14曲目 エメラルドシティ

タイトル:エメラルドシティ

歌:MAYU 花隈千冬

作詞・作曲:西沢さんP

URL:MAYU ver https://www.youtube.com/watch?v=8ZqJ9IH9OoU&t=1s

   花隈千冬 ver  https://www.youtube.com/watch?v=VEFTU7COEVg&list=RDVEFTU7COEVg&start_radio=1

初聴:中3(2015)

蓬葉No:472

蓬葉階級:3つ星/6つ星 


 切ない雰囲気の曲です。

 作者の西沢さんPは中2のころに「泣き虫アンサンブル」で私の音楽史の中に登場しました。ちょうど10曲目で紹介した「ハートブレイク・ヘッドライン」と近い時期です。この曲を聴いたのは、中3も終わりに近い頃。1曲目に紹介した、青木月光「夢と葉桜」がもう少しすると登場するという頃です。このころはHoneyWorksが一時代を築いていたのですが、それに次ぐような形で西沢さんPの曲も聴いていました。「エメラルドシティ」と同時期には「ハートトゥハート」、「フライトタイム」、「ささくれセブンティーン」などを聴いているようです。


 さて、西沢さんPの曲はギターがメインの、リズミカルな曲調が特徴的です。これは、例えば「ユーレイ」や「アセロラ」を聴いてみるとわかるのではないかと思うのですが、この曲はややそれとは毛色が違うように思えます。


 最初に示した通り、この曲を包む雰囲気は、「切なさ」であるように思えます。

 私としては、東京に憧れて出てきた「僕」が、現実を前に打ちひしがれる曲のように思えます。その「僕」には「君」という存在がいたらしい。池袋駅で、その「君」の幻影を探します。しかしいません。1番サビにあるように、「君」はおそらく池袋にはおらず、「僕」から離れた場所(おそらく「僕」の故郷?)にいるのだと考えられます。それでも探してしまうくらいには「僕」は「君」を想っていたということでしょう。


 二人が離れたのはなぜなのでしょう。わかりませんが、この場合、「遠距離恋愛」という可能性も考えられます。そして、おそらく往年のJ-POP「木綿のハンカチーフ」の男性同様、都会という場所に一種のきらめきを感じている。これは2番Aメロ「街が光って見えた」から確かなのではないかと思います。


 そんな彼は、曲の最後、品川の最終に乗り込みます。そして、「さよなら」と告げる。品川と池袋の違いは、品川には「新幹線が停車する」ということです。「君」のもとへ帰るために、彼はそれを使ったのかもしれません。

 


 池袋には、ジュンク堂書店の本店がありますね……。

 悩ましいけれど、近々また行こうかしらと思うところです。



 この曲には「オズの魔法使い」との関連があるようです。エメラルドの都は「オズの魔法使い」に登場するとか。私は読んだことがないので、わからないのですが。




 数日前「SUPER YELLOW」という曲を新たに聴きました。これもかなり前の曲らしいのですが、元気の出る曲です。昨日の僕とは少し違う、のです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る