第一章〜命短し、恋せよ乙女〜
第2話 命短し、恋せよ乙女
神岸真白は残念だ。
食事。
勉強。
運動。
習い事。
ルーティーン。
ダイエット。
小学校に上がった頃から全てAI任せの最適化された生活を送っていた。
年齢、性別、身長、体重などの必要な情報を入れて、今どきのAIは毎日の最適なライフプランニングを出してくれる。
それに従って生きるのが楽だった。
それに従って生きられることが異常と言われた。
生まれつきなのか割とスペックはいい。
毎日早朝ランニングしているおかげで、そこそこ綺麗でスタイルが良くて、運動もできる。
学校の成績も優秀だ。
そんな私の生活をずっと見ていた幼馴染の花恋からは『ロボ子』と名付けられた。
だから私はロボ子さんだ。
ちょっと気に入っている。
あだ名から容姿と能力以外の全てが残念だとわかるから。
ロボ子さんは昔から自分というモノがない。
なにも持たないように生きてきた。
ただ優秀なだけで伽藍堂。
もったいないことに両親にも妹にも幼馴染の親友にも恵まれていた。
ロボ子さんはいつもそんな大切な人達からあり方を心配されていた。
両親と妹の三人が揃った写真が好き。
私がいない写真が好き。
この方が家族がまとまっている気がするから。
そう言ったら三歳も年下の妹の
以来、家族写真を撮るときは強制的に真ん中に座らされる。
そんな心配をかけていることが心苦しい。
だから高校進学を機に遠くの高校を受験して、一人暮らしを始めることにした。
両親も妹も親友も大反対だった。
スポーツ推薦などで選ばれて、高校でやりたいことがあるなら反対はなかっただろう。
でもロボ子さんは空っぽだ。
高校の進学先もAIに任せて高い偏差値の進学校を選んだだけ。
ただ海が見たかった。
家賃が高くなくて、一人暮らししやすい海沿いの街も条件に加えた。
一度家族と離れて生活してみたら考え方が変わるかもしれない。
最終的に両親がそう判断を下した。
こうしてロボ子さんは一人暮らしを始めることになった。
高校受験はなにも問題なく合格していた。
「ふぅ……荷解き完了」
多趣味な親友がいるとはいえ、ロボ子の私物はあまり多くなかった。
一番大変だったのは本棚に漫画を入れる作業。
本当は漫画も実家に置いていくつもりだったが許されなかった。
ロボ子さんをなにもない部屋に置いておくと、本当になにもないまま過ごしそうだからと。
確かに花恋にオススメされて集めていた漫画がないと部屋が寂しすぎたかもしれない。
でもこれからなにをしようか。
これから暮らす街を散策するのもいいだろう。
しかしなにも目的も持たず歩き始めたら、本当になにもせず歩き回るだけになる。
それが空っぽなロボ子さんの残念クオリティだ。
だがロボ子さんには心強い味方がいる。
こういうときに頼れるのがAIの妖精さんだ。
「妖精さん妖精さん。荷物の荷解きが終わりました。この地域で新生活を始めるにあたってロボ子さんに必要なことを教えてくれるかな?」
そう語りかけるとスマートフォンと連動した透明な筒型AIポッドの中で、小さな人型の妖精さん達が動き始めた。
対話型AIインターフェース『気まぐれフェアリーズ』のAIポッド。
世間ではキャラクターを用いないテキストベースか、美少女かイケメンか可愛い動物のキャラクターの対話型AIインターフェースが人気だ。
この『気まぐれフェアリーズ』もその一つだが、特徴は名前の通り複数系であること。
異なる性格の妖精キャラ達がランダムで登場して、傾向の違うアドバイスをくれるある種のギャンブル性が売りだった。
難しい話をすれば一昔前に社会問題にもなった児童の対話型AIインターフェース依存症対策のランダム性らしい。
もちろん妖精さん個別の名前を指定して呼び出すことも可能だ。
発売から何年も経っているが、定期的にアップデートされているので性能に遜色はない。
けれど本来は子供向けの対話型AIインターフェースだ。
ロボ子さんは『気まぐれフェアリーズ』を小学生の時から愛用している。
答える妖精によっては無茶な提案があるのがたまに瑕だが、その無茶振りに応えることを楽しんでいだ。
AIポッドの中では誰が答えるのか妖精さん達がプロレスで決めていた。
