【書籍化決定!!】人類滅亡エンドに突入したので、世界最強の悪役貴族は油断慢心をやめました。〜難民を受け入れまくってたら領地が『最後の砦』に。絶対防御スキルと人材チートを駆使してゲーム知識で無双します~

ナガワ ヒイロ

第1話 悪役貴族、人類滅亡エンドに突入する




「……ん? あれ? 俺、転生してる?」



 早朝。

 俺はベッドで目を覚まし、あることに気付いてしまった。


 どうやら前世の記憶を思い出したらしい。


 しかも俺、前世で人気だった『ブレイブストーリーズ』というゲームに登場するキャラに転生しちゃってるっぽい。



「えぇ……? ちょ、ちょっと待って? 本当にこんなことってあるのか?」



 俺が転生したのは『主人公』ではない。


 ヒロインである聖女に惚れ、その恋人である勇者改め主人公に決闘を挑む『悪役貴族ライバル』だ。


 名前はベギル・フラッグシルト。


 公式が認めた主人公以上の実力者だが、油断と慢心から何度も敗北する男。

 そして、最後には領主という名目で辺境の田舎領地に追いやられてしまったキャラだ。


 ふっ、ふふふふ……。



「ラッキー!! もう俺の役目終わってんじゃん!! 好きに生きようっと!!」



 そう、俺の出番はもう終わっている。


 あれは五年前の出来事、聖女に惚れていた俺は彼女を賭けて、アルテナ王国の王都にある魔法学園で勇者と決闘した。


 結果は惨敗。


 油断と慢心で主人公に敗れ、次期公爵家当主という地位を失い、辺境のフラッグシルト領へ。


 一応領主という名目ではあるが、俺が下手な真似をできないように父の部下が俺の監視も兼ねて領主の仕事を代行している。


 要するに今の俺はただのニートだ。



「たしかに今の生活も悪くない。悪くないが、ぐうたらしてるだけじゃもったいない!!」



 せっかく大好きなゲームの世界に転生したのだ。


 どうせなら主人公が育った村や、終盤で精霊から聖剣を授かる泉など、この目で見てみたい場所が山ほどある。


 よし、決めた。聖地巡礼しよう!!


 『ブレイブストーリーズ』をこよなく愛したプレイヤーとして全力でこの世界を楽しもう。


 俺がそう決意した、その時だった。



「ベギル様、そろそろ起床のお時間です」


「あ、おはよう、パデラ」



 彼の名はパデラ。


 父の部下であり、俺の監視役であり、領主の仕事を代行している執事が部屋に入ってきた。


 細身で女と見間違うくらい綺麗な顔立ちをしている黒髪イケメン。

 片目が長い前髪で隠れており、もう片方の目にはモノクルをかけている。


 ゲームでは名前すら登場しなかったモブだが、ここまで顔がいいと男の俺でも見惚れてしまいそうだ。


 おっと、俺にそっちの気はないぞ?


 ベッドから身体を起こしてパデラに挨拶すると、彼はギョッとした様子で目を瞬かせた。



「ベギル様が早起きしている、ですって!?」


「え? あ、えー、そ、そうだな。今日はちょっと早めに目が覚めてな」


「いつもは起こしに来ても『あと五分』を何十回と繰り返して昼まで寝ている自堕落でニートの代表のようなベギル様が……嵐の前兆でしょうか」


「ひ、酷い言い様だな」



 いやまあ、たしかに領地に追いやられてからの俺は食って寝るだけの生活をしてきたけども。

 仕事も何も与えられないのだから、そこは仕方ないだろ。


 っと、そうだ。



「パデラ、今日って何年の何月何日だっけ?」



 最近は自堕落に過ごしすぎて、日付の感覚がなくなっていた。

 正確な日付が分かれば、今からでも主人公たちの後を追ってその活躍を実際に見られるかもしれない。

 

