ドラゴンと、ひとやすみ。
レッドインク
第1話:ドラゴンシッターとドラゴンの卵
初夏、お昼過ぎの広々とした青い空。さんさんと降り注ぐ太陽の陽気を隠すように、翼を広げてドラゴンが飛ぶ。あのドラゴンにはライダーがいるのかな、きっと野生のドラゴンだよ、いーやあれは伝説のドラゴンだ! そうやって子供たちが悪戯っぽく言い合いするのを見て、ドラゴンシッターのカナミは、昔の自分の面影を彼らに重ね、ちょっぴり羨ましそうにくすくすと笑う。それでも、彼女の明るく短めの茶髪と丸いほっぺは、昔と何一つ変わらない愛らしさであった。
カナミが住むフレアニア国。ここでは他の国々と比べると国土面積は少しばかり狭いが、春は暖かく、秋は涼しく過ごしやすい。それゆえ作物も育ちやすく、人口も多め。そんなフレアニア国や他の国、この世界では、ドラゴンと人々が生活を共にしていた。この郊外では裁縫師や酪農家が住んでおり、ちくちくと縫い針の音がする傍でグルグルと寝息を立て眠るドラゴン、あっちらこっちらで好きに過ごす羊を正すようにしつけられたドラゴン、わんぱくに遊ぶ人間の子供たちのお目付け役をするドラゴンなど多岐にわたる。
「ようカナミ。洗濯物抱えて何してんだ?」
「あ、おじさん。ごめんごめん、ちょっとぼうっとしてたの」
「寝不足か~? 別嬪のお前さんには大敵だな」
「うふふ、おじさんたら。町中の女の人にしょっぴかれても知らないよ? みんなおじさんのこと狙ってるみたいだから」
「うげ……お前さんのそういうところは可愛くねーな」
育ての親である叔父、トニーの軽口を軽くあしらったカナミは、しっかり乾いてお日様の匂いがする洗濯物を畳むため、二人で経営する「育て屋:サンシエル」の裏口から中に入り、今預かっているドラゴンたちの傍に向かった。
この世界ではドラゴンを家族とする家系がほとんどだ。先祖代々のドラゴンからのタマゴか、野生のタマゴかは人それぞれだが、人々は必ず生まれてくるまでタマゴを大切に慈しむ。そうして愛情をたっぷり受けて生まれてくるドラゴンたち。大きな牙があったり、コロっと丸い体躯だったり、水陸呼吸ができる子だったり。子供ドラゴンたちは共通して好奇心おう盛で、生まれてまもなく動き回り、悪戯もたくさんしてしまうのだ。そんな子供ドラゴンにしっかりしたしつけを施したり面倒を見るのが、ドラゴンシッターの仕事である。
そんなドラゴンシッター、カナミの傍には、物心ついた頃から必ずドラゴンがいた。自身の傍に両親がおらずさみしい思いをした分、カナミはドラゴンに勇気づけられてきたのだ。じわじわと暑い夏場には水遊びをして遊んでくれるブルードラゴン、しんしんと雪が降り寒い冬場には、焚火のための炎を吐いて一緒にくつろいでくれるレッドドラゴン……。彼らに触れ、与えられ、馴染んだカナミの優しさは、フレアニア国の国家資格であるドラゴンシッターを得るにふさわしい暖かさだった。
「あー!!」
カナミの大きな声が聞こえて、サンシエルの屋根でひとやすみしていたであろう鳥たちが、驚いたようにバタバタとせわしなく飛び去る。
預かっていた子供のドラゴンたちがどこにもいないと思いきや、貯蔵庫に買いだめしていた美味しそうな野菜をしゃぐしゃぐと食べていたのだ。鍵はかけていたはずなのに。青いドラゴンは真っ赤な宝石みたいなトマトを興味深そうに眺めた末、口元をべちゃべちゃにしながらしゃぶったり、緑のドラゴンは大きな口を開けて丸ごとのキャベツを楽しそうに食べていたり、赤いドラゴンは東の国からフレアニア国に取り寄せたと言われるハーブを、少しばかり齧ってすごく嫌そうな顔をしていた。
床に散らばっている鍵だったものを拾って見てみると、ドラゴンらしい鋭い歯型があったので、どうやら皆で齧って壊したようだ。今回預かったドラゴンはいつも預かるドラゴンよりも少々年上の子たちだったので、鍵を壊せるぐらい顎の力も強かったのだろう。まったく、目を離した隙に、とはまさにこのことだ。
「キトス、メキト、キトキ!だめじゃな……」
ちょっぴり大きいからこそ、ドラゴンたちは自分の名前を呼ばれたのも、カナミが怒っているのもはっきりわかる。びくっと身体が跳ねたあとは、臆病そうにカタカタと震え続けるブルードラゴンのキトス、前足が発達しているレッドドラゴンのメキトは頭を隠そうと抱えたり、両目に溢れんばかりの涙を溜めるグリーンドラゴンのキトキ……。