クールな眼鏡の青妖精ジョバンニ君に決まるかと思われたが、熱血の赤妖精ホムラ君のドロップキックで吹き飛ばされた。
割れた眼鏡がホムラ君の顔にピタッと装着。
なかなかに熱い戦いが繰り広げられていた。
今回は無茶振りの多い熱血のホムラ君のようだ。
普段提案されるジョギング距離は五キロぐらい。
ホムラ君だと十キロに伸びることもある。
距離が伸びるタイプの無茶振りならばまだいいが、ホムラ君は熱血系なので本当に意味もなく『海に向かってバカヤローと叫ぼうぜ!』ぐらいのことを言い出しかねない。
ちょっと不安だ。
ロボ子さんが海に向かってバカヤローと叫ばされる危惧を抱いていると、見たことのないピンク髪でハートのフェイスプリントをした桃妖精が乱入してきた。
パイプ椅子でホムラ君の顔面を弾き飛ばす。
今度は眼鏡も一緒に弾き飛ばされた。
そして桃妖精は持っていたパイプ椅子に悠然と座る。
勝者の玉座。
今回提案してくれるのはこの妖精さんらしい。
見た目は地雷系ファションの妖精さん。
名前マインちゃんらしい。
桃妖精は元々髪のキュートでぶりっ子な妖精のプリムラちゃんだった。
美容系に強くて『紫外線に注意!』と幼い頃からロボ子さんはよく注意されていた。
そういえばもう四月に入っている。
新年度だ。
年齢設定も中学生から高校生に進んでいるし『気まぐれフェアリーズ』にも年齢に合わせたバージョンアップがかかったのかもしれない。
高校生になると、ぶりっ子が地雷系に進化した。
この進化にはロボ子さんも驚きました。
『ロボ子。あなたはもう高校生よね』
「うん。入学式もまだだけどね」
『入学式は関係ないわ。高校生といえば青春。一日たりとも無駄にしてはいけないの』
「青春かぁ」
ロボ子さんは無茶振りの匂いを嗅ぎ取った。
嗅ぎ慣れ過ぎている。
新生活。
普通は必要なモノの買い出しや周辺地域のオススメの店の紹介がされるモノ。
ロボ子さんはそんな思い込みで『気まぐれフェアリーズ』を甘く見ていた。
今回は大当たりの無茶振り回だ。
覚悟を決めなければいけない。
『命短し恋せよ乙女。ロボ子よ。恋愛しなさい』
「れんあい……恋愛はちょっと。私は恋愛感情死んでいるし、向いてないんだよね」
『またそうやって逃げようとする。中学生の時も告白されていたよね。何回?』
「えーと……三回?」
『このあんぽんたん! 七回でしょ!』
少し考えてから答えたが倍以上違った。
予想外だ。
これにはロボ子さんもびっくりしている。
ハレーションを起こしている可能性が高い。
でもロボ子さんも告白された回数を正確に数えていないから自信がない。
こんなときに花恋が側にいれば正しい答えを教えてくれただろう。
電話で聞くか。
引っ越して早々にこんなことで花恋に電話したら『ばっかじゃないの!』と怒られる。
それはなんか避けたかった。
だから告白された回数七回という答えを受け入れるしかない。
『どうせ特に好きな人がいないしとか、その気もないのに相手に失礼とか考えているんでしょう。ロボ子はごちゃごちゃ言い訳ばかり。そんなことじゃ恋は始まらないの! 始めなさい! とにかく恋愛を始めなさい! それがロボ子の新生活には必要なの!』
そうかもしれない。
とにかく始める。
動き出す。
そうしなければなにも変わらない。
実のところロボ子さんは自分を変えたいとはあまり思っていない。
空っぽなのでそんな熱量がない。
でもロボ子さんは今の自分をダメだと思っている。
新天地で一人暮らしを始めたのも環境から変えたかったからだ。
しかし恋愛をするには大きな問題があった。
ロボ子さんの恋愛感情回路が死んでいる問題以上の大問題だ。
「でも恋愛は一人じゃできないよね。相手がいないよ。まさか私からナンパするの?」
それは本当にヤダった。
強要されたらロボ子さんは生まれて初めてAIに反旗を翻すかもしれない。
ある意味それもロボ子さんの新生活の始まりにふさわしい。
ロボ子よなけなしの闘志を燃やせ。
『ぷっ……今どきナンパっていつの時代だと思っているの?』
ロボ子さんはAIにバカにされました。
ちょっとむかっとします。
でもロボ子さんはこの桃妖精マインちゃんのことを嫌うことができません。
