5-6 憧れ

5-6 憧れ


はじめて目にした、なおの裸のシルエット。

その曲線のひとつひとつが、これまで想像の中だけでしか見たことのない“女性らしさ”そのものだった。


胸のふくらみ、細くくびれた腰、そしてゆるやかに広がるお尻のライン。

ピンク色の照明が柔らかく照らし、幻想的に浮かび上がるその姿に、俺の胸は強く締め付けられた。


(これが、女の身体……)

頭の中が真っ白になり、心臓の音だけがやけに大きく響いた。


視線を逸らそうとしても、無意識のうちになおの姿を追ってしまう。

それは憧れであり、戸惑いであり、焦りでもあった。


隣でりなが静かに息をつき、少し赤くなった頬を見せている。

彼女も同じように、なおの姿に何か複雑な感情を抱いているのだろう。


さやかは自然な笑顔で、なおを温かく見守りながらも、どこか誇らしげだった。

彼女のその表情は、強さと優しさを感じさせる。


ゆうじは無言のまま、拳を軽く握りしめている。

照れ隠しなのか、それとも緊張しているのか、誰にもわからない。


たくみはいつもの軽口もなく、いつまでもじっとシーツの向こうを見つめている。

きっと、なおの勇気を誰よりも理解し、尊重しているのだろう。


みんなの視線が一つになった瞬間、部屋の空気は静かに温かく包まれた。


初めて見る女の裸。

それは、ただの羞恥や恥ずかしさだけではない。

そこには、互いを信じ、認め合う絆のようなものがあった。


俺は深く息を吸い込み、心の中で誓った。


(この仲間たちと、もっと近くなりたい。もっと、知りたい。)


そしてなおの覚悟に、全力で応えたいと思った。


もし、りなが脱いでいたら……正直、嬉しいのかもしれない。

でもそれ以上に、なんだか守りたくなる気持ちもあった。


そんな複雑な思いを抱えながら、俺は王様ゲームの輪に戻った。



続く

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