 そう思ったのだが、パデラから返ってきた答えはちょっぴり残念なものだった。



「今日は女神歴1469年の牛の月16日です」


「え? うわ、まじか」



 女神歴1469年の牛の月16日。


 その日は忘れるはずもない、主人公がラスボスである魔王と戦う日だ。


 まじかよ。


 主人公とヒロインの恋愛模様とか、笑いあり涙ありの感動シーンとか、全部見逃がしちゃってるじゃん。


 前世の記憶を思い出すのが遅すぎたな……。



「はあ、凹む」


「何があったのかは存じませんが、起きたのであれば朝食を済ませてください」



 気落ちしている俺に向かってパデラが冷たく言い放つ。

 所詮はお飾りの領主なので尊敬も何もないのは分かっているが、ここまで露骨だと悲しいぞ。


 ……それはまあいいとして、主人公と魔王の戦いの結果は気になるな。


 もし主人公が魔王に負けようものなら、勇者の力を奪われて世界は暗雲に覆われる。

 そして、人類は魔王率いる魔王軍に追い詰められて滅亡してしまう。


 これが作中で最悪のエンディング、『人類滅亡エンド』だ。


 まあ、しっかり主人公やヒロイン、他の仲間をレベリングして装備も整えれば魔王は苦戦することなく倒すことができる。


 そこまで心配する必要もないだろう。


 その時、朝食を持ってきたパデラが窓の外を見ながら呟くように言った。



「……急に雲が出てきましたね」


「え?」



 俺はパデラに言われてから、窓の外を見る。


 さっきまで雲一つない青空だったのに、いつの間にか真っ黒な雲が空を覆っていた。


 ……いや、いやいやいや。まさかね。


 一瞬だけ主人公が魔王に負けたのではと勘繰ってしまったが、絶対にない。

 ラスボスの魔王はそこまで強い相手ではないのだから。


 きっと通り雨か何かだろう。


 そう考えてちゃちゃっと食事を済ませようとした、その次の瞬間。



「ぐっ!?」


「っ、こ、これは!?」



 身体から力が抜けた。


 否、まるで体力を吸い取られるような、奪われるような感覚に襲われたのだ。


 おいおい、嘘だろ。嘘だと言ってくれ。



『全人類に告げる』



 しかし、俺の心からの願いを否定するように頭の中に声が響いてきた。

 底知れぬ悪意を感じさせるしわがれた男の声で、聞いているだけで不快になる。


 ああ、確定だ。確定してしまった。



『我は魔王。不遜にも我の命を狙ってきた勇者から女神の力を奪い、我が物とした。これより我は地上から全人類を駆逐し、魔物の楽園を築く。人間たちよ、お前たちの滅びの時は近い』



 それはシナリオが人類滅亡エンドに突入した証、魔王による全人類への宣戦布告だった。


 俺は嫌な汗が止まらず、思わず隣にいたパデラの方を見る。

 パデラも今のが悪戯ではないことを本能で理解したのか、顔を青くしていた。



「パデラ、お前にも聞こえたか?」


「は、はい。たしかに魔王と名乗る者が人類を駆逐する、と」



 やっぱり俺の幻聴じゃなかったか。だとするとまずい。非常にまずい!!


