ウンム、飾り窓を見て

用語解説

アシッドアタック　主に多いのが男性から女性への攻撃。特に多いのはインドやパキスタン等であり、カイロではそこまで多くはない。近年ではイギリスや日本でも行われた例がある。今回のテーマにマジュヌーンライラというイスラム圏に伝わる悲恋の物語のモチーフが含まれるため、狂人の恋の象徴として女性から女性への攻撃手段とした。

ウンム

　母　結婚し子供が産まれると女性はウンム◯◯(◯◯は子供の名前)と呼ばれるようになる。子供の名前を決めておいて結婚前から呼ばれることを望むものも。基本的には長男の名前。しかし、男がいない場合は長女の名前であることもある。

飾り窓

女性の姿を隠しながら外を覗けるように作ってある窓。カイロでの女性は外に素顔を出して出ることが難しい時代がある。カイロはイスラム圏では都会であるため、時代により髪や顔を出している時期もある。

バハル

海という意味、ナイルの別名でもある。

ナイル川に近い住宅街　いわゆる下町。楽器演奏者の家なども多い。中心街のそれなりの身分があるものからは差別されることもある。

従兄弟　部族の関係でアラブ系は父方の従兄弟と結婚するものが多い。マジュヌーンライラのモチーフでは従姉妹に恋した男がその従姉妹を奪われ狂人となる。

※25分の残りを使って用語解説をします。