第3章 プロトタイプの作成、対象の観察

 インタビュー後アイデアを出し、僕は”わさびハンドシート”のプロトタイプを作成した。そしてインタビューを行ったうちの一人であるUKという後輩を被験者として観察することとした。彼は中学まで野球をしていたという経歴を持ち、普段からバッティング用手袋のにおいがなかなか落ちないことを不便に思っていた。そんな彼にわさびハンドシートのプロトタイプ実際に使用してもらい、その様子を観察した。その結果、はじめ「なんだこれは?」と言わんばかりの表情でプロトタイプを見つめていた。その後手袋にはめ込んでもらった。その時は差し込みずらそうにしていた。使用後は、「これは画期的で部活をしている高校球児にはもってこいですね!」と笑みを浮かべていた。

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