第7話 宝は……

 立派な杉木を眺めて居ると、コナンが僕の足をテシテシしてる。

「ん? コナン何か見付けたか?」

「にゃん」

「来いってか?」

「ホームス? 猫の言葉分かるの?」


「猫の言葉は知らんが、コナンは身体全体で表現してるだろ!」

「そう?」


 コナンは巨木の後ろにまわって、何かをテシテシしてる。


「小さなお地蔵さんだな、昔の事基準は1寸2寸だろう? このお地蔵さん、4寸かな?」

 てのひら位の小さなお地蔵の前を、コナンがテシテシしてる。

「ここ掘れニャンニャンってか?」

「にゃん」


「コナンは凄い能力持ってるな! 宝の場所を教えてるのか?」

「にゃん」

 僕はコナンの頭を撫でてやった。


「コナンは凄いけど、意味を理解するホームスも只者じゃないぞ!! 完全に会話してる」



 ◈ ◈ ◈

 ご愛読有り難う御座いました。

 迷探偵奉結、完結です。

 次回からは、猫探偵コナンが始まります!

【嘘ですゴメン】

 ◈ ◈ ◈





 明け方は道が混で居ないとかで、早朝おじさんがやって来た。

 おじさんは、レトルトカレーやパック入りの惣菜を大量に差し入れしてくれた。

 それに、チンして食べれるサ○ウのご飯も大量に持って来てくれた。


 料理は嫌じゃ無いけど、一日三度の食事の手間は結構大変で、物凄く有り難い。


「……あれ? 大量の食料、これどうするの? 解読で任務完了、帰るつもりだったのに、夏休み中の食料だよね? おじさん? まだ何か有るの?」

「流石探偵、名推理! 奉結君、その通り! 阿河沙あがさばあさんの宝はお陰で分かった、次は覧歩卯らんぽうじいさんの謎解きして貰いたい!」


「ひねくれ暗号標作成者、和多家のご先祖何人要るの?」


「誰にも解けん暗号考えるのが、先祖代々趣味の様で、奉結君済まんな! 探偵料ははずむよ」

「今回の謎解きは偶然出来ただけで、期待されても出来ないかも知れませんよ」


「構わん、チャレンジしてくれる事に意味がある。

 と言う事で、お宝を掘り出しに行こう!」





 ツルハシを僕が使い、ワトは平スコでおじさんは剣スコを使って、巨大杉の裏コナンがここ掘れと言った所を掘ってる。


 うかつだった、ここには自販機なんて無い、おじさんの差し入れお茶のペットボトルや休憩に食べる袋菓子を家まで取りに帰った。


 地面は硬く、素人の僕達では作業がはかどら無い。

 頻繁に休憩しながらだったので、しょうがない。


「夕食時間になったけど、どうします?」

「ホームス、昼抜きだぞ! お腹が減った! 疲れた!」

 袋菓子、一人で全部食って置いてよく言うよ。


「雨は当分降らん、今日はここまでにするか」

「おじさん仕事は?」

「会長職は、社に常駐する必要は無い、空前絶後のお宝が目の前に有る! 仕事なんてやって居れるか!」


(おじさん、無茶苦茶言ってる)


「穴堀に夢中になって、コナンの事忘れてた! コナンは何処?」

「お地蔵さんをテシテシして遊んでたよね?」


 豪邸に帰りながらコナンを探した。


「コナン? こんな所で穴堀してたのか?」

 爪研ぎの感じ? バリバリ引っ掻いて、結構深く穴堀出来てる……穴の底に何か有る!!


「コナン? 宝箱見付けたのか? お前本当に凄い猫だな!!」


 疲れて居るが、宝箱が見えてる、もう少し掘れば蓋は開く!

 憑かれた様に、黙々と掘った。


「こ、これは凄い!! 3尺四方の箱にギッシリ小判が入ってる」

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