第12話 その一文を書く目的は
自分の作品は、割と地の文が占める割合が高めかもしれませんが、「ここ、何を書けばいいんだろう」という瞬間は普通にあります。
そういう時は、基本に立ち返ります。
漫画も文章も、突き詰めれば、多くの場合「作者が伝えたい情報を、読んだ人に伝える」のが目的になると思います。
漫画で、主人公がイケメンであると伝えたければイケメンを描いてみせます。
小説でも、主人公の容姿を描写します。
主人公が優しい人である、ということを表したければ、それが分かるシーンを書(描)きますよね。
捨てられた子犬が雨の中で震えているのを見過ごせず拾って面倒を見たりとかの、アレです。
そんな感じで、伝えたい情報を伝える為に必要なシーンやエピソードを重ねていくと、地の文が出来上がるという訳です。
自分の作品に関して言えば、全ての地の文にも台詞にも、一つ一つ「何故そう書いたのか」理由があります。
台詞なら「この台詞はキャラクターの性格を表したもの」「この台詞は、このキャラとこのキャラの関係性を表す為のもの」みたいな感じですね。
地の文なら「これは世界観を表す描写」「これは仕草でキャラクターの感情を表す描写」などなど。
もっとも、書き手が「こうなんだよ」と書いたことを、読んだ方が「こうなんだな」とストレートに受け取ってくれるかどうかは分からないのですが、そこもまた面白さではあるのかもしれません。
これは、あくまで私が「こうやってるよ」というだけの話ですから、「特に何も考えずに書いてるぜ」「俺のパッションを叩きつけているんだぜ」とかでも、作品として成立しているのであれば何ら問題ないと思います。
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