第12章改:再起
目を覚ましたとき、直樹は自分の部屋にいた。
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「……2023年12月1日」
(また戻った。今度は……京子が死ぬ前だ)
ベッドの上で息をつく。
今度こそ、すべてを救うために。今度こそ、最後にするために。
(京子も、洋子も、隼人も。絶対に、誰一人死なせない)
これが、直樹に与えられた“最後の冬”——。
すべての謎を解き、すべての痛みを受け止め、直樹は未来を変える決意を新たにする。
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