第一章「夢」 3-②

3-②


 吉祥寺駅の南口は、比較的若い人が集うエリアだとそのときになって知りました。おしゃれな飲食店やカフェが多いような街のイメージでしたが、南口はチェーン店や値段の安い居酒屋が多く、最終電車がなくなった深夜一時を過ぎても大学生らしき一団などで賑わっていました。そこを通り過ぎて彼との待ち合わせ場所に行くと、閉まったお店のシャッターに寄りかかって倒れるように眠っている人がいました。周りを見るとその三軒隣の店の前でも倒れて眠っている人がいて、少し街のイメージは変わりましたが、この人たちは私と同じように何かモヤモヤを抱えてこんなに飲み過ぎたのかと思うと、見当違いかもしれませんがちょっと心が軽くなった感じがしました。

 一駅分歩いて帰り道を共にしたあの夜にも通った、末広通りという道の入り口付近で、彼と待ち合せました。そこは南口のメインエリアとさほど距離はありませんでしたが、大きな横断歩道が間にあったからなのか、雰囲気は別物と言っていいほど落ち着いていました。それもあって私がそこに着いてから十分後に到着した彼は、すんなりと私の姿を見つけ、若干おずおずと、半年ぶりに再会する私に近付いてきました。

「お久しぶりです」

「久しぶり」

 軽く再会の言葉を交わして、私たちは再び沈黙に戻りました。電話での沈黙と面と向かっての沈黙は勝手が違いましたが、どちらの沈黙も私は、居心地が悪くはありませんでした。

「ごめんね、急に呼び出しちゃって。来てくれてありがとね」

「いえ、連絡もらって嬉しかったです」

 素直なその言葉を聞いて、改めて私は自分に決心をつけました。

 今日は、自分に素直になっていい日なんだ。そう自分に言い聞かせて、彼との沈黙を完全に破りました。

「ちなみに呼び出しといて今更訊くのも悪いんだけど、明日は何か予定とかある?」

「いえ、明日は休みなんで全然大丈夫です」

「そっか。じゃあ、ちょっとだけお酒付き合ってくれない? そんなに長い時間にはならないから」

「もちろんです」

 そんな言葉を交わして、私たちは目の前にある横断歩道を渡りました。一人では心細く居心地が悪かった南口も、今ではちょっとだけ胸を張ったりして、相変わらず響く喧騒の中を歩いていきました。

「お店、どうしよっか。その辺の居酒屋とかでもいいかな?」

「僕は全然大丈夫なんですけど、ちょっと中うるさいかもしれないですけど、大丈夫ですかね?」

「うん、大丈夫。私も若いときはおんなじように騒いでたから、他人のこと言えないよ。気遣ってくれてありがとね」

「いえいえ、……そうなんですね」

 このとき、彼は笑いを漏らしました。個人的には笑いを誘った自虐ではなかったのですが、結果的にそうなったのが、私には少し自信になりました。

 他の街でも見かけたことのある二階に上がった居酒屋に入り、私は一杯目にジャスミン茶ハイを頼み、彼はハイボールを頼みました。ハイボールの値段が今まで見たどのお店よりも安くちょっと不安になりましたが、勢いで一口貰ってみると特別変な味はせず、どこのお店でも味わえるハイボールで逆に安心しました。質の悪い安酒かもしれないなどという口実を使ったのに思い過ごしだった事実が急に恥ずかしくなり、少しの間自分の胸の内を打ち明ける勇気を損ねましたが、早めに一杯目のジャスミンハイを飲み干して景気をつけると、彼も同様のペースで飲み干したのを見て大いに安心しました。

 枝豆などおつまみも頼みお酒を進めながら、私は少しずつ、彼に胸の内を打ち明け始めました。最初は遠回しに今日嫌なことがあったとほのめかし、彼の応答の言葉数が少しずつ増えるのを待って、改めてもう一度、今日の出来事を話しました。私には恋人がいて、その恋人とは前に矢崎君と会ってたときから実は付き合っていて、結婚を考えてるくらい真剣で、だけどその彼と今日別れて、それは相手からの一方的な申し出で、だから私はついさっき、どうしようもないくらい落ち込んだ。一から百までそのついさっきに起こったことのはずなのに、途中からどこか過去の出来事というか、他人事のように話しているのに気が付きましたが、それが今の自分の自然な感情であることに気が付いて、素直な内心が少しずつ言葉に現れ始めました。

 だからなのでしょうか、私はこの辺りから自分の話を聞いてほしいのではなく、純粋に彼と何でもないことを話したくなりました。満足いくまで聞いてもらってから普通の話がしたいなど虫がいいことは自覚していましたが、大人なんて大抵が虫のよい生き物で、私も友人に話を聞いてほしいなんて言われて散々同じ目に遭わされてきたんだから、今日くらいは我慢しなくていいんじゃないか、そんな風に考えていつの間にか、彼に軽口を叩くようになりました。

