第6話「海夜叉」
20XX年5月1日15時58分。太平洋航行中【多賀】。
「全艦に告ぐ、10分後に往路最終目的地:久慈に到着する。係留の準備をせよ。」
10分後係留してから船を降りた。鍵を貰ってすぐに小名浜へ向かった。
小名浜で一通り調べ物をしてから横須賀へ向かった。
20XX年5月1日18時00分。太平洋巡回完了をした【多賀】係留所。
「お疲れ様だったね。明日は、美馬の方に乗るわけだが何か気になったことはあるか?」
「ありがとうございます、小名浜で昼食をしていたときなんですが・・・。」
自分は小名浜のことをすべて班長へ話した。明後日に僕を除く班長も含めて全員で調査をすることになった。
20XX年5月1日18時21分。海上自衛隊海上異能力犯罪取締部関東支部横須賀班の部屋。
「周防、お前はどう見る?」
「小名浜のことですか??」
「そうだ。確か、あの辺だろう?お前らが4年前に契約した場所は・・・。」
「そうですね。一度あの時のメンバーに話しては見ます。あと契約者たちにも・・・。」
「当時の奴らとは連絡は取れるのか??」
「そうですね・・・。連絡は取れると思います。あとは、師匠に報告すれば・・・。」
「お願いするよ。」
20XX年5月1日18時35分。和泉の家。
「ただいま~~。」
「おかえり~。初任務お疲れ様。ご飯食べる??」
「あぁ~。いや風呂浴びちゃうよ。太平洋の潮がすごくて・・・。」
「了解~~。」
20XX年5月2日7時21分。海上自衛隊海上異能力犯罪取締部関東支部横須賀班の部屋。
「おう。おはよう。清輝君。昨日はゆっくり眠れたかい??」
「周防さん!おはようございます。ゆっくり睡眠できました!」
「それはよかった。今日は美馬で航行だけど基本的には昨日と変わらないから気を付けて行ってくるといいよ。」
「はい。確か三重ぐらいまでですよね??」
「そうだね。大泊っていうところまで行くと思うけど東北とは違う海沿いの街があるから楽しんでくるといいよ」
20XX年5月2日8時57分。海上自衛隊横須賀基地係留所停泊中【美馬】。
これから、沿岸警備に出発をするため点呼が始まった。初瀬さんを前に一列に並んだ。
「20XX年5月2日午前8時57分、海上自衛隊海上異能力犯罪取締部関東支部横須賀班東海地方太平洋側防衛隊これより沿岸警備に出発する。点呼を始める。全体点呼、番号!」
「1!」「2!」「3!」「4!」「5!」「6!」
「攻撃要員・八島煌雅2等海曹。」
「はい!航海・船務要員・初瀬姫華2等海曹。」
「はい!機関要員・相模乃亜3等海曹。」
「はい!」
「航海・船務要員・丹後風翔3等海曹。」
「はい!」
「航空要員・石見銀華1等海士。」
「はい!」
「経理補給要員・和泉清輝2等海士。」
「はい!」
「全員点呼終了。続いて、今日より乗艦する和泉に認識票を与える。この『美馬』に乗艦中は離さず持っておくように!」
「はい!」
「2分以内に配置準備をして出航する!」
『はい!』
その後、僕らは最初の目的地、伊東へ向かった。
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