目が覚めたら異世界で、チート級の能力を手に入れた主人公・ゼロ。クールで最強の雰囲気を漂わせているのに、中身はただの「普通の」サラリーマンというギャップが最高に面白いです。特に「俺、人は殺したことないんだけど?」というモノローグには笑ってしまいました。
そんな彼が裏社会で出会う、詐欺師のような相棒レオニスや、プライドの高い魔族のエリュシアとのやり取りが絶妙です。真面目にツッコミを入れるゼロと、彼を翻弄する周囲のキャラクターたちの掛け合いがコミカルで、シリアスな展開の中にもクスッと笑える要素が散りばめられています。
身分を持たずに生きる「普通」の男が、最強の力でどう生き抜いていくのか……。