「う……」
今にもドラゴンたちから、ぼくたちをどなるの? と聞こえてきそうだ。
「……お、お腹空いてたんだよね! ごめんね、あたしがおやつ用意してなかったのが悪いんだよ。だから大丈夫、泣かないで~」
カナミは、背丈はまだまだ低いドラゴンたちを安心させるように膝をついて、ごめんねと連呼しながら撫でてあやす。
確かにカナミはその優しさからドラゴンシッターの素質はとてもある。だが今の彼女には決定的に欠けているものがあった。
「あ~あ、やりやがったなコイツら」
カナミの大きな声を聞きつけて、店の番をしていたトニーがやってきて、状況を把握する。
「ごめんなさいおじさん、この子たちは悪くないの。あたしが……」
「そう許してたり、なんでも自分のせいにしてたら、ドラゴンだけじゃなくて人間たちもつけあがるぞ? ちょいとでも叱ったりしないと。信頼関係ってのは優しくするだけじゃ成り立たないからな」
「うん……でも、ね。おじさん。そんなことしたら、みんなあたしから離れていかない?」
彼女のはつらつとした張りのある声がしぼんでいる。トニーはいち早くそれに気づき、カナミの肩を優しく叩き、下を向いた彼女の顔を軽く覗き込む。
「大丈夫だカナミ。お前さんの優しさは俺や町中の皆が知ってる。離れてなんかいかねえよ」
カナミをたしなめていた時よりも、トニーの声が柔らかくなる。それでもカナミはうつむいたままだ。
カナミに欠けているもの。それは嫌われる覚悟だ。
カナミが幼い頃に彼女の両親は離婚して、親権が移った母親も気分が落ち込みがちになってしまい、暗い毎日を過ごすが、その中でカナミは、心配させまいと母親や周りの人たちに気丈に振る舞い続けた。だが母親はそんなカナミを素直に受け入れられず、娘を自身の弟のトニーに預けて本格的な療養に専念することになった。それがもう七年前だ。カナミは今年でもう十八歳になってしまったのに、母親との関係性から、彼女の心にはその覚悟が欠けたままで。心にある優しさに無理をさせることも多く、時たま疲れ果ててしまうカナミを、トニーや町中の人々は知っているのだ。
「ごめんください」
どうしたものかと思いつつ、顔には出せずにいたトニーがその声に反応し店頭へと戻っていく。一人残されたカナミは、お腹がいっぱいになって眠りこけている三匹のドラゴンの傍に座り込んで、レッドドラゴンの、三匹の中では真ん中ぐらいの長さの尻尾をきゅっとつまんでやった。するとその子は「きゅい」と可愛い寝言を立てる。周りには片付けないといけない野菜の残骸があるのに、こんなにも可愛らしく純真なドラゴンたちがいるのに、カナミの気持ちは立ち上がらない。
「ええ? いやいや、確かにここはどんなドラゴンも預けられますがね……ああ!? ちょっと待て、待って! 置いてくなよこんなでっけえタマゴ!」
「……タマゴ? おじさんー、どうしたの?」
今度こそドラゴンたちの傍を離れるわけにはいかず、貯蔵庫からできる限りの大きい声を出してトニーを呼ぶカナミ。しかしいくら呼んでも彼は店頭から帰ってこない。仕方なくカナミはドラゴンたちを一匹ずつ起こして、子供部屋ならぬ子ドラゴン部屋に連れて行き、トニーに呼ばれるまで彼らの世話と、改めて洗濯物を畳むなどするのだった。世話をしているうちドラゴンのよだれがカナミのエプロンにかかって、また洗濯しないと、とため息をつきながら。
「わ、わあ」
夕暮れ。三匹のドラゴンの家族が引き取りに来てカナミが受付に出ると、そこには大きな大きなタマゴが狭めの受付内に陣取っていた。フレアニア国のスタンダードな片手剣ぐらいの丈と、同じくこの国に馴染みある片手用の盾を水平にしたほどの幅がある、タマゴのあまりの大きさに、カナミの元々丸い目が満月のようにもっとまんまるになるほど驚いてしまう。しかも、普通のドラゴンのタマゴと違って斑点模様はなく、つるんとした真っ黒け。まるで磨き抜かれた黒曜石のようだ。
「こ、これドラゴンのタマゴなの?」
「光で透かして見たら、確かにドラゴンではあるみたいだ。それも生まれる直前のな。だけど、なんだあいつは! 金さえも置いてかずに押し付けやがって! それにここは孵化屋じゃねえんだぞ」
町中のマダムに人気なお気楽トニーでも、非常識なその人物には怒り心頭なようだった。白髪交じりの黒いくせ毛をわしわしと搔く彼の癖が出ていた。
