パペットアニマルズ
猫杉て
第1話 ぱぺっとアニマルズ
この世界には動物のDNAを採取し、本物そっくりの3Dモデルとして再現できる装置が存在する。
発端は今から50年ほど前。
当時、動物の保護を目的としたとある団体が猛威を振るっていた。
彼らは競馬やイルカショー、闘牛、動物園に至るまで動物を扱う様々な施設に禁止を求めた。
そこで困り果てた人々を救ったのが、ある研究者チームが発明した装置「アニモデラー」である。
アニモデラーの使い方は以下の通りである。
①動物の毛や鱗などの一部を採集し、専用の“パペット瓶”でDNAを読み取る
②手のひらサイズの電子機器“アニモデラー”で動物のDNA情報を管理する
③アニモデラーを操作し実在の動物そっくりの3Dモデル「パペットアニマル」を召喚する
アニモデラーの普及により、人々は動物を傷つけることなく文化や娯楽を存続することが可能となった。
それだけではない、アニモデラーの機能「インテリジェンス・インストール」により、全てのパペットアニマルには「賢い犬」程度の知能が付与され、アニマルは人の指示を聞くことができるようになった。
人々はパペットアニマルズ、略してパペマルを戦わせたり、共に冒険をするようになった。
世界中の企業がアニモデラーに興味を示し、今ではパペバトルの世界大会や、パペマルを使用したパペットアドベンチャーレースなどが世界各地で開催され、人気を博している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます