第2章 潜在課題の発見、アイデア出し

 数日が過ぎ、僕は同じサークルの三人にインタビューを行った。彼らからは、洗濯してもにおいが落ちないといった共通の課題が浮き上がった。そこで次は彼らの中に眠る潜在課題についてAIを使って考えてみた。その結果、わさびのにおいが移らないかの心配、清潔さ・使いやすさが保てないなどの課題を発見できたのである。

 次に見つけた潜在課題に対して面白いアイデアを出してみることにした。まず一つ目が”わさびハンドシート”である。これは既存品であるわさびシートを手形に作り、それを手袋にはめて24時間置けば、消臭ができるといったものである。二つ目が、”わさび手袋ケース”である。これは部活終わりにさっとベンチで使えるものであり、ケース内のわさびシートの色の変化によって消臭完了のサインを可視化できるようにするといったものである。

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