 何がまずいって、あの暗雲だ。


 あれは『邪神の吐息』という大魔法で、魔物の力を引き上げ、逆に魔物以外の動植物から生命力を吸い取ってしまうものなのだ。


 魔王が主人公から奪った勇者の力を利用して発生させたのだろう。

 このままだと人類は魔物に滅ぼされるか、衰弱死するかのどちらかである。


 俺が焦っていると、慌てた様子でパデラの部下と思わしき青年が部屋に入ってきた。



「パ、パデラ様!! 領都の民が錯乱して暴れております!!」


「っ、すぐに兵士を派遣して鎮圧してください!!」



 『邪神の吐息』には人間の精神を錯乱させる効果もある。


 窓の外を見ると、その影響を受けたと思われる領都の民衆がパニックを起こして暴れていた。

 パデラの指示を受けた兵士が暴れる民衆を取り押さえている。


 この調子なら領都の混乱はそのうち収まる……ことはない。


 空に『邪神の吐息』が展開している以上、錯乱した者を落ち着かせても、また別の者が錯乱して暴れる。


 神官が使う解呪魔法で一時的に錯乱状態は解除できるが……。

 あくまでも一時的なので、すぐに『邪神の吐息』の効果を受けるだろう。


 もうどうにもならない。



「パデラ様!!」


「今度は何ですか!!」


「へ、兵士の中にも錯乱した者が!! このままでは暴動が起こります!!」


「くっ、いったいどうすれば!?」



 報告を受けたパデラが顔を青くする。


 すぐにパニックを収拾しないと、大きな暴動が起こるだろう。

 怪我人だけならともかく、死人だって出るかもしれない。


 しかし、パニックをどうにか収めたとして、『邪神の吐息』そのものを取り除かねばこの状況は延々と続く。

 そのためには術者、つまりはラスボスの魔王を倒さなくてはならない。


 その魔王はきっと今頃、魔王城で勝利の美酒を味わっているだろう。


 俺にできることは何も……何も……。



「あ、普通にあったわ」


「……ベギル様?」



 俺は窓を開けて、屋根に飛び乗った。


 『ブレイブストーリーズ』に登場するネームドキャラはそれぞれ固有のスキルを持っている。


 それはベギルも例外ではない。



「――結界魔法・アイギスッ!!!!」



 ベギルの固有スキルは『結界魔法』だ。


 あらゆる攻撃を防ぎ、指定したものを一切通さない不壊の障壁。

 勇者ですら突破することが叶わなかった絶対防御の盾。


 この結界魔法であれば『邪神の吐息』も防げるに違いない!!


 ……多分きっと、おそらくは!!



「こ、これは、奇跡が起こったのですか……?」



 部屋の方から動揺したパデラの声が聞こえる。


 青く輝く光の幕が『邪神の吐息』を押し退けてフラッグシルト領の領都を丸ごと覆った。

 次の瞬間、身体から力が抜ける感覚が消えてすっと肩が軽くなる。


 やった!! 成功だ!!


 結界の内側だけではあるが、『邪神の吐息』を無効化することができた。


 太陽が顔を覗かせ、領都を眩しく照らす。



「ふぅ、これで一件落着……なわけないよな」



 根本的なことは何も解決していない。


 領都の外に出たら、また『邪神の吐息』の効果を受けるだろう。


 人類に待っているのは、滅亡のみ。


 俺がやったのは領都の民だけ少しだけ長く生かす、ただの延命行為に過ぎない。


 ああ、嫌だ。嫌すぎる。



「……死にたくないな」



 分かっている『死』ほど怖いものはない。


 せっかく大好きなゲームの世界に転生したのに、何もできないまま死ぬのはゴメンだ。


 なら、やることは一つ。



「生き抜いてやる。絶対に」



 人類滅亡エンドなんてクソくらえ。


 この手で魔王をぶっ殺し、空を晴らして聖地巡礼する。


 幸いにも俺はベギル・フラッグシルト。


 公式にも勇者や魔王のような例外を除けば『世界最強』と呼ばれている悪役貴族だ。

 作中では主人公には全敗しているが、油断も慢心ももうやめだ。


 俺は今日から本気出す!!



「ん? うおっ」



 生きる決意を胸にふと眼下を見やると、さっきまでパニックに陥っていた大勢の領都の民が俺を無言で見上げていた。


 え、な、なんか注目されてる!?


 い、いや、そりゃそうか。さっきまで空を覆っていた雲を一瞬で消したら誰だってビックリするし、注目するよな。



「あー、えっと。俺はフラッグシルトの領主、ベギル・フラッグシルトだ!! 皆、不安はあると思うが、今はとにかく落ち着いてくれ!! この領都は俺が結界魔法で守っている!! 安心して兵士たちの指示に従ってくれ!!」



 それだけ言い残し、俺は屋根から降りて部屋に戻った。

 部屋に戻ると、ポカンと口を開けたままパデラが固まっている。


 な、なんだ?



