第5話 非常ベルが
ホテルに戻って部屋にいる時、廊下の非常ベルが鳴りだした。びっくり。火事か?
ドアを開けて廊下を見てみた。誰もいない。だが部屋の中でバタバタしている音は聞こえた。声とか。とりあえず煙などは見えない。今すぐ逃げる必要はなさそうだ。
とはいえ、すぐに逃げられるようにポシェットを用意。スリッパのままでいいだろうか。靴を履いた方がいいか。
と思っていたら、放送が入った。3階で火災報知器が鳴ったのだとか。スタッフが調べるので次の放送を待つようにという事だった。テレビをつけているので、放送が聞こえないかもしれない。聞こえたらすぐにドアの傍へ行こうと身構えつつ、日記を書いていた。
すると、じきにまた放送が始まった。火災報知器が浴室の湯気に反応した為、鳴ったそうだ。火災ではないのでご安心ください、と言っていた。良かった。でも怖かった。あれだな、浴室のドアを開けっ放しにしてシャワーを使ったのだろう。私も一人で泊っていると、歯磨きやトイレの時にドアをいちいち閉めない事が多いので、シャワーの時にもそれをやってしまうと煙探知機が作動してしまうのかもしれない。
さて、夜寝る前にはお腹も落ち着き、割と空腹になった。良かった良かった。やっぱり粉もんは腹持ちしない。というより、一時的に満腹になる。ダイエットに良い。多分。
明日からいよいよ万博でボランティア活動だ。頑張ろう!ちゃんと間に合うように行かれるかな、なんて考えているとあまり眠くならない。夕べも大阪へ行くという緊張でよく眠れなかったのに、なぜか今日も眠気がやって来ない。それでも12時過ぎには寝床に着いた。
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