「仕方ねえな、今からじゃあ中央街の孵化屋までこんなタマゴ持ってけねえ。カナミ、このタマゴを一緒に藁部屋に持っていくぞ」
「え、あ……うん」
藁部屋というのは、預けられたドラゴンたちが就寝するための藁を敷いた部屋だ。シーズンが変わるごとに寝つきやすい、いい藁を使っている。カナミが発案したこだわりポイントだ。
「このタマゴから生まれるドラゴンのことは生まれてから考えよう。お前さんも今日は早く寝な。昼にも言った通り、寝不足は別嬪なお前さんの大敵だぜ」
未だに元気が出ないカナミを見抜いたのだろう、昼よりも優しげなからかいを残したトニー。そんな二人は藁部屋にタマゴを移動させ、貯蔵庫の食べ残しを改めて片付け、サンシエルを閉めたのだった。
夕飯を作って食べて、夜。寝る支度をしたトニーは今日の精算をする。仕事が終わればそのまま眠れるように、と前から豪語しているのがトニーらしい。しかしカナミはベッドに寝転んでしばらく経っても眠れない。なんだか不思議な、あの大きいタマゴのことが気になって仕方がないのだ。
トニーに気づかれないよう、忍び足で藁部屋に入る。持ってきたランタンを近くの棚において、タマゴの傍に座ると、わさぁっと藁が音を立てた。そのタマゴに右手をぴったりつける。ほんのり暖かい。ランタンの灯りに照らされ、少しばかり中身が透ける。その中身は以前、ドラゴンシッターの資格のため勉強した本に記載されていた、孵化寸前のドラゴンの特徴と確かに合致していた。
それにしても、触っているとわかる、美味しく温かいスープを飲んだときと同じような、とろけてしまいそうな暖かさ。タマゴの温度と姿から確かに生命の力のようなものが、カナミの右手に流れ込んでくる。このドラゴンは生まれることを望んでいるのだ。カナミは直感した。だけどその純粋さが、悲しい昔を思い出した今のカナミには痛いほど切なくって。
「ねえ。おねえちゃん」
「……?」
どこからか、小さい子の声がする。いったい誰だろう? もう真夜中で近所の子供なんか起きているはずがない。
「おれだよ。おれおれ。タマゴだよ」
「え!?」
びっくりして反射的に大きな声を出してしまい、すぐに口をつぐむカナミ。
「わ、おどろいた? ごめんごめん」
キャキャっと面白おかしそうな笑い声もする。近所の誰かの悪戯とは考えづらい。その笑い声は、確かにこのタマゴの中から聞こえてきたのだから。
「き、君は……どうしてタマゴなのに喋れるの?」
「うーん、わかんね。おねえちゃんがスッゴクかなしそうなかおしてたのがイヤだったからかな?」
「ず、ずいぶん大人っぽいこと言うね」
「ふふ。なあなあ、おれさ、もうすこししたらカラをやぶろうとおもうんだけど、おねえちゃんはそれでもいい?」
「どうしてそんなことを聞くの?」
「おれ、たぶんすてられたんだよね?」
「……ッ!」
タマゴの躊躇ない一言は、悲しみに暮れたカナミの心を一突きにした。トニーが言うには、このタマゴを持ってきたのは人間とのことだった。見立てが外れない限り、このタマゴから生まれてくる子がドラゴンなら、当たり前ながらカナミは親ドラゴンを知らない。
生まれてもない幼い子に真実を言うのか? だが幼い分、嘘を言っても当分は信じてくれるかもしれないし、何よりカナミはもう誰にも嫌われたくなかった。
「ねえ。おねえちゃん」
「な、なに?」
「おれ、しょうじきにいってほしいな」
タマゴの声は、張りつめた糸のようにかすかに震えていた。
(……この子はわかっているし、嘘なんてつまんない子供騙しだ)
タマゴの声をしかと聞いたカナミは唇をぐっと噛み締め、滲んだ涙を一心不乱に拭き取る。タマゴのために、覚悟を決めたのだ。
「そうだね。君には本当の親御さんは……ここにはいない」
「そっか」
「でもね、君から伝わってくるの。生まれたいって気持ちが」
「……」
「だから、生まれていいんだよ。殻を破って、あたしに、あたしたちに会いに来て。あたしたちは、君と一緒に過ごしたい」
真剣にタマゴに真実を伝えたカナミの蒼の瞳が、自身が一生懸命生きている証拠のように、ランタンのひらひらと揺らめく光を受けて輝いた。
