プロローグ2
もう一つのプロローグ
わたしは
そんな黒髪美人のわたしが住む場所を探している人達に素敵な部屋を紹介してあげるのだ。
そこのあなたはどんな部屋に住みたいですか? あなたの希望や夢をわたしに聞かせてください。
あなたの望みを叶えてあげますよ……。
わたしは全身鏡の前に立ちにっこりと笑う。上下黒色のスカートスーツに身を包み、横幅も縦幅も広いアーモンド形の目にブラックのアイライナーを引き赤リップをたっぷり唇に塗る。
うふふ、今日もわたしは美人だ。
わたしが素敵なお部屋を紹介してあげるわよ。その前に紅茶かコーヒーを一杯どうぞ。
わたし、森口さやは賃貸物件のオーナー兼カフェのオーナーなのだ。
わたしはにっこりと微笑みを浮かべた。だけど、わたしの微笑みは……。
あなたを恐怖のどん底に突き落とすかもね。うふふ。
さや荘へようこそ。
今回のお客様はあの学校へと導いてあげましょう。
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