第6話 ダンジョン都市エコトロ
俺は野宿を重ねエコトロに着いた。
俺が着いたのは15時を少し回った時間で、町に入る人々も多く商人の馬車も十数台並んで居る。エコトロは王都に向かう者達の中継の町で、なおかつダンジョンが有るので町は繫栄していて、人口30万人の結構な町で王族の直営地に成っていて、代官が置かれているそうだ。
俺は町に入るとまずは冒険者ギルドに寄り受付に向かう。宿を紹介してもらう事にして聞くとギルド直営の宿が直ぐ其処に有ると言う。素泊まりに成るが1泊銅貨30枚と安く、綺麗では無いが低ランクの冒険者に人気だと言う。今だとまだ空きが有ると思うので急いでいった方が良いと言われたので場所を聞きその直営の宿に着いた。
宿は綺麗では無いが野宿に比べると大違いで、雨風が凌げてベッドに寝れて銅貨30枚は安い、無事一部屋確保したカランは冒険者ギルドに戻り、受付嬢からダンジョンに就いて話を聞いた。
それによると「ダンジョンは30層までのDランクダンジョンで、チームではEランク冒険者チームが制覇出来るレベルで、ソロならばDランク冒険者と認められます。しかしソロでこのダンジョンを制覇した冒険者はいまだおらず、ダンジョンを舐めて掛かると痛い目に遭う事がソロの制覇者がいない事を物語っていると思います。」と受付嬢が話して呉れて、俺にダンジョン制覇者のチ-ムリ-ダ-が講習会をギルド主催でするので参加しないかと誘いを受けた。
俺は慌てる旅でないし、レベルを上げてDランク冒険者に成り王都に向かう事にしている。俺が「その講習会の費用は幾らですか?」と聞くと、受付嬢が「費用はギルド持ちです。今後、ダンジョンに入り魔石やドロップ品を持ち帰って貰う事がその対価です。」と言うので、俺は即参加を決めると講習会は明日で朝9時からで午前中に終わるそうだ。
俺は次の日8時過ぎにギルドに来て書庫で錬金術の本を読んだり、魔法について書かれた本を読んで知識を増やす努力をしていると、9時が近付いて来たので講習が行われるギルドの会議室に入った。
そこには3組のチ-ムと2人のソロ冒険者が席に着いて居る。チームは5・5・4人の14人でそこにソロが3人入り17人の受講者だ、ギルドから依頼された冒険者チームのリ-ダ-が入りこの陣容での講習会が始まる。
講演者が会議室に入り、「俺はチ-ムウリカロの翼と言うチ-ムのリ-ダ-をしているマートンと言う者だ。今はDランク冒険者チームだが俺はソロではCランク冒険者だ、名前の様に俺達はウリカロ出身の冒険者で構成されている。ここのダンジョンを制覇したのは2月の終わりに成るので約1ヵ月ちょい立つ、ダンジョンは20層までは比較的優しいが21層からは魔物も強く成り苦労した。何より食料品の運搬が一番の苦労で、CランクやBランクのチ-ムに成ると魔法バッグを所持しているチ-ムもいるが俺達は持って居ない、なので食料を食い尽くすと帰って来なければいけない、そこが一番苦労した所だ、予備の食糧を食いつなぎ出口に辿り着き、ダンジョンを出てから2日程休息を取り再度アタックする。そんな事の繰り返しでやっと制覇出来たが、食料と水が一番大切だと言う事を肝に刻んで欲しい。後はギルドの練習場で模擬戦をしたいので、10分休憩後練習場に集まって呉れ。」と言って退室して行った。
そして今は練習場に来ている。そこにはチ-ムウリカロの翼の魔法使いの女性も来ていて、講習会に参加したチ-ムの魔法使いと模擬戦をしたが、ウリカロの魔法使いは水魔法の使い手で、俺が鑑定すると魔法レベルが4の魔法使いで、俺は目を皿の様にして彼女を追いかけた。
リ-ダ-のマートンさんのレベルは剣技レベル5で俺と大差ない、なのでそのものまねはせずにスル-したが、俺と模擬戦をする事に成った。
俺はEランク冒険者で剣技レベルは4だ、なのでマ-トンさんには負けるが最近自分を鑑定して居ないので確証が無いが剣技レベルが上がった様に感じていた。
俺とマ-トンさんが対峙すると、マートンさんが攻めて来たが全てを躱したり受け流したりして、マートンさんの攻撃を躱すとマ-トンさんが「待て!」と声を掛けて模擬戦がストップすると、マートンさんが俺に「君は確かカラン君と言ったよね。君は剣技スキルを持って居るのかい?」と聞いて来たので、俺が「ハイ、持って居ます。最近調べていませんが前に調べた時はレベル4でした。」と言うと、マートンさんが「それでは俺とほぼ同じだな?」と言いながらマートンさんが「今後も頑張って下さい。これで本日の講習会は終了です。」と宣言した。
今はまだ12時前で宿に帰るのは早すぎるので、ギルドで銅貨7枚の定食を食べてダンジョンに向かった。
ダンジョン前でタグを確認されて中に入ると、洞窟の匂いがするし最初の魔物スライムが1体で現れ、剣で切るが水を切っている様で手ごたえが無い、俺は本で読んだ事を思い出している。スライムは剣や槍の攻撃に強く殆どダメ-ジを与えにくいが、
一カ所だけ違う部分が有る。それはスライム独特の魔核で攻撃が入ると爆発する様に飛び散る。当然スライムも死ぬが魔石は残らない。と言う一文を思い出していた。
ダンジョンに入って下見の積りが、つい調子に乗って2層に来ていたがこの階層も出て来るのは、スライムとキャタピラーに吸血コウモリばかりで単調だったが結構な数を倒し魔石もスライム以外は採集している。
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