「パ、パデラ、どうした?」


「……はっ!? い、いえ、何でもありません。お陰で助かりました、ベギル様」


「いや、お礼はいらない。それより……」



 俺はパデラに『邪神の吐息』について話した。



「……『邪神の吐息』。生物から生命力を奪い、錯乱させ、魔物を強化する大魔法ですか」


「ああ、そこでパデラ。一つ頼みがある」


「何でしょうか?」


「全ての領民を安全な領都に集めたい。兵士をフラッグシルト領内各地の街や村に派遣して領都に避難するよう呼び掛けてほしい」


「っ、領民を、全てですか?」



 俺は頷く。


 もうすでに世界は『邪神の吐息』が生み出した暗雲に覆われているだろう。

 いくら俺一人が頑張ったところで、大勢は変わらない。


 ならば少しでも多くの人間を生かして、とにかく戦力を整える。



「……お言葉ですが、それは様々な問題が生じます」


「問題?」


「先ほどの話が事実であれば、農作物はあの黒い雲の下では育たない。食料は貴重なものになります。幸い、昨年のフラッグシルト領は豊作でした。領都の民だけなら数ヵ月は何とかなるでしょう。しかし、領地全ての民となると話は別です。三ヶ月持つかどうか……」


「じゃあその三ヶ月の間に食糧問題を解決する。具体的なことはまだ何も考えていないが、人が多いほどできることは増えるはずだ」


「食糧問題はあくまでも一例です。人が増えるほど統率は難しくなります。そもそも――」



 俺はパデラが話している途中で頭を下げた。



「すまない。色々と言ったが、本音を言えば俺は死にたくないだけだ。まだまだやりたいことが山ほどある。でも俺一人じゃ限界がある。だから少しでも協力者がほしいんだ。お前の力を貸してくれ」


「……」



 俺の懇願にパデラは無言だった。


 しかし、仮に俺のことを快く思っていない相手でも、今日までフラッグシルト領を支えてきたのは他ならぬパデラだ。


 彼ほど頼れる男を、俺は知らない。


 今までのぐうたらな生活態度のせいで、俺の決意が本気だと信じてくれないかもしれないが……。


 それでも俺は頭を下げ続けた。すると――



「頭を上げて下さい、ベギル様。領主が配下に頭を下げては、周囲に示しがつきません」


「え?」


「何故そこで呆けるのです。貴方が力を貸せと言ったのではありませんか」



 そう言って俺の前に膝を突き、お辞儀した。



「我が主、ベギル様の仰せの通りに。私はこれから全身全霊で貴方様を支えさせていただきます」


「っ、ああ!! よろしく!!」



 それからパデラが部下に指示を出し、フラッグシルト領各地の街や村に兵士を派遣した。


 道中で兵士が錯乱しないよう、また向かった先の領民が錯乱していた時に備えて解呪魔法を使える神官も一緒だ。


 これで少なくとも領都に三千人は集まるはず。


 ……たった三千人で何ができるのかは分からないが、少なくとも一人よりはずっといいだろう。







 前世の記憶を思い出した翌日。


 近くの小さな村から多くの領民が領都に避難してきた頃、一人の兵士が慌てた様子で俺とパデラのいる執務室に入ってきた。



「領主様、パデラ様!! 急ぎのご報告が!!」


「……何かあったのですか?」


「そ、それが、兵士が遠方の村に向かう道中で王都からの避難民と遭遇したようでして……」



 王都からの避難民?