なぜならどことなく花恋に似ているから。
ロボ子さんのツボを突いています。
やはり『気まぐれフェアリーズ』は長年愛用者のロボ子さんのことを学習しているのかもしれません。
『ロボ子はアカイイトって聞いたことはない? 個人情報完全秘匿の運命型AIマッチングサービスなんだけど』
「それは聞いたことがある。かなり流行っているよね」
利用者は応募するだけ。
あとは各端末のAIが近くに住んでいる利用者の相性を自動判定してマッチングした場合だけ、こちらにも相手にも通知がいく。
そのときに相手に伝わる個人情報も設定できる。
アカイイトが流行った理由はお手軽さの他に二つある。
一つは嘘がつけないこと。
どれだけ自分を美化した情報で登録しようとしてもできない。
AIを調教して嘘をつかせようとしてもエラー判定扱いされて、絶対にマッチングしないようになる。
無料サービスだからできる処置だ。
成功報酬を考えなくていい。
あくまでサービスなので、トラブル防止を優先しているのだ。
もう一つは積極的利用者と消極的利用者に分かれていること。
消極的利用者は本当に相性がいいと判断された時だけ通知が来る。
別に『今は恋人要らないかな』と無視しても構わない。
登録したからには会わないといけないなんてプレッシャーはないのだ。
だからとりあえずで登録する人が多い。
しかしトラブルもほとんどないうえに、本当に相性がいい相手を紹介されるから出会いの場として満足度が高い。
そして積極的利用者は年収や職業などを細かく設定して、条件を満たさない人とは絶対にマッチングしないようになっている。
あえて漫画家や現役の声優など絶対にマッチングしないだろう職業などの条件を入れて、マッチングしたらどうするのかを夢に見るために登録する人もいるぐらいだ。
本当にマッチングしたいのかも謎だが、楽しみ方は人それぞれ。
それがアカイイトだ。
アカイイトのサービスが始まってから既婚率が数字でわかるほど高くなった。
少子化対策としてもニュースで流れていたのでアカイイトはかなりメジャーなマッチングサービスと言えるだろう。
新生活。
新しい一歩を踏み出すために、アカイイトへの登録は悪くない。
『それでロボ子のことをアカイイトに登録していい? もちろんロボ子はかなり厄介だから色々と条件付けるし、簡単にはマッチングしないと思うけど』
「ロボ子さんは厄介なのか」
『変なのにマッチングしてトラブルを引き起こしそうという意味で厄介なの。私たちもロボ子にはちゃんとした相手を選んであげたいし』
「そういうことね。いつもありがとう」
『それじゃあ登録するね。まずロボ子の相手は積極性がある人。言いにくいこともは言ってくれる人。目的意識がはっきりしている人。多趣味な人。洗脳しない人。強要しない人。親身に気遣ってくれる人。こうなると対象は高確率で年上になるから、あまり年上ではない人と条件つけて――』
アカイイトへの登録を許可すると桃妖精マインちゃんは意気揚々と楽しそうに色々と条件をつけ始めた。
やはりロボ子さんには恋愛が向かないらしい。
条件が山のようにつけられていく。
これではマッチングする確率はガクンと下がるだろう。
恋愛しなさい!
と提案しても、無責任な投げ出しはしない。
動き始めたらユーザーファーストで親身に計画を立ててくれるから、ついついAIに頼ってしまう。
ロボ子さんはブーンと稼働音を立てながら真剣に働いているAIポッドをつんつんする。
登録するのはいいが、すぐにマッチングするとは思えない。
アカイイトは交際前提のマッチングサービスだ。
ワンナイト系の登録情報も少ない遊び目的のマッチングアプリではない。
だからマッチングしても即日会いましょうとはならない。
少し暇になるのが確定してしまった。
花恋にでも電話しようか。
意味もなく電話したらまたお説教されるだろう。
でも今は引っ越しの荷解きを終えたうえに、アカイイトに登録した。
報告したら驚いてくれるかもしれない。
早速、話題の種に利用してみよう。
スマートフォンで花恋を呼び出そうとしたら、手が止まった。
あることに気づいたのだ。
まいんちゃんが色々とつけていた条件。
やけに具体的で細かいと思っていたら、あれは花恋のことでは?
