第7話 変化していく日常
「さあ帰ろうか」と彼女に視線を送る。
「うん!帰ろ!」と綺麗な笑顔を見せてきた
「あ、あのさ次また一緒にゲームセンター行かない?」
自分から誘うのは人生初めてた。鼓動が聞こえるくらいにバクバクしてる。
「え!?いいの!!ありがとう!」
可愛い笑顔だった
「じゃあまたねー!」とまた言われたときに
「ま、また明日」と返事できることができてここ一週間足らずで変わってきたなと思った。
「ねぇいまの桜?」と後ろから声をかけられてきたのは美来さんだった。
「わあぁぁぁ」とびっくりした反動で尻もち付いてしまった
「そんな驚くことなくない?酷」と冷たい視線が痛い
「そりゃあ驚くでしょ!足音聞こえなかったよ!」
「さっきの続きなんだけどいまの桜?」
と聞いてきた
「うん、さっきの桜さんだよ」
と普通に答えた
美来さんがこう聞いてきた
「じゃあささっき桜と行ってたゲームセンター行かない?」
「は…い?」
え、なんで僕が美人に誘われるんだよ。
「アンサーは?」と睨みつけてくるよう目が怖い
「いいよ、じゃあ桜と一緒でいい?」
と僕は彼女に提案した
「ん……わかった」
と声が低くなったことがわかる
なんか僕地雷踏んじゃいました?
「じゃ、僕は帰るね」
と逃げるように帰ろうとしたら
「なんで逃げるよの!もっと話そうよ!」
とドスの効いた声で言ってきた
僕はひ弱な声でひぃぃんと言ってしまった
そしたら彼女が
「あはは!頼人君かわいい!」と言われてしまった。凄く恥ずかしい
スマホで時計をみたら20時を回ってしまった
「ねぇ大丈夫?時間大丈夫なの?君みたいな人が外に出歩いて」と聞いた
「大丈夫だよ。言い訳考えてるから安心して」
もう言い訳を考えてるとか怖いな
「信じるぞ!」
と少し美来さんと仲良くなった感じがした
今日は仲良くなったと思う人が1人増えたと感じた、正直毎日楽しい
「でさ君の連絡先教えてくれない?」
とド直球に聞いてきた
いきなりのことで反射的に
「ふえ!?わかった」
「あはは!連絡先交換ありがとう!じゃあまた明日ねー!」
と笑顔で帰っていった、なんか逃げられたくない?世界はやっぱり理不尽だと思った
そして僕は家に向かった
僕は心の中で
(時間やばい!!親に怒られる、走らないと!)
と家に帰る頃には汗で服がびしょ濡れだった
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