ぜひとも一度読んでほしい! 古典✕現代ドラマの感動ストーリーです!

 本当に読んでよかった! 野々宮さんの作品と出会えてよかったです。

 細かな情景描写や揺れ動く心理描写がとても素敵です。特に、夜の闇に対比するような光の描写が美しくて、タイトルとマッチしていると感じました。古典の要素も新鮮で、主人公とかぐや姫の関わり合い方が心に沁みました。天の羽衣や不死の薬など、竹取物語のアイテムを活かしたストーリーは、高校生かと驚くほどに素晴らしかったです。

 ただ、冒頭部分の『空に煌々と光る存在』というのは月を指しているのだと思うのですが、星と紛らわしいかと感じました。「照らす」「明々と」「浮かぶ」「かがやく」などの言葉を使うともう少しわかりやすいかなとも思います。差し出がましくてすみません⋯⋯。

 これからも執筆頑張ってください! 応援しています!!

その他のおすすめレビュー

有線いやほんさんの他のおすすめレビュー11