第45話 朝も
部屋のベッドでまどろみの中、下半身に暖かみを感じた。
うん!?
目をあけて毛布をずらすと、小柄なピンク髪をした少女が一糸纏わぬ姿でいた。
「あっ、今日は君なんだね」
「うん、すぐ気持ち良くしてあげるね」
そう言うと彼女は毛布をどけると僕に跨ってきた。
◆◆◆
シャーシャー。
彼女に気持ち良くして貰った僕は、一緒にシャワーを浴びている。
「セレスくんって本当に最高! 本当に凄いね」
「あははっ、まぁね」
シャーシャー
「それじゃ、セレスくん、洗ってあげるから椅子に座って」
「うん、ありがとうっ!」
「ううん、男の子の体を触れるなんてご褒美でしか無いから気にしないで」
そう言うと彼女は僕の体を手で洗い始めた。
僕の体を洗いあげた彼女は自分も素早くシャワーを浴び始める。
「すぐに拭いてあげるから少しだけ待っててね」
胸は少し小ぶりだけど、顔は凄く整っていて色白。
なかなかの美少女だ。
本当に今の時代はタイプこそ違うが美少女しかいない気がする。
少なくとも今迄見た気がしない。
手早くシャワーを浴びてでてきた彼女はタオルを持つと僕の体を拭き始めた。
「ありがとう」
「ううん、本当に、男の子の体に触れるなんてご褒美でしかないもん。セレスくんみたいに優しい男の子他にいないよ」
「そう言って貰えると僕も嬉しいよ」
「嬉しいなんて……セレスくん、はい拭き終わったよ」
「ありがとう」
僕がそう伝えると、彼女は笑顔になり、顔を赤らめた。
◆◆◆
「それじゃ、セレスくんまたね」
「うん、またね」
シャワーを浴びたあと、服を着た彼女は僕に見送られながら部屋を後にした。
彼女は凄く可愛い。
だけど、名前を僕は知らない。
何故かって……彼女はキャミ―がスケジュールした女の子だけど、最近では覚えきれなくなってきた。
僕は朝が凄く弱い。
だから、楽に起きる事を考えた結果、朝もスケジュールに入れて貰った。
朝から女の子とのSEXで目覚めるなんて最高な目覚めだし、女の子の方も触れ合える順番が早く来てWINWINな状態だ。
寝ている状態で他人を部屋に入れるのには少し抵抗があったが、今の時代の女の子は、基本的に男の子に優しい。
だから、気にするのはやめてカギをかけずに寝る事にした。
しかし、朝からSEXで目覚めるのは……凄く良い。
朝寝坊な僕が気持ち良く起きられる。
しかし……流石に名前を覚えるのが難しくなってきた。
最初のうちは努力したんだ。
だけど、毎日日替わりで新しい女の子数人と交わっていくと、数日間で名前がこんがらがってきた。
だから、名前を覚えるのを半分諦めた。
尤も学園から貰ったリストには女の子のデーターが3D写真付きで書かれているから、そんなに問題は無い。
◆◆◆
朝食を学食に行きたべてから授業に参加。
しかし、男の子は見ない。
引き篭もりっばかりだと聞いたけど、本当に偶にしか見かけない。
最近になり知ったのだが、男の場合は授業には参加しなくても問題は無いらしい。
『勉強もしないで将来どうするんだ』
と思ったが、男の場合はパートナーに将来養って貰う事になるから問題は無いそうだ。
それに……セシリア先生やマリアーヌ主任と話したんだけど……
『セレスの場合は、自由にして良いからSEXに励んで』
『キミがSEXしてくれればくれる程、私やセシリアの評価はあがるんだよね。この世界は搾精によって人為的に男性から手に入れた精子に頼っている。それを行う為に中央は莫大なお金をかけているんだ。それでも年々人口は減っていく。セレス、キミは偉いね。自発的に女の子を抱いて人口増加に貢献している。まだ成果は出て無いが、そのうち妊娠という形で成果がでるのは時間の問題だ。そうなれば、中央はこの学園を評価するし、そこの責任者の私、指導者のセシリアも評価される。感謝するよありがとう』だって。
こんな風に感謝され『SEX最優先で動いてくれて構わないから、その為の協力は惜しまない』とまで言われてしまった。
だったらもうSEX中心に女の子に喜ばれる様に学園生活をする。
それが一番良い。
そう思うようになり、そうする事に決めた。
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