「王都が、あの黒い雲に世界が覆われる一ヶ月前に魔物の軍勢によって陥落していたようです」


「なっ」



 フラッグシルト領はアルテナ王国の中でも田舎の中の田舎だ。

 あまりにも王都が遠すぎて連絡が遅れることはしょっちゅうである。


 しかし、まさか王都が陥落しているとは。


 それも『邪神の吐息』を使う前に魔王軍が王都を襲っているとは思わなかったな。


 こう言っては何だが、アルテナ王国は古くから魔王軍と戦ってきた軍事大国。

 その王都があっさり魔王軍の手に落ちたとは思いたくない。



「その情報は信用できるのか?」


「はっ。避難民を連れている人物は、アルテナ王国騎士団長の証であるミスリルの剣を携えておりました。間違いないかと」


「なっ、アルテナ王国の騎士団長だって!?」



 アルテナ王国の騎士団長は、シナリオの進め方次第では主人公のパーティーに加わるネームドキャラだった。


 今後、魔王軍と戦っていく上で絶対にほしい人材と言っても過言ではない。



「パデラ、避難民の受け入れ準備を頼む」


「はっ。……ベギル様? ちょ、何をしておられるのですか?」


「何って、避難民を迎えに行く準備」



 パデラのモノクルにピキッとヒビが入った。



「ちょ、何もベギル様が自ら迎えに行く必要はないでしょう!? 結界の外に出れば強くなった魔物がうじゃうじゃいるのですよ!?」


「心配するな、結界魔法は俺が死んでも機能し続けるからな」


「そういう心配してるわけでは――」


「じゃ、行ってくる。なーに、俺は強いから平気平気」



 最後のはちょっとフラグっぽかったか?


 そんなことを考えながら、俺は執務室から勢いよく飛び出した。



「あ、ちょ!!」


「ど、どうなさいますか?」


「兵士長は今すぐ部隊の編成を!! 食料やポーションを持ってベギル様に続き、避難民の元へ向かってください!!」


「りょ、了解しました!!」


「まったく、ベギル様は!! 領主自ら危険な真似をするとは!! ……いや、待てよ? 上手く民衆にアピールすれば……ぶつぶつ……」



 部屋の方からパデラが何かを呟く声が聞こえてきたが、最後の方はよく分からなかった。

 俺は兵士の詰め所に向かい、そこで足の速い馬を借りた。


 ゲームでもそうだったが、ベギルは多才だ。


 剣術と結界魔法を使った戦闘は無論、料理や裁縫なども得意な万能キャラだった。


 乗馬とて例外ではない。



「ハイヨー、シルバー!!」


「あの、その馬の名前はヨモギというのですが」


「細かいことはいいって!! でもヨモギはいい名前だな!!」


「ヒヒン!!」


「おう、よろしくな!! ヨモギ!!」



 馬の世話をしている兵士に冷静にツッコミを入れられたが、俺は領都を飛び出した。


 パデラの命令を受けて付いてきた十数名の兵士と共に、王都からの避難民と遭遇したという現場に全速力で向かう。



「見えた!! って、魔物に襲われてる!?」



 避難民は領都のすぐ近くまで来ていたようだ。


 魔物の群れに囲まれており、騎士たちが避難民を守ろうと応戦している姿が見えた。


 相手はスライムとゴブリン、あと群れのボスと思われるリザードマンだ。

 平時ならアルテナ王国の騎士が手こずるような相手ではない。


 しかし、その強さは『邪神の吐息』の影響を受けて跳ね上がっている。


 このままでは長くは持たないだろう。


 俺の結界魔法なら『邪神の吐息』を無効化できるため、リザードマンを普通の強さに戻せるが……。

 今は領都を守る結界の維持を優先しているため、結界の生成は難しい。


 だったらどうするのか。答えは簡単だ。



「おい、その首置いてけ」


「え? ヒギャア!?」



 強くなってもリザードマンはリザードマン。


 油断も慢心もない世界最強の悪役貴族、ベギル・フラッグシルトの敵ではない!!


 正面から叩き斬る!!







―――――――――――――――――――――

あとがき

ワンポイント小話

片目カクレモノクルは最近の癖。


★をもらえると作者の執筆欲がアップします。是非ください。



「人類滅亡エンドからスタートで草」「ありそうでなかった展開」「ええ性癖」と思った方は、感想、ブックマーク、★評価、レビューをよろしくお願いします。

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