冒頭は問いかけのようで、個人的な記憶から始まる。淡々とした言葉なのに、感情だけが静かににじんでいる。Day01に入ると、視界や行動が細かく記録されていて、世界が白い。その中で、香りや微笑みが急に浮かび上がる。とくに、触れた瞬間の反応が忘れられない。「なぜ分からないのか」を、そのまま書き留めている感じがした。答えを急がない文章で、気づいたら先を読んでいた。