残雪
焦がれて来た
間近に見る神の山
怖い
街はもう夏に向かい
季節の娘たちが
春のとばりを巻き上げて
天に昇り
駆け足で夏の若者が
緑の光をまき散らしているのに
天に近いこの場所では
雪の精の吐息が包む
君が山を愛した理由
此処には
言葉のない厳しさで
人を寄せ付けず
だからこそ惹かれる
ひとり岩肌に向き合うことの
孤独な自由を
僕も僅かばかりの耐える力で
追ってみたいのだ
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