「矢崎君はさ、彼女とかいないの?」

 軽口の一歩目は、こんな風にして始まりました。このときにはもう、周りの若者たちの喧騒は気にならず、むしろそれに乗じて私も大口を叩きたい気分になっていました。

「いないですよ」

「ホント? 大学だったらいっぱい出会いあるじゃん」

「サークルとかやってなかったですし、もう卒業だからそもそも大学自体行ってないですし」

「ふーん、そっかー」

 四杯目の梅酒に口をつけながら、私はそんなような言い回しをしました。彼は困ったような顔をしながらも、どこか楽しげな雰囲気を出していて、私も無性に楽しくなってきました。

「ん? なに?」

「いえ、別に、」

「なになに? 言ってよ」

 本当は、彼が何かを言いたそうな顔をしていたわけではありませんでした。彼が困った顔を浮かべた後、一瞬だけ、真正面から私の眼を見つめていたことを、たまたま気が付いただけでした。

「いや、改まって言うの恥ずかしいんですけど……、こうやって女性と二人でご飯行ったりお酒飲むのって、俺、小野寺さんが初めてなんです」

 だから、こんなことを言われるなど、思いもよりませんでした。

「今まで、彼女がいたことは?」

 こんなことを訊いてしまうなど、思ってもみませんでした。

「中学のときに一回、でも、一ヵ月くらいで別れました」

 本当は言いたくなかったのか、言葉を終えた後で、彼は自分のグラスに口をつけました。

 しかし彼の四杯目のウーロンハイはもう空で、湿った氷の音だけが、喧騒の中でポツリと音を立てました。

「私のことって、どう、思ってる?」

 その言葉が、ポツリと落ちるように、口から零れました。

「本当に、素敵な人だなって、」

 ポツリと落ちるその言葉をすくうように、私は一心に、彼の眼を見つめました。

「矢崎君も、とっても素敵だよ」

 今度は、はっきりと伝えました。

 軽口ではなく、大口でもない。私のずっと持っている素直な内心を、真っ直ぐに彼に伝えました。

「あのさ、嫌だったら全然、断ってくれていいんだけど……、」

 だけど、これ以上は真っ直ぐとはいきませんでした。

 いくら酔いの勢いに頼っても、初めてというものはいつだって、慎重にならざるを得ないものです。

「この後もさ、もうちょっと、一緒に居てくれない……?」

 彼もきっと、同じでした。

 初めての食事、初めてのお酒、そして、初めての誘い。

「……、はい、もちろんです」

 ちょっと間を空けてから、彼はそう答えました。

 だけどその言葉は、真っ直ぐで、はっきりで、間違いなく、彼自身が生み出した言葉でした。


「……、来ちゃったね」

「……はい、来ちゃいましたね」

 鍵を受け取って部屋に入るなり、私たちはこんな言葉を交わしました。南口にはホテルがなく、一番近いところも金曜の夜で満室だったため、インターネットで調べた反対側のエリアのホテルに向かうために五分ほど歩いたからか、若干酔いがめたのが一因かもしれません。

「こういうとこ、初めてなんだっけ?」

「初めてです。……慣れてなくてすみません」

 部屋に着くなり、手荷物を机に置くわけでもなくただたたずんでいた彼を見て、より私の酔いは醒めた気がしました。リードとかそれ以前に、十歳も年下の男の子をこういう場に連れてきた責任感みたいなものを覚えて、一層冷静になったような気がしました。

「ちょっと、話そっか」

「……、はい」

 私がバッグをテーブルに置くと、彼も同じようにテーブルに置きました。私がベッドの端に腰を掛けると、彼も最初は迷いつつ、私から少し間を空けてベッドの中央部分辺りに座りました。

「小説は、今でも書いてるの?」

「はい、書いてます」

 右手をシーツにつくとしわができて、そのしわがあともう少しで彼の左手に届きそうなのを見て、私は思い切って寝転がりました。

「改めて思うけど、小説書いてるなんて、本当にすごいよ。私には絶対できない」

「いえ、まあ、ほとんど趣味みたいなものですから」

 彼は同じように、ベッドに横になったりはしませんでした。それを見て私は身体を起こして、一度音を立てて深呼吸をして、もう一度、シーツに右手をつきました。

「そういえば、私が主人公のモデルになってるお話も、書いてる?」

 それを訊くと、彼も声を立てて、ゆっくり深呼吸をしました。

「はい、少しずつですけど、書いてます」

 消えているテレビを見ていたのか、テーブルの上に置かれたカラオケにあるような食べ物のメニュー表を見ていたのかはわかりませんが、彼の少し遠くに向いた視線を見て、私も一度ベッドから意識を外すよう心掛けました。

