告げられた真実

 なぜMoonlightのメンバーが月光会の人なのかは分からないまま、大きな日本家屋のお屋敷に到着した。

 私は少し狭い部屋に通され、お茶を出してもらった。

 2分程すると、服を着替えたMoonlightの4人が部屋に入ってきた。

 水瀬 涼が話を始める。「有栖ちゃんで良かったかな?」私は小さく頷く。「俺達Moonlightの事はもう知ってるよね。じゃあもう一つの意味は知ってるかな?」私は首を傾げる。「副業。つまりアイドル活動は、俺達の副業ってことだよ。」私は目を丸くする。「俺達4人は、もともと組長の補佐だった。えっと組長はボスみたいなのね。組長には奥さんがいて、みんなはねえさんと言って慕っていたよ。けど、子供ができてから離婚してしまってね。多分女の子だったからかな?その子、君と同じで今年14になる子だよ。まあいいや。だけど何年か前、姐さんが持病で死んだと聞いて組長は自殺してしまった。遺書に、『私の元妻のペンダントを探してくれ。その持ち主の女の子が多分私の娘なんだ。だから連れてきてもらいたい。そして、私の娘をここで暮らさせてほしい。組長には弟の月宮 零(ツキミヤ レイ)を、若頭には私の補佐だった4人を任命する。共同だから仲良くしていってほしい。娘が見つかったら、お嬢としてかわいがってやってくれ。』と書いてあった。だから、君をここまで連れてきたという訳なんだ。急になってしまい本当に申し訳ない。」私はまだ話の内容を飲み込めないでいる。

 山吹 伊織が「ということで今から、お嬢って呼ばせてもらうね。これから僕達が今までできなかった分沢山可愛がるから。」と不敵な笑みを浮かべる。4人が、「他の奴なんて目に入らないようにしてやる。」と言ったのは聞こえなかったことにする。

 茜 慧斗がこれからの説明を始める。「お嬢は、いわば元組長の一人娘だから沢山の人に狙われているんだよ。だからこれからは俺達が傍にいてお嬢を守る。それで、Moonlightの仲間になって欲しいんだ。」なんだか話が飛びすぎている気がするも、私は大きく頷く。

 「じゃあ決定だね。これにサインしてもらっていいかな?」私は素早くサインする。

 4人が「これからは、お嬢も一緒に活動するのか〜楽しみだな!」と言った。

 これから私の生活はどうなっていくのだろうか。

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