重力起源の最強少年〜異世界で念力と間違われてるけど楽しいのでOKです!〜

猫助 月

第1話 冒険者登録

僕はバルクア。貴族、と言っても没落した元貴族だ。そして僕は転生者でもある


なんか、こう、視界がぐにゃってして気づいたら赤子になってた。え?母乳を飲むのに抵抗は無いのかって?抵抗はあったよ

ただもう諦めただけさ、HAHAHA


さて、そんなことはさておき僕は世界最強になったらしい。信用出来ないが仕方ない。だって神様が言ってきたんだもん。それに、神様曰く、今から5年後に母親が僕を奴隷商に売り渡すらしい


で、僕は生まれてから重力魔法が使えたから半年間使い続けたら神様がきて世界最強だといってきた。意味がわからない


こういうときは簡単だ。思考を放棄すればいいのさ


没落貴族、しかも没落した理由が横領や麻薬売買や他人を見下しているせいで公爵家のアルカナム家が動いて潰されたらしい。まあ他にも色々あるらしい


馬鹿でしょ。横領なんてしなけりゃ良かったのに


まあ、5歳になるまで売られないならそれまでにさらに強くなればいいと使い続けることはや5年


感想?そんなもの目の前に広がる血溜まりを見ればわかる。というか見なくてもわかるほど強くなったと感じる


なぜ血溜まりができてるかって?こいつらが奴隷商だから殺した。どうやら元々の性格と魂の変質が合わさって人を殺しても何も感じないらしい

ちなみにここ情報は神様は教えてくれた


「何のためにお前を産んだと思ってるんだ!私はっ、私はお前を教団に売って大儲けするはずだった。それを、恩を仇で返すなんて」

「まだ生きてたんだ。教団ってなに?」

「いいから助け―――」

「そっか、じゃあ死ね」


身体を潰して殺す


もう念じるだけで重力を操れる

物体に限らず魔法も重力で操れば方向を変えて僕の魔法にできるし霧散させて無効化や圧縮して威力向上させることが出来る。僕は重力意外だと生活魔法と呼ばれる


ぶっちゃけ生活魔法は便利である

火と風でドライヤー、火と水でお湯、火と水と風でシャワー、風と水と土で洗濯機など応用が効く


なんて便利な生活魔法。さて、そんkことより今後の活動目標を決めなけれ―――ば?


気づけば僕は真っ白な空間にいた

見覚えがある。これで二度目だからだ。つまり神様が僕に接触した


『……あなたは本当に面白い』

「え、ディスられてる?」


最初の一言がディスりとは一体


『ふふ、そういう所ですよ。今回はあなたに【災厄の神獣】の討伐を依頼します』

「依頼?命令じゃなくて?」


摩訶不思議、的な。…………何言ってんだ僕


『ふふっ、依頼であってますよ。報酬はあなたを神化させることです』

「神化?進化ではなく?」


何それ美味しいの?状態やで僕


『神化とは、その力の成長限界を無視して強くなったものが神の力として魔法や術から権能のさらに強い神権と言われる神が司る力へと神化させることです。わたしの場合は権能だった時間の力が神化して〈時の神権〉になることで時を司る女神であり、全ての時の力の起源になります』

「ほへー(ほへー)」


つまり神様が司る力が起源であり、起源になるために神化するってことか。多分そうだろう


『あってますよ。あなたの場合は既に力が約15%も神化しています。なので種族の神化が間に合わないと最悪の場合死にます。頑張ってくださいね』


そして気づけば視界は元に戻っていた


手にはいつの間にか【災厄の神獣について】と、でかでかと書かれたノートを持っていた


ペラペラと中を読んでいくと、【災厄の神獣】は神獣が魔神の邪気を浴びて堕天した神獣であり、この世界には四体の【災厄の神獣】がいるらしい。フェンリル、白虎、神竜二体、この四体が【災厄の神獣】であり、神竜は暗黒竜と爆炎竜と呼ばれているドラゴンで、この2体が一番厄介と書いてある


まあ、神化が10%以上でギリ死ねる。13%以上で五分五分。15%以上で勝てるらしい。不安なら20%でひねり潰せばいいとも書いてあった


なんか、脳筋かな?


