最大のミステリは編集部の頭の中。

第2話 ゲスの極み勘ぐりで恐縮ですが。

　さて。

　今回ミステリーとホラーが合体してますね。

　まあミステリーとホラーは親和性が高い部分があったりなかったりラジバンダリ（古）なので、そこからまず考えました。

　皆さまご存知『近畿地方』の大躍進からこっち、あっちこっちでホラーブームですよ。すっごいですね。カクヨムさんとしてはホラーにまだまだガンゴン行ってほしいところではないてしょうか。

　ですが、webに留まらず、一般書籍界隈で同時期に爆発的ヒットしたものと言えば、やっぱり『禁忌の子』でしょう。

　近畿と禁忌だ。ふふ。

　つまり、webではヒットしないと言われているミステリは、まだまだ一般市場では強くてパイが大きいわけです。

　というわけで、真っ先に考えたのは、

「ミステリー＆ホラー」と言っているし、「ミステリーの中にちょいホラー」があるのと「ホラーのなかにちょいミステリー」があるの、どちらが強いかでホラかミスかを選んでくださいとありましたが、

「圧倒的に本命でほしいのは『ホラーメインでミステリ風味を頂戴』のほうなんだろうな‼」

　ということでした。

　そりゃこれだけ好調なら、ホラーの方を増やして広げたいでしょうと。

　でも一般層にも訴求したいからミステリもちょっと頂戴ねと。

　まあ、私、そっちにしなかったわけですけどね。

　ホラーの方もランキングちょこちょこ読ませていただいているのですが、トップ層ってまたいわゆる「小説的ストーリーテリングが存在していない」ものが多いですね。

　カクヨムって、小説読者というより、活字エンタメ接種者のほうが多数のような気がします。

　まあ、一般書籍も色々なスタイルのものがありますから、そこは全然いいとおもいます。募集要項でも、モキュメンタリーでオッケーとありますからね。

　肝はこちら。

『青春の物語に「非日常・不思議・不条理」などの要素が組み合わされば、本コンテストの範疇』

　青春て、『若者の焦りや葛藤』だそうです。

　モラトリアム期間が伸びて、大学生まで延長されていますが、主に高校生を中心にした十代の高校生が対象のようです。

　学校を舞台にした怖い異様な話というだけでは、青春の物語にはならんと。

　ここ、ミステリを書くうえでも、とてつもなく頭を抱えた部分だったんですが、そこ聞きたくありません？

　あ、どうでもいいすか。そうすか。

　どうでもよくない人だけ次にゴーでどうぞ。