「そっか。じゃあ、いつか完成するの、楽しみにしてるね」

「はい、ありがとうございます」

 しかし、彼は私から意識を外してなどいませんでした。そう見せようとしていた私もそれができなかったから、彼の内心がわかる気がしたのです。

「あの、小野寺さん」

「ん? どうしたの?」

 彼は声と共に、私に視線を向けました。私は声を受けて、彼に視線を送りました。

 そうして私たちの視線は、自然と、重なりました。

「その、ここまで来ておいて本当に勝手なこと言うんですけど、このまま、話しててもいいですか?」

「え?」

 だけど私たちの距離感は、相変わらず、不自然でした。重なった視線が、すぐに微妙にズレてしまうほどに。

「いや、あの、なんて言うか、酔った勢いでその、小野寺さんみたいな素敵な女性とそういうことするのって、すごく、失礼なんじゃないかって思って……」

 彼はそう言いながら、シーツのしわやらテーブルのメニュー表やらに目を向けました。

 だけどまだ何かを伝えようとしていたから、私は彼から視線を外しませんでした。

「こんなこと言って不快に思われたら謝ります。それはそれで失礼だっていうのもわかります。だけど、小野寺さんにはもっと、相応しいシチュエーションがあるんじゃないかって……」

 彼はまだ何かを伝えようとしていました。

 だけど、私の方がもう、我慢の限界になりました。

「矢崎君は、本当に優しんだね」

 私は立ち上がり、テーブルの上のメニュー表を手に取って、テレビ台の上に置きました。この高さに置いておけば、ベッドに座ったままの状態なら内容は見えなくなるはずです。

「うん、わかった。気を遣ってくれて、本当にありがとう。まだまだ話したいことたくさんあるし、私も嬉しいよ。……愚痴とかも、たくさん聞いてくれる?」

 再び彼の隣に座り、できていたしわが一つ消えました。もちろん別のしわはできましたが、私を差し置いて視線を向けるのに自然な位置にあるものは、全てなくなったはずです。

「はい、もちろん!」

 彼は私を見て、言葉通りに、そう言いました。

 それを見て私も、ここからは言葉通りのことを話そうと決めました。

「あとさ、さっきの話の続きなんだけど、」

 右手を、彼の太もものすぐそばに置きました。もしもそのチノパンを脱いで素肌になったら、体温すら感じられるほどに近くの距離に。

「もう完成してる小説って、あったりするの?」

 小指を伸ばすと、浮き出ているチノパンの素材に触れました。肌に触れていないほんの布地の部分だったので、彼は触れられたのに気付いていなかったと思います。

「はい、あります」

 それでも、彼の発した声が、少し真実味を帯びました。

 もしかしたら私の指先が、本当は彼に触れてしまったのだと思うほどに。

「それって、私、読んでもいいのかな?」

 だけど私は、この言葉に、真実味を込めるのを忘れてしまいました。

 彼にとっても、私にとっても、そして未来の私たちにとっても、重要な意味を持つはずだったこの言葉に。

「はい、もちろんです」

 でもそのおかげで、彼もこの言葉を迷いなく言えたのかもしれません。

 私の思い過ごしかもしれませんが、近頃は特に、そう思うようになりました。

「今、作品のデータ送りますね」

 彼がスマートフォンを操作すると、私のスマートフォンに通知が届きました。メッセージアプリを開くと、彼から一つのPDFのファイルが届いていました。

「うん、帰ったら読んでみるね」

 紙ではなくデータの形になっている小説は初めてだったので、仕事では頻繫に取り扱っているPDFファイルも、なんだか初めて触ったもののように感じました。

「ありがとうございます、小野寺さん」

 すると、彼は唐突に、私に感謝の言葉を伝えました。

 その言葉を聞いて、改めて、今日この場所に来た意味を自覚しました。

「ありがとう、矢崎くん」

 ここはただ、誰にも邪魔されずに二人きりで時間を共にできる場所。

 そう自分の中に答えを見つけると、自然と、彼に対する感謝の言葉が浮かび上がってきました。

「矢崎くんの小説の話、もっと聞かせてよ」

 そう言って、私はベッドに寝転がりました。天井の簡易なシャンデリアが、私の眼を閉じさせるように強い光を放っていました。

「はい、小野寺さん」

 彼も、私の隣に寝転がりました。天井の光が少しだけ、私たちのために柔らかい具合に変わった気がしました。

 それから私たちは、この場所に居続けられる最後の時間まで、小説の話を続けました。


 翌朝、というよりとっくに正午を超えて夕方にすら差し掛かっていましたが、酔いと共に深くも浅くもない睡眠から覚めた私は、自分の家のベッドで、彼に送ってもらったPDFの小説のデータを開いてみました。当たり前ですが小説なので、差し込みのイラストやグラフなどなくひたすら文字の羅列が目に飛び込み、まだぼんやりしている脳内は反射的に構えましたが、ここで目を逸らすとズルズルと先延ばしにする将来が経験上想像できたので、一文字ずつゆっくりと、彼の文章を読んでみました。