花恋の性別は女性だし、同い年の幼馴染だけど。
どうやらAIが考えるロボ子さんの理想の交際相手は男性の花恋らしい。
ロボ子さんより少し背が低い可憐の男装姿を思い浮かべて、ぷっと吹き出してしまった。
このことを伝えると花恋はどんな反応を返してくるのだろうか。
知りたい気もするけど、なんか顔を真っ赤にした花恋に怒られる気がする。
ロボ子さんが一人で笑っていると、AIポッドのブーンという稼働音が収まってきた。
結局、電話はしていない。
登録し終えたのかな。
そう思って視線を戻すと、AIポッドの中でマインちゃんが首を傾げて唸っていた。
かなり困っている。
こういうキャラクターの迷いがわかるところが対話型AIインターフェースの強みだ。
テキストベースでは、ただ単に演算に時間がかかっているだけのように見えてしまう。
マインちゃんがなにかを迷っている。
こういうケースは答えが出ていないわけではない。
人生には正答が存在しない問題もある。
その選択がいい方向に転ぶのか、悪い方向に転ぶのかAIにも判断できないことがある。
人生の分岐点。
直近だと、ロボ子さんの高校受験について相談したら迷っていた。
今回はただマッチングアプリに登録しただけだ。
なぜこの反応が出るのかわからない。
でもAIが困っているならば助け舟を出すしかない。
「なにを迷っているのか教えてくれる?」
そういうとマインちゃんは目をパチクリさせて、唸るのをやめた。
演算の停止。
少ししてロボ子さんと対話するために再稼働してくる。
それでも伝えるべきか迷い、言いにくそうにしているのでよほどのイレギュラーなのかもしれない。
『ロボ子……マッチングしたよ』
「早速!? ずいぶんと早いね」
『正直、伝えるのも気乗りしない。この話は黙って断る方がいいと思ったんだけど、相性のマッチング率はほぼ満点に近いんだよね』
「情報を開示して」
どうやらロボ子さんはAIが困惑するほど、とんでもない人と相性がよかったらしい。
最終的に断るにしても、どんな人か気になった。
マインちゃんが戸惑いながらもマッチング相手の情報を映し出してくれる。
相手はマッチングした場合、全ての登録情報をオープンにする設定で登録していたようだ。
顔写真付きで年齢と在籍している学校名まで記載されている。
「名前は佐久間虹陽。白砂州高等学校の三年生……私が通う高校の先輩だね。……これって!?」
通常ならばあり得ない記述があった。
ロボ子さんの瞳が思わず部屋の姿見鏡を捉える。
そこにいるのは当然ロボ子さんだ。
驚きで青い瞳が大きく見開かれている。
肩まで伸びたグレージュの亜麻色の髪。
あまり日本では見られない色合いだ。
顔立ちは完全に日本人。
ハーフでもなければ染めているわけでもカラーコンタクトをしているわけでもない。
先天的な隔世遺伝だ。
「二月二十二日……猫の日……灰花病発症」
アカイイトの登録情報に嘘はない。
病気の記録は医師の診断書付きで登録される。
灰花病は正式名称を後天性アルビノ症候群といい、全身の色素を失っていき発症から一年ほど死ぬ致死率百パーセントの難病だ。
灰花病に治療法は存在しない。
つまりこの先輩は余命一年を切っている。
こんな記載があれば通常はマッチングしない。
どれだけ人間的な相性が良くてもAIが弾く。
誰がマッチングサービスで余命一年未満の相手を勧めるものか。
クレームがついてしまう。
でもロボ子さんはマッチングした。
条件には丁寧に色々と書いてあった。
自分のことを知らない。
出会ったことがない。
地元出身ではない。
近くに住んでいて頻繁に会える。
灰花病に詳しい。
憐れまない。
など色々書いてある。
たぶんこの先輩もマッチングするとは思っていない。
遊びのつもりで登録したのだろう。
灰花病にかかって自暴自棄だったのかもしれない。
でもマッチングした。
赤い糸が結ばれてしまった。
心当たりはある。
これが同じ余命でも、癌など他の病気ではマッチングしなかったはずだ。
灰花病だからロボ子さんは選ばれた。
『灰花病で死にたい』
そんな想いに囚われてロボ子さんは灰花病を調べていた時期がある。
その履歴をAIは知っている。
だからマッチング候補から外せなかった。
本来ならばしないはずのマッチングを切り捨てることができなかった。
今ならば知らない振りできる。
あちらに通知は行っていない
先輩は赤い糸が結ばれたことを知らない。
ロボ子さんの情報は開示されていない。
けれどロボ子さんは知ってしまった。
同じ高校の先輩だ。
学校で目で追ってしまう。
追い続けてしまう。
そして冬に訃報を聞くことになる。
先輩がどんな人だったのかをずっと気にしながら。
それはヤダ。
胸がキシリと痛んだ。
「妖精さん妖精さん。この人に私の情報を送ってください。マッチングを受理します。会うのは早い方がいいと思うので、近日中のセッティングを調整してください」
『えっ!? 本気なのロボ子!?』
「命短し、恋せよ乙女でしょ?」
運命の赤い糸が本当にあるのであれば、その糸を結んだ神様はきっと残酷だ。
どちらを選んでも後悔する。
それならばロボ子さんは知って後悔したい。
なにも知らないまま後悔したら一生背負うことになるから。
それにたぶん大丈夫だ。
だってロボ子さんの恋愛感情機能は死んでいる。
恋愛には発展しないだろう。
ただ運命の相手と会ってみたくなった。
それだけ。
こうしてロボ子さんの新生活は始まりを告げた。
最初から結末とタイムリミットがわかっている相手との出会い。
ロボ子さんがどのように行動しても運命は変わらない。
だから悲しむことはない……よね?
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