第2話 退院した事だし、よし!学校に行くか!

よっす!!オレの名は鳴理金次郎!!

 あの山本秋美の騒動から1週間、オレは入院していたが、昨日遂に!遂に遂に!退院したぜ!!ヒャッハー!!!

 そして今!オレは現在絶賛登校中だ!!

 死んじまった担任の岡ピーの為にも、これからの学園生活!満喫するぜッ!エイエイオー!!


「おい、おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいオイッ!!そこにいるのはヨ!まさかヨ!相棒じゃあねぇの〜〜〜!!!???」


「そ、そ、その声!!まさかまさか!!!」


 オレは超高速で後ろを振り返るぅぅ!!


銀三郎ぎんざぶろうっ!!」


 そこには!酢池銀三郎すいぎんざぶろうがいた。


 説明しよう!!銀三郎はオレのダチコーで相棒だ!!


「久しぶりだぜ相棒!怪我大丈夫なのかよ!?かやかよ!?」

「おうよ相棒!バッチシだぜ!!!」


 オレは銀三郎と話をしながら学校へと向かったぜ!

 その話の中で、オレは今の学校の状況を聞いたぜ!


 なんでも、今回の事件は学校でも知れ渡っているらしいぜ。ま、そりゃあそうだろうけど!

 そんでもって、オレは校内じゃちょっとした有名人らしい。包丁を持った奴から生き延びた、とんでもなく凄えやつってな、ハハッ、照れるぜ!!

 そんでそんで、これが一番のビックニュースなんだけどよ!岡ピーが死んだ後に変わった担任は、若くてめちゃくちゃキレイな女の先生らしい!

 よっしゃ〜!!なんてラッキーなんだ!!きっと岡ピーがオレの学園生活を応援する為!こんなプレゼントをしてくれたんだな!サンキュー岡ピー!オレ、頑張るぜ!!




 そんで、オレと銀三郎が教室に入ると、オレにいきなり女子が抱きついてきた!!


「うわ〜ん、金次郎〜!」


 抱き付いてきたのは小学生の頃からのダチコー、鈴木妙子すずきたえこだ!

 説明すると妙子はポニテの美少女だ!


「おいおいおいおい!女子に急に抱き付かれるなんて

 相棒も隅に置かねぇな!!!このー、このー!!!」


「おいおいおいおい、肘でぐりぐりすんなって!それに妙子!!もう抱き付くなって!!」


「なっ!?べ、別に、あんたのことなんか心配してないんだからね!!」


 説明すんの忘れていたけどよ!妙子はツンデレだぜ!全く!素直じゃねえ奴だぜ!!


 そんでオレはその後、クラスの連中からは質問と称賛の嵐が来たぜ。

「どうやって山本を倒したんだよ!」とか、

「岡本先生、なんで殺されちゃったの!?」とか、

「くぅぅぅぅぅー、流石は金次郎、オイラの認めた漢だドン!!」とか、

「やっぱり金次郎君素敵!結婚して!」とか、

「はあ!?私が鳴理君と結婚すのよ!引っ込んでなさいこのブス女!!!」とか、

「イヤイヤ、金ちゃんと結婚すんのあたしなんだけど、2人とも殺すよ???」とか、

 …………ありゃ?なんか後半おかしかった様な…、まっ、いっか!!!!!!!そんな感じでオレはクラスの人気者になったってわけだ!いや〜ホントのホントに照れるぜ〜!




 そして放課後ッ!


「ちょっと金次郎!私と一緒に帰えんなさいよ!」


 そう話し掛けてきたのは妙子だった!


「おう!帰えんべ帰えんべ!」


 そうしてオレらは一緒に帰ることにした。



 そして下校中。


「あんた、クラスで結構人気者だったわね…」


「そうだったな!いや〜参った参った!」


「それに女子もアンタの事カッコいいとかなんとか言っちゃってさっ………」


「ナニィ!?それは誠かァ!!!」


「えっ?いやアンタ、気づいてなかったの!?クラスのほとんどの女子が、アンタの事カッコいいってチヤホヤしてたじゃない」


「ま、マジか……」


 全く!全くもって気づかんかった!!しかしそうか、オレの事をカッコいいって………


「ちょっと!何ニヤけてんのよ!」


「アイタっ!」


 妙子は突然!!オレの尻を回し蹴りしやがった!!!


「なっ、なにしやがんだよー!」


「アンタがニヤニヤしてんのが悪いのよ!あっかんべー!」


 妙子はオレに向けて舌を出しやがった。くそっなんだぁこいつ?いきなりどうしたんだ?


「しかし、そうかそうか!カッコいいか!もしかしたらオレも、念願の彼女持ちになるかもな〜!!」


















「…………………………………させないわ」




「えっ」


 一瞬、妙子の目から輝きが消えた気がした。


「妙子…今なんて…」


「んー、なんもないわよー」


 妙子は満面の笑みでそう言った。おいおい、なんだってんだよ。急に笑顔になりやがって……。


「さっ!早く帰りましょ!」


「お、おう……」


 ビューっと、涼しい風が吹く。が、今のオレにゃ、その風は寒すぎるほどだった。








「あの女、なんで私の鳴理君と一緒に帰っているの?あっ、そうか、あの女、鳴理君を騙そうとしてるんだ。………………許せない」


「私の…鳴理君を……許せない………」


「許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!!!!!」



オレへの脅威は、まだ終わっていない!!!!

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