かつて両親の喧嘩を見ながら、幼いカナミが感じていた、それでも気づかないふりをしていた「自分が生まれてこなければよかったのに」という考え。離婚の原因は定かではなくとも、カナミの根底にはいつもそれがあった。
だからといって、これから生まれてくる命に、いつか本当のことが知られた瞬間、ねばねばの蜘蛛の巣が張るような嫌な嘘をつく義理も道理もない。カナミの心がいつも、まるで春うららの太陽のように明るく優しいのは、そういう考え方から来る、大切な宝物だ。
「ありがとう、おねえちゃん」
「いいんだよ」
タマゴの声は先程よりはっきりと形が成され、鳥の羽が初夏の風に舞うように爽やかな印象になった。表情は見えないけれど、笑ってくれた。そんな気がする。タマゴの声を聞いて、カナミの絡まった心もほろりとほどけてゆく。
「おねえちゃんさ、わるいけどおれ、カラをやぶるにはあともうちょっとかかりそうなんだ」
「いいよ。あたしもここにいる。ちょうどいいや! あたしも藁の上でひとやすみしてみたかったんだ〜」
「ふふ、そう?」
「うん、そう! うふふ!」
いつまでも暖かいタマゴ、ろうそくを入れていたランタンから灯りが消えていく。小さな声でお喋りをしていると、カナミはやがてすこやかな眠りに落ちていった。
「ありがとう、おねえちゃん」
「……で!? 生まれてくるのがファフニールなんて俺聞いてねえよ!」
知らぬ間に心労が溜まっていたようで、トニーは開店三十分前にやっと目が覚める。慌てて飛び回るように支度をして店頭に出ても、そこにカナミがいない。嫌な予感がした彼は、どこを探してもカナミがいなかったら即刻衛兵を呼ぶつもりで片っ端から部屋を調べ、最後は藁部屋を調べる。するとカナミはそこに寝ていた。ぐうぐうといびきは立てているし、いい夢を見ているのかとぼけた顔をしていて気持ちよさそうだ。
カナミの傍で丸まりながら寝ている、少女のカナミと同じぐらいの背丈のドラゴン。周りに割れた殻があるから、おそらく昨日のタマゴから生まれたのだろう。だがそのドラゴンは、どこからどう見ても「黒竜ファフニール」と言い伝えられたドラゴンそのものだった。
ファフニールとは、かつて国々を分ける運命を握った戦場の英雄の相棒と言い伝えられる伝説の黒いドラゴン。今回生まれたファフニールの、様々なヤスリで丁寧に研磨したような、伝説通りの艶々とした漆黒の鱗は目を奪われてしまうほどの美しさだった。コウモリに近い翼も、そんじょそこらの洞窟コウモリなんかとは比べものにならないほどの大きく形のいい翼だし、瞳は昨日子供ドラゴンに美味しそうに食べ散らかされたトマトとよく似て、純粋で透き通った紅色だった。
そんなファフニールが伝説と言われるのは、大昔にたった一匹しか存在していないはずで、主人である英雄が亡くなりその後を追ったかして、他の人間の前から姿を消して何百年も経っていたからだ。文献でしか姿を知らないファフニールが目の前に現れて、トニーは開いた口がふさがらないほど驚いていたが、今日もサンシエルの営業日だったので仕方なく開店する。しかし完璧に覚えていたはずの預かり料金は間違えるわ、ほんの小さな段差につまづいてこけ、顔を地面にぶつけるわで、仕事が全くままならない。ファフニールのことは町中の人々から一旦隠すことになったが、経営者として腕のいい彼も、誰か一人にでも知られたら国中の号外になるような出来事にはお手上げだ。
「あはは! おじさんがそんなに動揺してるの初めて見た!」
「トニーはしょうしんものだな」
「喧しいッ! なぁファフニール! ドラゴンなのに喋れるくらい賢いんならお前さんのトンデモ希少さも自分でわかってくれよ!!」
「おれのなまえは『フレド』だぞ。カナミがつけてくれたなまえだぞ」
「そうそう! 『あったかい男の子』って意味だよ!」
「フ、フレドォ〜〜〜! カナミィ〜〜〜! もおおおお!」
毎朝整えているくせ毛をぐちゃぐちゃにして今にもキャパオーバーしそうなトニー。幼いながらも毅然とするフレド。そんな一人と一匹を見て、カナミは笑い声を上げて、今日も預けられたドラゴンの面倒を見るのだった。
ファフニールのフレドのように、何百年も前に存在しているとされた伝説のドラゴンは他にも各地で発見され、懐かれている人々がいるとのウワサだが、それはまた別のお話。
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