第42話 ここまでの【あらすじ】と【登場人物紹介】PART2
■『戦隊ヒーロー追放された俺、なぜか敵の幹部になって世界を変えていた件』
~第1話~第40話 全体あらすじ~
かつて「セイガンレッド」として正義の最前線に立っていた日向イツキは、仲間たちの裏切りによって“暴走怪人事件”の責任を押し付けられ、ヒーロー組織〈セイガン〉から追放された。正義を信じて戦ってきた彼に残されたのは、身に覚えのない烙印と孤独だけだった。
絶望の中で彷徨っていたイツキは、敵対していた秘密結社〈ネメシス〉に接触される。ネメシスの幹部ゼクスは、イツキの能力と精神に興味を示し、「幹部候補」としてのスカウトを持ちかける。躊躇しながらも、自身の理想を貫くため、イツキはネメシスへの加入を決意する。
そこで出会ったのが、実験体である少女型怪人ラミア(L-Lamia)。感情を持ち、人間らしい存在としての自我を育てていた彼女に、イツキはかつての自分を重ねる。ふたりは次第に信頼を深め、怪人と人間、正義と悪の境界を超えた“新しい関係”を模索し始める。
ネメシス内では、マッドサイエンティストドクトル・メディアスが中心となって「L-Disaster計画」という危険な怪人開発を進めていた。最初の成功体は斬撃型怪人ネファリウム(壱号)、続いて腐敗・溶解能力を持つベルゼヴュート(弐号)、潜入と精神支配を担うルクシィア(参号)が生まれる。
その一方で、ヒーロー組織〈セイガン〉でも不穏な動きが進んでいた。セイガンは“正義”の名のもとに、元仲間であるセイガン・ブルー(レン)やセイガン・ピンク(サクラ)を改造し、かつての人間性を奪って戦闘マシン化していた。やがて、暴走怪人ゲロスの事件を経て、ネメシスとセイガンは全面衝突に突入する。
ドクトルは怪人たちに「感情」を芽生えさせ、真の進化を促そうとするが、その思想は危険視され、ついにネメシスから追放される。亡命先のセイガンでは、狂気の科学者九頭ドクターによって拷問型の第二形態を与えられ、“ヒーローの皮を被った怪人”として再び表舞台に姿を現す。
時を同じくして、ネメシスの最上層――“総帥”が姿を現す。彼に従う青年アドレー=ノアは、未来の総帥後継者としてネメシス改革を担い、Ω-Zionオメガ・ザイオン計画を発表。これは“正義と怪物の融合”という新たな世界構想であり、イツキとラミアに対してもその可能性を見出す。
だがその頃、ドクトルと九頭はL-Disaster計画の技術をベースに新戦隊を作り上げていた。黒き拷問戦士デモリス(セイガン漆黒)と、カマキリと寄生虫を融合させた狂気のヒロインカマリナ(セイガンショッキングピンク)。ふたりは新生“正義”として投入され、旧式ネメシス基地を瞬時に壊滅させるという凄惨な戦果を挙げる。
デモリスは第二形態で相手の痛覚を操作し、拷問で快楽と死を与える怪物に。カマリナは敵の脳に寄生虫を送り込み、操った末に自死させるという「演出型殺戮」を披露し、“ヒーローの仮面を被った悪魔”の象徴として描かれる。
セイガン側は彼らを“新しい正義”として、レンやサクラと共に再編成された戦隊を結成し、ネメシスへと再び牙を剥く。
一方、ネメシスの中では、ゼクスが指揮を取る“旧ネメシス”と、アドレー=ノアが主導するΩ-Zion構想の“新ネメシス”との間に、冷たい緊張が走り始めていた。
「共存か、支配か」――その問いが、怪人にもヒーローにも突きつけられる。
いよいよ“正義”と“怪物”の境界が崩れはじめる。イツキとラミアは、自分たちが信じていた理想の正義すらも他者の実験材料にされかけていることに気づき、再び“選ばれなかった者”のための革命を誓う。
彼らの前に立ちはだかるのは、かつて仲間だったヒーローたち。
そして、怪人を超えた“第二形態”の人造ヒーローたち。
ネメシスの未来は、誰の手に握られるのか。
物語は、やがて“世界の定義”そのものを揺るがす激震の中へと向かっていく──。
ここまでの主な登場人物紹介。
◤主人公サイド(元セイガンレッド → ネメシス所属)◢
■日向 イツキ(ひなた いつき)
元:セイガンレッド(戦隊リーダー)
現:ネメシス幹部候補
正義を信じていたが、暴走事件の責任をなすりつけられ追放。
放浪の末にネメシスへ加入し、怪人や人間を問わず共存の道を模索。
ラミアと信頼関係を築き、組織を内部から変えようとする理想主義者。
戦闘能力・統率力ともに高いが、正義感と過去の傷の狭間で揺れる。
■ラミア(L-Lamia)
元:ネメシス実験体/L-Disaster計画の試験個体
現:イツキの相棒/ネメシス所属
外見は少女、能力は高レベル戦闘型。冷静沈着で合理主義。
イツキにだけは心を開いている。
自分が“怪人”であることに葛藤しながらも、人間らしさを求めている。
■ゼクス
ネメシス最高幹部
幹部選抜、粛清、怪人開発の全権を握る冷徹な管理者。
イツキの思想と動向に興味を示しつつも、危険視している。
組織の安定と支配を最優先とし、“感情”に価値を見出さない。
◤ネメシス側:怪人・研究者・新世代戦力◢
■ドクトル・メディアス
元ネメシス科学者/L-Disaster計画主導者
怪人に自我を芽生えさせることで進化を促す異端のマッドサイエンティスト。
セイガンに亡命後、九頭博士によって改造人間にされる。
現在はヒーロー然とした外見のまま、サディスティックな“新戦隊”開発に関与。
■ベルゼヴュート(L-Disaster弐号)
腐敗型怪人。飛行と溶解液を武器に持つ。
ネファリウムとのコンビ任務が多い。
任務への忠誠心は高いが、徐々に感情が芽生え始める。
■ネファリウム(L-Disaster壱号)
暗殺特化の斬撃型怪人。感情表現は乏しいが、ラミアに執着を見せる。
感情制御不能による任務逸脱歴あり。
■ルクシィア・メイルシュトロム(L-Disaster参号)
潜入・精神支配型のサキュバス怪人。
サクラと“姉妹”関係にあると示唆される。
自らサクラに吸収され、現在は行方不明。
■アドレー=ノア
ネメシスの“総帥”に付き従う青年。
ネメシス新時代を担う後継者として登場。
圧倒的な知性と冷静さでΩ-Zion計画を推進中。
イツキとラミアに対し「弱いが可能性がある」と興味を示す。
◤セイガン側(ヒーロー組織)◢
■レン(セイガン・ブルー)
元セイガンファイブの青。イツキ追放時に沈黙を貫いた。
罪悪感と忠義の間で苦しみ、現在は戦隊再編に参加。
デモリスやカマリナと共闘経験あり。
■サクラ(セイガン・ピンク)
イツキに想いを寄せていた少女。
L-Disasterの影響で怪人化し、暴走と自我の間を揺れる。
ルクシィアを吸収してからは二重人格のような複雑な存在に。
現在は“新セイガン”に所属し、カマリナやデモリスと共に行動。
■朝倉 ユウト(セイガン・シルバー)
セイガンの独立特務隊“銀の死神”のコードネームを持つ戦士。
電撃戦法と銀装甲を駆使し怪人を粛清。
任務中にネファリウムとベルゼヴュートに敗北し戦死。
■九頭ドクター
セイガンの科学者。人体改造・怪人技術を独自に研究。
ドクトル・メディアスを改造し、L計画の技術を掌握。
現在は「正義の名を借りた異常なヒーロー開発」に注力。
デモリス、カマリナを自らの“作品”と称している。
■デモリス(セイガン漆黒/第二形態あり)
ドクトルと九頭の手で生まれた“拷問特化型怪人”。
第一形態は黒装束のヒーロー風戦闘員。
第二形態で感覚を奪い、肉体・精神ともに苦痛で支配し殺害する。
初任務では小規模拠点を無傷で壊滅。
セイガン側の新世代兵器として配備。
■カマリナ・エクリュ(セイガンショッキングピンク/第二形態あり)
元アイドルをベースに、ドクトルが開発した寄生型ヒーロー怪人。
第一形態は戦隊スーツをまとった華やかなヒロイン。
第二形態ではカマキリのような姿に変貌し、敵の脳に寄生虫を送り込んで操る。
対象を踊るように殺すスタイルで、戦場を“舞台”と呼ぶ狂気を持つ。
拠点制圧任務では拷問まがいの演出で敵を自死に追い込む。
■セイガン・ゴールド(正体不明)
ディープステートと繋がりを持つ新世代ヒーロー。
セイガンの上層部に直接接続されており、意志なき戦闘マシンとも。
正体や存在意義は物語後半の鍵になる。
◤その他/組織・勢力◢
■ネメシス総帥(名前不明)
時空の歪みを越えて出現する神秘的存在。
ネメシスを創設し、今もその根幹を支配。
アドレー=ノアを後継者としてイツキらの前に現れる。
■ディープステート(DS)
セイガンを兵器化し政治的影響を及ぼす影の支配者。
多国間に渡る通信・軍事ネットワークを通じて人類社会を制御しようとしている。
九頭・ゴールド・セイガン上層部などに密接な繋がりを持つ。
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