をして、それを調理するママに提案する。
するとこのような回答が返ってきた。
「お弁当屋を初めてまだ数時間なのにお弁当を食べてみて、提供する側と買う側の視点を元にどうするかって考えているね。だけど、肝心なことを忘れている。あなたは調理は出来ないと烙印を押された身。宣伝という観点ではいいけど、実際作るのはあなた以外の人達だよ」
褒められているのか、
ワードを作ったものを破ろうとしていた。
破ったらゴミになる。まだレギュラーメニューも全て作れてないからまずはそこから。ひと通り作れるようになって、余裕が出来たら提案してくれた物をお弁当に出来るようにかけあってみる。そう言ってくれた。
パパの計画を実行するのはまず、お弁当屋さんと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます