30.究極魔法を試そう
俺はハンナに言う。
「じゃあ、これからもよろしくな。
今日の記念として、開発中の特別な魔法を使ったサービスをしてやろう。」
俺は笑顔で告げる。
「一応、まだ開発中の魔法だ。
本来ならもっと年上の、成熟した女性に掛ける美容の魔法だ。
お前はまだ幼いから、それほど効果はないかもしれないが、それでも気持ち良く、美肌になると思う。」
「ぜひお願いします。」ハンナは言う。
「正直なところ、これは俺にもかなり負担がかかる。女性にかける魔法だが、誰にでもやるわけにはいかない。
基本的には、パ――ティ、クランに入ることを承諾したときか、すごく貢献したときくらいだな。
あとは、外部の人間で、俺に特別なことをしてくれた場合くらいだな。ただ、対価はしっかり取るし、掛ける相手は俺が選ぶ。
貴族だろうが王族だろうが、気に喰わないやつには少しくらいの金じゃあ動かない。俺が命を削るようなものだ。金を積まれたって、俺が死んだら何にもならん。」
「アレン、死なないで!」ハンナが悲痛な顔で叫ぶ。気が早いな。
俺は笑ってハンナに言う。
「ハンナ。今日は大丈夫だ。ハンナのパーティ参加記念だからな。
最初に言っておく。これは治療のようなものだ。何があっても、それは今後のことに一切
関係ない。
夢の中の出来事だと思ってくれればいい。」
「…よくわからないけど、何かわかった。夢の中の出来事だと思います。」
俺は、ハンナをバスローブ一枚だけ着せる。下着はなしだ。
「じゃあ始めよう。まずは髪を洗おうか。」
俺はお湯を持ってきて、ハンナの髪を濡らし、ぬるぬるを手に付けて、ブルネットのハンナの髪に揉みこむようにしていく。ついでに頭皮もマッサージする。
ぬるぬるが全体にいきわたったら、そのまま数分置いておく。
「ハンナ。30の段から32の段まで言ってみろ。」
俺はハンナに掛け算の暗記状況の確認もかねて、言わせてみる。0
「…31、29は899,31,30は930…」
」
うんうん。しっかり覚えているようだ。
おさらいが済んだらちょうどよくぬるぬるのリンスが髪の毛に馴染んだころだ。
俺はハンナの髪を洗い、流す。
濡れた髪をタオルで巻き、ハンナをベッドにうつ伏せにする。
「まずは手からいくぞ。」
俺はそう言って、ハンナの右手を自分の両手で握る。
連日の草取で、手が荒れている。
毎日のぐるぐるでも認識しているが、いままでは何もしなかった。
今日はその分も含めて、癒してやろう。
俺は、ハンナの指を一本一本、自分の両手でマッサージしていく。指が終われば指の股、
そして手の平へ。
手の平と手の甲を挟みこむようにマッサージする。
それから、手首へと進んでいく。ゆっくり進め、角質化が目立つ肘もゆっくり揉みほぐす。
そのまま上腕へ行き、腕の付け根や肩のあたりはローブの上からマッサージする。
特に首の後ろは入念にマッサージする。
そして、凝っていそうな肩をしっかりと揉み、そのあとでトントンとたたく。
「ああ、気持ちいい。」ハンナが言う。
「こんなのは序の口さ。」俺は答える。
逆側の腕に同じことをしてから、今度は背骨に沿ってバスローブの上から指圧していく。
腰の真ん中まで来たら、今度は骨からちょっと離れたあたりを、上肩から腰までまっすぐに指圧していく。
そこまでいったら、今度は手のひらに体重をかけて、腰の周りをマッサージだ。
小さいハンナにはまだ腰痛はないので、それほど時間はかけない。
そのあとは臀部を両手でマッサージ。
その次は、足の先から徐々にマッサージをしていく。。
バスローブの上からのマッサージで、両足の付け根まで来たらこれで一段落だ。
俺はハンナ仰向けにする。バスローブは着たままだ。
顔に蒸しタオルを乗せ、毛穴を開く。
その一方で、首筋から鎖骨に掛けて、両手の指で押しながらほぐしていく。
そして肩まで行くと、そこからは左右の胸に行く。
薄い生地のバスローブの上から、ハンナの平たい胸を揉んでいく。
最初は乳首を避けて周りの部分をマッサージ。そのあと乳首を含めた中心部をもみまくる。
ハンナが切なそうな声を出す。
そのまま下のほうへ行き、まずはへそのあたりを手のひらで押す。
そのあと、もっと下に到達する。
ただ、すぐに中心には触らない。
内もものあたりをマッサージし、今度は足先から同じように揉みほぐす。
足の付け根まで来ると、逆の足でやっていく。ハンナの足は細い。また、あちこちに傷が
俺は足を丁寧にマッサージしていく。。
だんだん核心に近づくが、そこでまた腿の付け根へと指を動かす。
ハンナがもじもじしながも何も言わない。
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
さあこれからだ。
俺は、ハンナの顔の蒸しタオルをどけると、バスローブを脱がせ、全裸にしてうつ伏せに寝かせる。
「ハンナ。ここからが本番だぞ。」
「…・」
ハンナはすでに快感に浸っているのか、何も言わない。
俺は、ぬるぬるを手に取る。
「秘技、究極魔法『エステ』だ。」
俺はそう言いながら、手にぬるぬるをつけ、ハンナの体の後ろ半身に伸ばす。
全体にぬるぬるが伸びた、
そろそろ馴染んだだろう、と思えるようになったところで、次の段階だ。
指先にマナをこめ、全裸の後ろ半身にぬるぬるをつけながらマッサージしていく。
揉む、撫でる、揉む、撫でる。
その繰り返しだ。
腕、背中、足、お尻、そして内ももの付け根。
時に強く、時に優しく愛撫していく。
十分に時間を掛けたところで、ハンナをひっくり返して全裸のまま仰向けにする。
そしてすぐ、今度は顔の周りにぬるぬるを塗る。目と口と鼻の穴、口は出して、あとはぬるぬるで覆う。
そう。パックだ。
「ハンナ。目を開けないように。口も、できるだけとして、あまり声を出さないようにな。」
ハンナは軽くうなずいた。
さっき毛穴は十分開いた。ぬるぬるは、空いた毛穴へ入り込み、老廃物を溶かして取り去っていく。
その気持ちよさにリラックスしたハンナは、自分が全裸で仰向けであることを一瞬忘れる。
俺はぬるぬるを全身に塗りこんでいく。首のあたりから、胸へ、へその下へ、そして足へ。
☆彡
今回は、マナを載せながらのマッサージだ。
もう一度俺は手にぬるぬるを出汁、首のマッサージを始める。
「ああ…」ハンナが小声を漏らす。
「あまり声を出さないようにな。」俺は一応言う。無理なことはわかっているが。
そしてそれから手は平たい胸の周りへ。
☆彡
俺はその手を下の方へとじりじり下ろし、足の付け根や鼠径部、腿裏を愛撫する。
だが真ん中には触れない。
☆彡
俺はそこで寸止めし、自分の服を脱ぎ、全裸になって体にぬるぬるをつけ、ベッドの上のハンナに抱き着いた。
そう。ぬるぬるマット運動だ。
俺は全身で全裸のハンナを愛撫する。
☆彡
ハンナの声が大きくなったので、ぬるぬるで口まで覆う。パックは鼻があいているので、息はできるだろう。
俺はぬるぬるをつけたままハンナを抱きしめ、上下にこする。
もちろん、事故起きないように注意する。
☆彡
口を抑えられたハンナが何回もイッたであろう後、俺はぬるぬるを解除する。
全裸のままハンナはぐったりしている。
俺はそこでハンナの顔のパックを剥がし、目の周りにキスをし、そのあと両方の頬にする。
そして唇をこじ開けて舌を入れる。
夢心地だったハンナはまた驚いている。
俺はそのまま両方の乳首を口に含み、舌でころがす。。
ハンナがまた声を上げる。
☆彡
俺の視線の端に、ポップが出ている。
見てみると「至高の美容ぬるぬる準備完了」と出ている。
俺は、朦朧としたハンナをベッドに座らせる。
俺はハンナに言う。
「ハンナ。美容にいいぬるぬるが準備した。飲んでごらん。」
ハンナは素直に飲む。
☆彡
「そうだ。全部飲み込むんだ。」俺は言う。
朦朧としながら飲んだハンナはベッドに倒れこむ。
「おやすみ、ハンナ。」
俺が言ったときには、ハンナにはもう意識がなかった。
いい夢を見るかな。それとも、夢さえ見ないで熟睡しているかな。
ハンナの寝顔は、とても美しかった。そして、口元に少しだけついた白いぬるぬるが、とてもエロく見えた。
俺とハンナのステータスも変わっている。
マナポイントもかなり増えたが、それよりも魔法とか称号が増えている。
俺の新しい物は:
マナポイント 100/1200
主従 従属者 ハンナ New!
究極魔法エステ New!
至高の美容ぬるぬる生成(制限あり)New!
称号「美容の担い手」New!
いろいろ映えているな。エステは新しい魔法になったというわけだ。
俺、いつのまにか美容のプロになってる。
鈴木そ〇子?か〇KKOさんか?
一方ハンナのステータスも妙な事になっている。
マナポイント 500/530
土魔法 New!
主従 主人 アレン New!
特記事項 アレン依存 New!
ハンナが従属者になっている。
パーティーメンバーじゃないくて依存になってるし。
タップして見ると「アレンと一緒の時に力が増大する」とある。
ま、これでより使い勝手がよくなるだろう。
胸はないけどな(笑)。
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名前 アレン
年齢 12歳種族 人族
性別 男
マナポイント 100/1200
魔法 ぬるぬる魔法 (ユニーク)
究極魔法エステ New!
至高の美容ぬるぬる生成(制限あり)New!
ステータス魔法
スキル ない
主従 従魔 ギンガ (フェンリル)従属者 ハンナ New!
特記事項 転生者
称号 「魔法とスキルの真実を解き明かす者」
「新たな魔法を作りし者」
「神獣を従えし者」
「美容の担い手」New!
名前 ハンナ
年齢 12歳
種族 人族
性別 女
マナポイント 500/530
魔法 水魔法 草魔法 土魔法 New!
スキル 草取り(特)
主従 主人 アレン New!
特記事項 アレン依存 New!
称号 スキルより魔法を生み出した者
名前 ギンガ
年齢 1歳
種族 フェンリル
性別 雄
マナポイント 1000/1600
魔法 氷魔法
ススキル そり引き
主従 アレンの従魔
特記事項 神獣
称号 転生者の友
=========================
翌朝、俺はハンナを起こして言う。
「ハンナ、これを着ろ。」
ハンナの目の色と同じ、緑のワンピースだ。
「え?何ですかこれ?」
「今後も一緒にいることになったお祝いだよ。早くしろ。」
「ありがとうアレン。」
ハンナはいそいそと着替える。
「この部屋ともお別れだな。ま、その前に食堂に飯を食いにいくぞ。」
俺はそう言って、部屋の中を見る。
植木鉢を含め、部屋は昨日のうちに片付けてある。昨日汚したシーツは畳んだ。
俺はハンナを伴ってギルドのホールに行く。
なぜか、俺たちを見た冒険者たちからどよめきが起きる。
受付のリンが驚く。
「ハンナよね?どうしたの?」
今朝のハンナは髪の毛はぴかぴか、肌もつるつる、そして顔だちも美しくなっていて、何より胸が少し大きくなっていた。
綺麗なワンピース姿とあいまって、すごい美少女に化けている。
ギルド内もざわめく。
「おい、誰だあの美少女は?」
「あんなのいたか?」
「アレンと狼と一緒にいたガキか?」
「いや、そんなまさか…」
「何にしても、すごく可愛いな。お近づきになりたいぞ」
ハンナは一躍ギルドのアイドルに化けていた。
リンがつぶやく。
「ハンナ、物凄くかわいい…。」
俺はハン(とギンガ)を引きつれて、ギルドのホールをゆっくり歩いて食堂に行く。
人の目が気持ちいい。
朝食を取りつつ、目の前の美少女に話しかける。
「ハンナ、これからもよろしくな。」
「…はい。よろしくお願いします。」
(第一部 完)
☆彡☆彡☆彡
(作者より)
第一部、これにて完了です。
☆彡の部分は、全年齢用に一部省略または改変しています。
変更内容はご想像にお任せします。
あと、夜あったことは全部ノーカンです。何も無かったんです。
それはさておき。
ご愛読ありがとうございます。
第二部、マーク編もよろしくお願いします。
第二部は男の子が中心なので、短めです(笑)。
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