まあ、神様曰くこの世界には認知されてないだけでゲームのステータスみたいなのがあるらしい

ステータスを見るためには『身体状況開示』と言うらしい


試しに心の中で言ったら普通に開いた


***

【身体情報】

名前:バルクア

種族:人族[次期重力神]

階級:2

技能:〈超強化[Lv1](現在使用不可)〉

魔法:〈生活魔法〉

【追加情報】

《生命:20/20 》 《魔力:測定不能》 《攻撃:10》 《防御:14》 《速度:25》

【神化情報】

権能:〈重力[85.2%]〉

神権:〈重力起源[14.8%]〉

※神化情報は神に連なる者にのみ閲覧可能です

***


わー、一応今の状態でも神竜に勝てる可能性はあるのか……


てか〈超強化〉ってなんぞや


まあ、目標達成のためにとりあえず冒険者になるのが一番速い気がする


ということでレッツゴー


野宿一日目


周囲に近づけない重力の結界で覆ったから割と熟睡できた。と言っても重力で浮いた状態で寝てたから違和感は多少あったけど


ここから一番近い街は確か北東にある迷宮都市レイナードだったはず


重力を操って高いところまで浮くと、五つの塔と都市が見えた


とりあえず道なりに歩いていくことにした


野宿二日目


重力で強化した身体で元いた場所から街まで残り4分の3くらいである

何せ今の僕は5歳児の身体である

当然歩幅は狭い


くっそ、この〈超強化〉が使えたら良かったんだけどなぁ

空を飛んでも良かったんだけどこの身体だと耐えられないんだよな…………ん?


ちょっと待てよ?耐えられないのは空気が直で当たるのがダメならその空気から身体を守るための重力の膜を作れば飛べるのでは?


ここ来て重力結界の応用ができるとは


身体を重力の膜で覆って、重力で飛ぶ


「うおっ、すっげー綺麗な空」

高度を下げて地面から70cmくらい離れた状態で高速低空飛行をすれば飛んでるのがバレないし、何より道なりに進める


ん?なんだあれ

盗賊か?


遭遇したのは見るからに盗賊って連中と豪華な馬車を守るようにして隊列を組む騎士の格好をした連中


ふむ、よく分からんが加勢がいるか聞いとくか

あと飛ぶのをやめて重力強化で殻を強化して走る


盗賊の数が圧倒的に多いからか騎士たちは次々と消耗して倒れていく


なんか一人だけ圧倒的に強そうな女騎士が生き残って、馬車を守り続けていた

おぉ〜、一対三でも平気なんだ。ただ体力の消耗が酷いな


僕は女騎士の死角から襲おうとした盗賊に飛び蹴りをお見舞いしてから着地する。蹴られた盗賊は馬鹿みたいに吹っ飛んで、気にぶつかって止まった

まあ、そりゃそうなる。何せ重力強化で強化された身体能力にプラスして蹴りの威力を一点に集中させたので威力が馬鹿みたいに上がっているのだ


あれは死んだね。蹴られたところが陥没してるし出血もえぐいからね


「女騎士さん、助力は必要?」

「子供!?危ないから下がって!!」

「危ない、ねー」


僕はあえて声を大きくして言った


「こんな雑魚に負けるほど弱くないんだけど」


「「「なんだと、このクソガキっ!!!」」」


「おー、怒った怒った。事実を述べて何がいけないの?さっきの盗賊だって飛び蹴り一発で死んだよ?」


そういうと盗賊の1人が確認しに行く


「し、死んでます!アニキ!」

「はっ、こんなクソガキに負けるなんてヤワな奴だな。この俺が直々に相手をしてや―――――ぶべらっ!?」


「おっそ」


事実、軽い重力強化で反応されずに懐に潜り込んで思いっきり殴って吹っ飛ばされるほど遅かった


「やりやがったなこのクソガキっ、おい、ボスに連絡入れろ!このクソガキを伝え――――」

「えい、ほっ、やっ、そうだ。適当に考えた技を使ってみるか」


無双状態で前に考えていた技名を言いながら重力を増加させる


「〈重力領域グラビティエリア〉」


グシャっと盗賊は潰れていく

周囲の重力を500倍にしたから当然である


「さて、無事かな?」

「……何者?」

「僕?僕はバルクア」

「長命種か?」

「いや普通に今は人間だよ」


いずれ神様になっちゃうけどね


「ではなぜ少年はここにいる。それとその強さは一体……」

「なぜって街に向かってるから。それと強さはただの努力だよ。そういう君と、馬車の中にいる人は誰かな?」

「失礼した。私はキュレネと言う」


ビシッと姿勢を正してから名乗る

そして馬車からは少女が出てきた


「初めまして。わたしはイルミス。どうぞイルミスとお呼びください」

「じゃあよろしく、イルミス」

「はいっ」


なんかすっごく嬉しそう

金髪ロングのお姫様って感じの見た目だなぁ


「あの!街まででもいいので護衛をお願い出来ませんか?」

「お嬢様!?」

「護衛?街ってレイナードのこと?」

「はい!」

「うーん、まあ暇だしいっか」

「っ!」


うん、すっごいキラキラ顔になるじゃん


「あ、でも街って金がなくても入れるのか?」

「それはこちらが払おう」

「いいの?」

「命を救われた身だ。私だけではお嬢様を守りきれなかった。改めておめでとう」


そう言ってキュレネは頭を下げる


「さすがに進行方向に襲われてる人がいたら助けるでしょ」

邪魔だし、と付け加える


「そうか、ありがとう。それより護衛の報酬は金貨15枚で足りるか?」

「金貨15枚?あ、そういえば僕、通貨のこと全く知らないじゃん」

「なら馬車の中でわたしがお教えします!」


そう言ってにイルミス引っ張られて馬車に入ると共にキュレネが馬を走らせる


イルミスの話は分かりやすかった

この世界ではしたから銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨がある

日本円に変換するとこんな感じだ



銅貨1枚=100円、大銅貨1枚=1000円

銀貨1枚=1万円、大銀貨1枚=10万円

金貨1枚=100万円、大金貨1枚=1000万円


つまり金貨15枚だから日本円換算すると、1500万円……だと!?


「え、多すぎないか?」

「え?もっと欲しいですか?」

「いやそんなに要らん」

「じゃあ金貨20枚です!」

「oh......、話が通じない」


わいわい話してたら街に着いたらしい

しかも顔パスっていうね

お偉いさんかー。感想が「すっげー」くらいしかないな


「バルクア殿、ここが冒険者ギルドだ」

「やっぱりバルくんもわたしの屋敷に来る?」

「いや、冒険者になって旅をするつもり。冒険者カードは身分証にもなるし」


少しだけ話をした後でお別れをしてから冒険者ギルドに入ると酒場が同接してあるのかバーのカウンターみたいなのがある


受付嬢がいるところに向かうと迷子と思ったのか幼子に対する口調で言われた


「どうしたの?ここは冒険者ギルドだよ。危ないからママかパパのところに行こうねー」

「登録がしたい」

「ぼくにはまだ無理だよー」

「年齢制限は無いはずだけど?」

「うぐっ、えっと、ぼくが冒険者になってもすぐ死んじゃうよー。もっと大きくなってからにしなさい。さっ、早くママのところに帰りなさい」

「母親なら殺した」

「えっ」

「早く登録の手続きがしたいんだけど」


あー、ダメだ。イライラする。次は警告するか


「嘘は良くないよー」

「はぁ、話にならない。次にそういう態度をとったら右手を吹き飛ばすから」


これだけいえば平気だろ


「だかね、ぼくにはまだはや―――」


―――――バシャッ!


「ああぁぁぁぁぁ!!」

「僕は警告したよ。はぁ、魔力を体内で循環させてたのが悪かったのかな…」


すると周りの冒険者が武器を構える


「おい、ガキだからって手加減はしねーぞ」

「はぁ、受付嬢さんは僕の話をまともに聞こうとしなかった。それに警告をしたのに変わらなかった。だから有言実行しただけ。文句ある?」

「おう、あるとも。ミーナちゃんに怪我をさせたんだからなぁ。そうだろ?野郎ども!」

「「「「おうよ!」」」」


そう言って周りの冒険者が同調する


こういうのはめんどくさい。1人が言い始めたらそれが周りに電波して広がっていく


「はぁ、面倒だけど全員を重力で拘束するか」

「今更ビビったのか?どうなん――――って動けねぇ」

「俺もだ」

「どうなってんだ」


はぁ、脳筋かな?もういいや、冒険者登録は明日でいいや。宿屋を探そう


―――

――


「うおー!久々の布団だー!やっぱり布団が一番だ。これがお布団の偉大さかー」


前世の布団程じゃないが布団があるだけでもありがてーよ


〜次の日〜


冒険者ギルドに入ったのだが…………


「こんな子供が?」

「このガキがミーナちゃんに怪我をさせて俺たちを動けなくしたんだ!」


なんか魔女って感じの人に拘束させられている

てか露出やばいよ?胸デカイ癖に露出激しいって変態さんかな?


「冒険者登録したいんだけど」

「ダメよ。ギルドの受付嬢に怪我をさせるような人間を入れることは出来ないの」

「うん、確かに理にかなってるけど、それはあくまでそっちが人の話を聞いていたらってことだけどね。まあ、そっちの受付嬢さんよりは話が通じそうだけど……」


この人は脳筋じゃ無さそうだなぁという見た目だけの決めつけである


「じゃあ、話を聞きましょうか。嘘を着いても私には無駄よ?」

「ふーん、興味ない情報をどーも」

「……本当に興味がないのね」

「だって所詮他人は他人でしかないんだから。昨日の出来事としては、冒険者登録をするためにそこの受付嬢に登録したいって言ったのに幼子に対する対応をずっとされて次その対応をしたら右手を吹っ飛ばすって警告したのに同じだったから有言実行して吹っ飛ばしただけ。あと話を聞かない冒険者バカどもが襲ってきたから拘束しただけ」

「……嘘じゃないわね」


おー、話が通じる!


すると冒険者の一人が言った

「でもそんなガキに負けるわけないだろ!」

そしてまた電波する


「はぁ、やっぱりこうなるのか」

「みんな待ちなさい!」


しかし言葉は届かずに襲いかかってくる


僕は体内循環させていた魔力を外に放出した


「「「「「ッ!!」」」」」


「それ以上僕の邪魔をするなら消すよ?」


魔力を放出から体内循環に切り替える


「じゃ、登録してくれるよね」

「私がしてあげる」


そう言って奥に入っていった変態魔女さんはしばらくしてから、青色のカードを持って帰ってきた


「血を一滴垂らせばあなたの物よ」

「ふーん、おー!」


血を垂らすとなんかピカーって光を放ち、収まると名前が記入されていた


これ、ステータスのシステムが利用されてないか?


「私はミレイナ、ここのギルドマスター代理をやっているの」

「ども、僕はバルクア。ちなみに僕は5歳だからって舐めると痛い目見るから。僕は基本的に有限実行が僕の行動原理だ。それだけは覚えておいて欲しい」

「ふふふ」

「っ!?!?!?!?!?!?!?!?」


なんだこの粘り気のある寒気はっ!?

出処は……ミレイナ!?変態魔女さんまさかっ


「さらばっ!」


急いで重力強化を使って逃げる

僕はこの寒気を知っている。前世で感じたことのある寒気、これは僕の直感が逃げろと警告を発する時に感じる女性関係の寒気だ!


「捕まえた☆」

「oh......」

「ちっちゃい、かわいい、ふふふ」


前世では身長が小さいせいで年下好きのお姉さんに狙われることがしばしばあったのだ。大変だった


それと同じ気配をミレイナから感じる


「モシカシナクテモトシシタズキデスカ?」

「かわいい、ふふふふふ」


あっ、これダメだ。年下好きのお姉さんだ。終わった


転生して五年半で最強になったのに未だに前世の年下好きのお姉さんに好かれることは変わらずの僕であった


○○○あとがき○○○


はい、ということでギルマス代理のミレイナはショタ好きのお姉さん魔女です。まじでなんでこんなキャラを思いついたんだろうね。見た目はちょっと露出が激しい真面目な魔女って感じなんだけどね

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