ここまでの遍歴

我が家に初めて【猫】が来た日のこと

 皆様こんにちは。


 まずは、私の家に「なぜ15匹も保護猫がいるのか」という理由を書こうと思います。たぶん長くなるので、ちょっと分けて書こうと思います。

 最初に、「猫が来た」ときのことを。


 大前提として、我が家は「動物好き」です。

 産まれてから〇0年、私の側に動物がいないという時期はほぼありませんでした。産まれた直後には、母に抱かれて文鳥(親分という名前でした)と写真に写っていたり、記憶のある限りでは、同時に多種多頭の動物と共に育ってきました。

 ジュウシマツだったり、インコだったり、オウムだったりという鳥さんたち、ハムスターなどの小動物、金魚などのお魚さん、時にはカブトムシ・クワガタをはじめとする昆虫たち。

 一人暮らしをしていた時も寂しすぎて、すぐにハムスターを貰ってきて一緒に生活しておりました。


 そんな私は、昔から【オタク気質で収集癖のある】子供でした。

 それは学校の帰り道、形のいい石があれば拾って帰り、玄関の靴箱の上に【石コレクション】をしていたり、ランドセルを道にほったらかして、山に入って野イチゴを山ほど取って帰ったり。

 そんな悪癖が高じて、小学校の低学年からは、野良犬を引き連れて帰ったり、虫を捕まえて帰ったりと、親にとっては非常に迷惑な子供になりました。


 父は、畜産系の大学→畜産系の企業と、生き物に携わる仕事をしている人だったので、生き物を連れて帰る私を無碍にはしませんでした。

 野良犬を連れて帰れば、ご飯をやり、もらってくれる人に引き継いでくれたり、虫はそう命の長いものではないから、虫かごに入れて一緒に観察してくれたり。

 小学校の1年生の時には、チャボ(小さい種の鶏)の有精卵を仕事場から貰ってきてくれ、自宅で孵化をするまでの様子を私の机の上で観察させてくれました。

 (その孵化した鶏は、ぴーちゃんと名付けられ、14年間生きました)


 母は、動物とはあまり関わらずに大人になったのに、元来動物好きだったのか、そんな父の性質にちゃんと寄り添い、動物たちにも愛情を注ぐ優しい人です。

 優しい人、というのは、何でもかんでも受け入れる人ということではなく、時には厳しく、猫にも犬にも、勿論私たちにも、ちゃんと叱ってくれる人、ということです。

 なので、我が家では猫も犬も人間も、誰も母には頭が上がりません。


 そんな風にして、いろんな動物に触れていた私ですが、とうとう小学校の5年生の時に1匹の子猫と出逢います。

 名前はミーちゃん(この頃のネーミングは安易)。シバトラの生後2か月くらいの子猫でした。一家で子猫という可愛い生き物にメロメロ!!!

 当時、部屋の主は、ぴーちゃん(チャボ)で、我が家のペット界隈の頂点は鶏のぴーちゃんでございました。(配下は、文鳥2羽とセキセイインコ2羽、金魚6匹)

 当時、部屋の中で放し飼いされていたぴーちゃん。それも我が家は2DKの社宅に、人間4人と鳥と魚で生活しており、【お猫様だけ別部屋】とかできる状態ではありませんでした。


「猫は同居できないよな…」


 ということで、ミーちゃんは里親さんを探すことになりました。

 ぴーちゃんとの同居は難しい、と思いましたが、ぴーちゃんというボスは、子猫相手にも怯むことなく、ミーちゃんの眉間に一発、嘴突っつき!をお見舞いして、子猫を配下に加えてしまいました。

 (その後、ぴーちゃんは猫と何匹か同居しますが、その度に、このやり方で配下に加えています)


 ミーちゃんはちゃんと父が里親さんを見つけてくれ、生後半年になる前には里子になりました。その後、そのおうちで、伴侶に出逢い、子供を産み、良い母になったと聞いています。


 このミーちゃんを皮切りに、私の「猫を拾う」行動が始まります。

 しかし、小学生の間、何匹も拾っては里親さんに預ける、ということを繰り返していて、「我が家の家族」に猫が加わることはありませんでした。

 それは当時飼っていた鳥たちファーストの選択でした。


 しかし、私が中学生になろうかという時。

 とうとう我が家に猫が加わることになります。(そこからは1度も猫がいない時間がありません)


 ペットショップに【もらってください】と預けられていた子猫。

 まさかの。

 母の一目惚れ!!(拾い癖のある私ではなく、です!)

 その子は、いいところのおうちで飼われていたペルシャのお姫様が、脱走して街の野良猫と作った子供でした。

 色はグレーの縞模様。長毛種の母の血も受け継ぎ、中途半端に長い毛。ペルシャのまあるい顔に、緑のお目目。

 母は、鳥の餌を買いに行ったペットショップでハートを撃ち抜かれ、連れて帰ってまいりました。

 まあ、すでに私の所為で、【子猫って、無条件で可愛いよね!!】が定着してしまった母。

 今回は拾ったわけではなく、自分が里親としてもらってきたため、とうとう家で【猫を飼う】ことになったのです。


 その子は生後半年くらいの男の子。名前は、【俊】と付けました(私が)

 里親として迎えた時、その姫様のおうちから、トイレ道具一式、猫ご飯、ご飯用のお皿、などなど、いろんな嫁入り道具(婿入り?)と一緒にやってきました。

 ここまで、娘(私)が拾ってくる野良猫には、段ボールでトイレを作ったり、工夫していた我が家ですが、とうとう猫グッズがそろったのです。


 俊は、非常に温厚でおとなしく、とっても臆病な猫でした。

 なので、ぴーちゃんの洗礼を受けた後は、鳥たちを面白半分に襲ったりすることも、玄関の水槽の金魚たちを眺めることはしても、捕まえようなどとは考えず、実に上手に我が家で先住たちと同居をしてくれました。

 時折、家から脱走をするものの、ビビリ故に遠くまで行けず、でもおうちも分からず、同じ社宅の住人さんに保護されて、ぶるぶる震えながら帰ってきたりしておりましたので、初めて猫を飼う私たちも、【脱走させないための対策】は比較的取りやすかったのを覚えています。


 この俊が来たことにより、我が家のペット界隈は、鳥ファーストから、猫と同居スタイルに変更となりました。

 もともとベランダは鳥たちのスペースだったので、出入り自由で闊歩していたぴーちゃんには、ベランダに広めの鳥小屋を作り、ぴーちゃんの上にインコたちを住まわせる、鳥マンションみたいなスタイルに変更。

 この頃からぴーちゃんは、ベランダにやってくる雀たちに自分の餌を分けてやるという施し行動が日課となりました(笑)


 こうして我が家は、家の中に猫、ベランダに鳥たち、玄関に金魚、という多種多頭飼育が始まったのです。


 (続きます)




 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る