 前夜の私たちは、本当に、ただただ話し続けていました。お互いの肌に触れることはなく、暑くなってきたからといって衣服を一枚ずつ脱ぐわけでもなく、たまに体勢を変えたりベッドから起き上がってソファの方に移ったりしながらも、色々な話をしていました。不思議と眠気も延々と訪れず、彼も実は我慢していたのかもしれませんが私と同じテンションでいてくれて、そのまま話を続けました。

 小説以外にもたくさんの話をしました。小説以外の趣味だったり、彼のよく知る吉祥寺や西荻窪の話だったり、逆に私の地元の話だったり、そこでどのような学生時代を過ごしたのかだったり、こんなにしていれば何度もした話が被ったんじゃないかと思い返してみましたが、その感覚はなく全ての話が新鮮で、かと言ってその全ての話を憶えているわけではないのですが、チェックアウトの時間が来て二人で部屋を後にするまで、新鮮な感覚だけが残り続けていました。その後はさすがに歩いて帰る元気はなく、駅でタクシーを拾って彼を途中で降ろし、私も家に帰りました。ホテルではシャワーすら浴びなかったので軽く浴び、そこで急激にどっと眠気が湧いてきて、そこからなんとかベッドには辿り着いたようで、気付いたら夕方に差し掛かる時間になっていました。

 以上が事の顛末で、正真正銘やましいことは何もなかったと胸を張って言いたいところですが、彼の文章を一文字一文字読んでいくうちに、彼に対する罪悪感が沸き起こってきました。

 確かに身体の関係は何もなかった。話も他人に聞かせられないようなものではなく至って清廉で、ただくつろぎながらできたという意味ではあの場所は間違っていたとは言い切れず、つまり私は、彼をあんなように連れ回してしまった言い訳を探ろうとしていたのです。恋人に振られた勢いで、その勢いで一人でお酒をあおって酔った勢いで、その勢いで彼を誘い、胸の内を聞いてもらい、その時間が私にとっては変な手応えに変わり、手応えは時間を経て好奇心に変わり、好奇心はぐちゃぐちゃになった感情と合わさって、一時の欲望に換わった──。

 今思い返すと、私にはその移り変わりが、恥ずかしくてたまらないのです。そりゃ、一つ一つの状況を冷静に鑑みたら、当然に出てくる感情です。十個も年下の男の子を私の一方的な状況で呼び出し、お粗末な話を聞かせ、散々付き合わせた挙句私の欲望を押し通し、彼が冷静で沈着で、真摯しんしだったからよかったものの、そのまま突き進んでいたら、彼を誤った道に引き入れるところでした。彼の言った「相応しいシチュエーション」は、私ではなくまさしく彼のためにある言葉です。それを踏み外させようとしただけでなく、既にズタズタな私のプライドをせめて傷つけまいと、彼は精一杯気を遣ってくれた。こんな情けないことが、これ以上にあるでしょうか。社会人としてもう十年近くの年月を送っているのに、こんな簡単なことすらわからないなんて、本当に恥ずかしい限りです。そしてそれをその若さで十二分にわきまえている彼が、本当に鮮明に見えました。私の生きてきた時間と彼のつちかってきた時間の違いを、嫌というほど身に染み込ませました。

 だからこそ、彼のつづる一文字一文字が、私には重いのです。内容云々ではなく、私になかったものをこれでもかというほど痛感させられる彼の文章が、読み進める手を重くするのです。一日十ページ、いや一日五、六ページも読めれば御の字でした。何度も何度も同じ部分を読み返し、そこに込められた彼の心情を出来得る限り想像して、少しずつ読み進めました。通勤の電車でも、お昼休憩の間でも、家に帰った束の間の一時でも、彼の小説を読みました。たくさん時間をかけて、一ページずつ、一行ずつ、一文字ずつ、彼の書き綴った言葉を、私の体の中に取り込みました。

 そうして一日一日と、時間が経ちました。そんな日々を一日一日と過ごしていたら、いつの間にか随分と時間が経っていました。その時間は約半年で、いくら時の流れに鈍感な私でも、かなり長い間が過ぎたのだと実感しました。

 そうして、私と彼はその長い間、ほとんど連絡を取り合うことはありませんでした。

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