まるで絵本の世界のように美しく暖かい

遠路遥々やって来た途端に婚約破棄された
少し気弱で小心者な付与術師オーレリアには一人だけの秘密があった


転生


決して、途方に暮れるだけの不運なおのぼりさんではない


その手が紡ぐのは
丁寧で特別で

なんだかエコで文化的
かゆいところに手が届く
夢のような付与術


世界は決して優しい事ばかりではないけれど、
出会う人々との関わりの中で、
傷を癒し、時に立ち止まりながら少しずつ歩み始める。

爪を隠しすぎ？
結果良ければ全て良し

前を向いて歩いて、未来はきっと良くなる筈





オーレリアの歩む世界を、優しい色合いの絵本をめくるような感覚で読める、とても美しい物語